執筆:福光潤 公開:2008/09/26 コメント(1件) |
邦題
若死にするのは善人だけ
ふりがな
わかじにするのはぜんにんだけ
英題
Only the Good Die Young
発音
オぅんりー£グっダいヨん(ぐ)
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意味
Only | the | Good | Die | Young |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
~だけ | ~な人々 | 善良な | 死ぬ | 若い |
善良な人々 | ||||
善良な人々だけが | 若い状態で死ぬ |
⇒ 善人だけが若くして死ぬ
⇒ 善人は若死にするものだ
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1977年/アメリカ/音楽/ロック、ポップ、シンガーソングライター
- 作詞・作曲・歌・演奏:ビリー・ジョエル(Billy Joel)
- アルバム『ストレンジャー(The Stranger)』からの4thシングル曲
- 全米チャート最高第24位!
★『若死にするのは善人だけ』のライヴ動画(YouTube)
41秒目等で『Only the Good Die Young』が発音されます。
★『若死にするのは善人だけ』の関連動画(YouTube)
歌詞を3Dアニメで再現♪(Second Life in 2007)
40秒目等で『Only the Good Die Young』が発音されます。
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コラム
- まずは、タイトル英語を構成する英語学習ポイントを3つ:
- 「ザ・善い」=「善良な人々」⇒「善人」
「the + 状態・性質をあらわす形容詞」で、その状態・性質をもつ人の集合を指します。
つまり、「the good」=「good people」。
- 「ダイ・若い」=「若くして死ぬ」⇒「若死にする」
「die + 状態・性質をあらわす形容詞」で、「その状態・性質のまま死ぬ」という意味。
ほかに、「die happy」=「幸福のうちに死ぬ」などあり。
ただし、『ダイ・ハード(Die Hard)』は、違うパターン。「そう簡単に死なない、しぶとい(奴)」という意味です。
- 「only ○ ☆」=「○だけが☆する」⇒「☆するのは○だけ」
「善人だけが若死にする」と訳すより、「若死にするのは善人だけ」のほうが、それらしい翻訳になりますよ、という、翻訳上のヒントをあたえてくれる邦題。
- 「ザ・善い」=「善良な人々」⇒「善人」
- それにしても、すごい邦題ですねぇ~。
今週の全米ヒットチャート第24位は?!(効果音:ダダダダダダダ~!)ビリー・ジョエル! 『若死にするのは善人だけ』~! って、DJも、さぞ言いづらかったに違いありません!^^;
でも、直訳だから仕方ないといえば仕方ないんですが、現在なら『オンリー・ザ・グッド・ダイ・ヤング』と、カタカナ訳の邦題になるところでしょうか。
- 当時の全米ラジオ局でも、話題にのぼったそうですよ。それまでに、
と、ヒットを続けたあとに、この強烈な英語タイトルの曲!
しかも、その内容は、厳格に育てられ恋におくてなカトリック教徒の女の子ヴァージニア(Virginia)を、ちょい悪ガキな主人公(=ビリー)がそそのかそうとして、あの手(詞)この手(詞)で語りかける歌なのです。
♪歌詞引用
They say there's a heaven for those who will wait
Some say it's better, but I say it ain't
I'd rather laugh with the sinners than cry with the saints
Sinners are much more fun....
You know that only the good die young
待っとったら 誰でも天国に召されるって?
喜ぶやつらもおるけど 僕はええ迷惑やで!
聖人と共に嘆くより 罪人と一緒に笑(わろ)たる!
罪人のやつらの方が おもろいもんなぁ…
あのな 若死にするんは善人だけやねんで!(飛訳:福光潤)
カトリック系の局を中心に放送禁止扱いとなり、とあるライヴ会場では「この曲を演奏したらコロス!」とまで脅迫されたけど、お返しに2回歌ったとか。ボクシングにハマっていた時期のビリーらしいッス!
YouTubeでは、若死にした有名人を並べて、この曲を流している動画が散見されますが、そんな感慨にふける歌詞じゃないんですね!
「Virginia Callahan」という実在人物にビリー自身が惚れた経験に基づいています。教会の奥から彼女を連れだそうと必死に考えだした決め台詞が、このタイトル英語。
そんな個人的な内容なのに世間は騒ぎたててくれて、おかげでええ宣伝になるわヒットするわで、
センキュゥ♪(o ̄∇ ̄)/
と、カトリック教会に手紙を出したそうな。
もちろん英語で。
もちろん顔文字は抜きで。
しかも、その内容は、厳格に育てられ恋におくてなカトリック教徒の女の子ヴァージニア(Virginia)を、ちょい悪ガキな主人公(=ビリー)がそそのかそうとして、あの手(詞)この手(詞)で語りかける歌なのです。
♪歌詞引用
They say there's a heaven for those who will wait
Some say it's better, but I say it ain't
I'd rather laugh with the sinners than cry with the saints
Sinners are much more fun....
You know that only the good die young
待っとったら 誰でも天国に召されるって?
喜ぶやつらもおるけど 僕はええ迷惑やで!
聖人と共に嘆くより 罪人と一緒に笑(わろ)たる!
罪人のやつらの方が おもろいもんなぁ…
あのな 若死にするんは善人だけやねんで!(飛訳:福光潤)
カトリック系の局を中心に放送禁止扱いとなり、とあるライヴ会場では「この曲を演奏したらコロス!」とまで脅迫されたけど、お返しに2回歌ったとか。ボクシングにハマっていた時期のビリーらしいッス!
YouTubeでは、若死にした有名人を並べて、この曲を流している動画が散見されますが、そんな感慨にふける歌詞じゃないんですね!
「Virginia Callahan」という実在人物にビリー自身が惚れた経験に基づいています。教会の奥から彼女を連れだそうと必死に考えだした決め台詞が、このタイトル英語。
そんな個人的な内容なのに世間は騒ぎたててくれて、おかげでええ宣伝になるわヒットするわで、
センキュゥ♪(o ̄∇ ̄)/
と、カトリック教会に手紙を出したそうな。
もちろん英語で。
もちろん顔文字は抜きで。
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