
| 執筆:福光潤  公開:2006/04/24 コメント(1件) | 
邦題
スルー・ザ・ファイア
ふりがな
するーざふぁいあ
英題
Through the Fire
発音
θRゥー£ぁFァいえr
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意味
| Through | the | Fire | 
| ↓ | ↓ | ↓ | 
| ~の中を通って | その(目の前で 行く手をはばむ) | 火 | 
⇒ 行く手をはばむ火の中を通って
⇒ たとえ火の中をくぐり抜けようとも
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1984年/アメリカ/音楽/R&B、ソウル、バラード
- 歌:チャカ・カーン(Chaka Khan)
- 作詞・作曲:デイヴィッド・フォスター(David Foster)、トム・キーン(Tom Keane)、シンシア・ワイル(Cynthia Weil)
- ソロ5thアルバム『フィール・フォー・ユー(I Feel for You)』からの4thシングル曲
- 全米チャート最高第60位!
- 代表カバー:ピーボ・ブライソン(Peabo Bryson)
 
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コラム
- 「~の中」という日本語を見ると、つい「in」という前置詞を思い浮かべてしまいます。
 しかし今回のタイトル英語『Through the Fire』のように「through(スルー)」を使う場合もあります。
 たとえば「go through fire and water」という表現があります。
 日本語にするとどうなるでしょうか。
 go through fire and water
 → 火と水を通りすぎて行く
 → 水火も辞さない
 ⇒ たとえ火の中、水の中
 と、お馴染みの日本語表現につながります。
 タイトル英語『Through the Fire』の「through」は、目の前の火のエリアに入って行き、通り抜けてから出てくる様子を指します。
 たとえるならロボコップが火の中から歩いて出てくるシーンのようなイメージですね。
 
- 歌詞に出てくる同じような意味のフレーズをまとめてみました。
 『スルー・ザ・ファイア』を聴きながらチェックしてみてください。
| through the fire | 火の中をくぐり抜けてでも | 
| to the limit | とことん(limit=限界) | 
| to the wall | 最後の手段に出るまで(wall=壁) | 
| through whatever | 何があっても切り抜けて | 
| come what may | 何が起ころうとも | 
| right down to the wire | 最後の最後まで(wire=決勝線) | 
| even through the fire | たとえ火の中をくぐり抜けようとも | 
「fire」と「wire」のライム(脚韻)が印象的なサビです。
「fire」の正しい発音を習得するのにピッタリの曲です。
「fire」の正しい発音を習得するのにピッタリの曲です。
- また、歌詞中の「we're through before we start」は「私たちの関係は始まる前からすでに終わっている」という「あなた」の悲しい発言。
 でも、「私」は「we've only just begun(始まったばかり)」とポジティブに歌い上げます。
♪ Through the Fire...
目には目を、スルーにはスルーを。
そんなわけで結婚式の定番曲としてよく使われるようになりました。
そんなわけで結婚式の定番曲としてよく使われるようになりました。
- ちなみに、映画サントラ『トップガン(Top Gun)』に収録されている『炎をぬけて(Through the Fire)』(by Larry Greene)は同名異曲。
 こちらでも「Through the fire / To the wire」と同様のライミングで歌われていますね。
 
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