執筆:福光潤 公開:2010/09/02 コメント(1件) |
邦題
戦争と平和
ふりがな
せんそうとへいわ
英題
War and Peace
発音
ヲーrぇんピーす
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意味
War | and | Peace |
↓ | ↓ | ↓ |
戦争 | および | 平和 |
⇒ 戦争と平和
⇒ ナポレオン時代の、戦争と平和!
⇒ ナポレオン時代に、戦争とは何か、平和とは何かを、ロシア人の視点で、リアルに描く、超巨編フィクション!
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1865年~1869年/ロシア/本/小説、大河ドラマ、貴族、群像、戦争、読んだフリ特集
- 著者:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(Leo Tolstoy)
- 翻訳者:米川正夫、藤沼貴、工藤精一郎
- イギリスで最も読んだフリをされた本ランキング第2位~2009年3月発表 by 世界本の日(World Book Day)主催団体
- 上記作品の映画化
- 1956年/アメリカ、イタリア/映画/文学、ヒューマン、歴史
- 監督:キング・ヴィダー(King Vidor)
- 製作総指揮:カルロ・ポンティ(Carlo Ponti)
- 音楽:ニーノ・ロータ(Nino Rota)
- 出演:オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)、ヘンリー・フォンダ(Henry Fonda)、メル・ファーラー(Mel Ferrer)、ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)
- 第29回アカデミー賞3部門ノミネート!
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コラム
- 昔、ラジオ『百万人の英語』で、遠山顕先生が『戦争と平和』を使ったジョーク「ノック・ノック」を紹介してくれたのを今でも覚えています♪
A: Knock, knock!
B: Who's there?
A: Warren!
B: Warren who?
A: "War and Peace"!⇒ 発音と訳文
「War and」の部分が、「Warren(ウォーレン)」という男性名の発音と似ていることが分かります。
映画予告編動画の27秒目でも、『War and Peace』の発音チェック可!
- 小学校の国語の問題で、次のような問題がありました。
Q:「戦争」の反対語は?
A:「平和」
これ、いつも間違えていました!
「カレーライス」の反対語が「チロルチョコ」だといわれたら「へ?」ってなるように、なんだか腑に落ちない二項対立を突きつけられた気分。
「戦争」は行為で「平和」は状態だと思っていたので、同じ一直線上にならぶ反対概念だとは思えなかったのです。
「戦争をする」とはいえても「平和をする」とはいえず、「平和だなぁ」とはいえても「戦争だなぁ」とはいえませんからね。
国語辞典を引いても、「戦争」の定義は「戦うこと」(動作)、「平和」の定義は「平穏であること」(状態)として説明されます。
でも、英語の「war」と「peace」を理解すると、スッキリ!
どちらも状態か期間をあらわす言葉であって動作じゃない。
対義語ペアだと一目瞭然ですね!
日本語で「戦争」と「平和」を考えるときには、この曖昧な語義・語感をなんとかしなきゃと、いつもまどろっこしく感じてしまいます。
- ちなみに、『戦争と平和』の舞台は1805年~1813年。
アウステルリッツの戦いからナポレオンのロシア遠征あたりまで。
トルストイの執筆時から約60年前の出来事を描いています。
その意味では、司馬遼太郎が『坂の上の雲』(1968年~1972年)で、連載時から約60年さかのぼる日露戦争を描いたのと似ていますね。
いまから65年前の太平洋戦争も、トルストイ級or司馬級の長編でじっくり読んでみてみたいなぁ。
ていうか、その前に『戦争と平和』は読んだフリ……未読でした(^^;)
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