ホーム データベース シー・オブ・ラブ

シー・オブ・ラブ

『シー・オブ・ラブ』の英題とその意味は??
執筆:福光潤
公開:2006/05/15
コメント(1件)
Amazon『シー・オブ・ラブ』詳細ページへ
Amazon『シー・オブ・ラブ』詳細ページへ
目次を表示

邦題

シー・オブ・ラブ

ふりがな

しーおぶらぶ

英題

Sea of Love

発音

スィーうv

英語例文へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ

意味

Sea of Love
~の

⇒ 愛の海
⇒ 海のように広大な愛の世界
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★ハニードリッパーズ版『シー・オブ・ラブ』のMV動画(YouTube)
45秒目等で『Sea of Love』が発音されます。


★映画『シー・オブ・ラブ』の予告編動画(YouTube)

スポンサーリンク



コラム

  • sea」は「」という意味。

    この地理的な「」という意味が遍在通念であるため、ふつうは「the sea」のように定冠詞「the」が付けられます

    100年前(1905年)にドビュッシー(Debussy)が作曲したフランス印象派音楽の代表曲『La Mer)』にも定冠詞「La」が付いており、英題の方も『The Sea』と呼ばれています。


  • 今回のタイトル英語『Sea of Love』からは、そんな「the」が抜け落ちているようです。

    でも歌詞にはしっかり「the」が登場しています。

    ♪歌詞引用(サビ)
    Come with me, my love
    To the sea, the sea of love
    I want to tell you how much I love you

    一緒においで いとしい人よ
    海に出るんだ そう 愛の海へ
    君への愛の深さを 感じてほしい
    (飛訳:福光潤)

    とっても聞き取りにくいんですが、ちゃんと「the」と言っていますね。


    この「the sea of love愛の」は、地理的な海というより、量的にたくさんあり空間的に広大な様子を海にたとえた比喩表現です。

    つまり、上記の遍在通念に付ける「the」ではなく、「the 名詞 of ~」というフレーズがベースとなっています。

    of ~」の部分が「名詞」を修飾しているため、定冠詞「the」を付けて限定しています

    ここでは「でも愛の」という感じの「the」でしょうか。

    歌詞としては歌い手の世界に登場する「the sea of love」を表現しているけど、楽曲タイトルとしては聴き手の数だけ世界があるから(歌い手の世界に限定されないから)「the」を付けないSea of Love』なんだと解釈できます。


  • このオールディーズ曲『シー・オブ・ラブ』は、1989年の官能サスペンス映画『シー・オブ・ラブ』で重要な小道具(手がかり)として効果的に使われました。

    つまり、NYで発生した連続殺人の現場には必ず全裸の被害者とこの曲のレコード盤が残されていた、という具合。

    最終的にはアル・パチーノ演じる刑事も巻き込まれてしまいます。

    今となってはごくありふれた脚本なのかもしれませんが、かなり心拍数の上がるクライマックスですよ!


  • まぐまぐ殿堂入り無料メルマガ】では、上記のようなタイトル英語ネタを配信しています(週1回ペース)。お気軽にご登録ください♪
メルマガ購読メールアドレス



ヒラメキ例文

Will you come with me to the "Sea of Love" tonight?

今夜、“愛の海”まで一緒にどう?

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ


関連タイトル



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

名詞+前置詞+名詞

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)

[PR]



コメント(1件)

福光潤 — 2006年 05月 15日, 18:00

ハニードリッパーズのヒットは中学のとき、映画を劇場で観たのは大学のときでした。なのでオールディーズとは知っていても、自分の中では80年代の青春タイトルです!

コメント 
投稿者名 
コード入力 599

コード入力の数字はスパム防止用です。半角で入力してください。
✦本文に含められるURLは1個まで。超えると投稿エラーとなります。
✦お手数ですが投稿エラーに備えて、投稿前にコメント文をコピーしておいてください。
✦変更・削除依頼は、「コメント編集・削除依頼」よりご連絡ください。



スポンサーリンク

データベースのメニューに戻る
無料メルマガを読んでみる








  



↑ ページトップへ