『復活』の英題とその意味は??
執筆:福光潤
公開:2006/04/13
コメント(3件)
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邦題

復活

ふりがな

ふっかつ

英題

Resurrection

発音

RェRェくしゅん

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意味

Re- -sur- -rect- -ion
再び まっすぐ こと
復活

⇒ 復活(←そのまま!)
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★トルストイ『復活』のレビュー動画(YouTube)
3秒目で『Resurrection』が発音されます。


★マーラー『復活』のオーケストラ演奏動画(YouTube)

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コラム

  • resurrection」なんて、長くて難しいからイヤッ!

    と毛嫌いしそうな英単語は、分解連想で覚えましょう!

(1)「re-」→「再び」
「repeat = 繰り返す」
「return = 戻る」
(2)「-sur-」→「上」
「surface = 表面」
「surge = 湧き上がる」
(3)「-rect-」→「まっすぐ」
「direct = 直接」
「erect = 直立した」
(4)「-ion」→「こと」
「attraction = 引きつけること;アトラクション」
「fusion = 融合すること;フュージョン」

  ↓
(1)+(2)+(3)+(4)
resurrection
 = 復活


 ○――┘死んだ人が

  ↓

  ○  再び、
 ┌┼┐ 上に、
  │  まっすぐに
  ∧  なること

  ||

  復活!



  • the Resurrection」と書けば、「the」と「R-」の大文字で、誰か特定の人の復活を指し示します。

    さて、誰の復活でしょう?

      ↓

      ↓

      ↓

      ↓

      ↓

    答え ⇒

the Resurrection = キリストの復活



トルストイの小説『 Resurrection』も、マーラーの交響曲『Resurrection』も、キリスト教を連想させる内容ではありますが、「キリストの復活」自体を描いているわけではありません。

なので作品名に「the」が付いていないんでしょうね。


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ヒラメキ例文

A: Have you ever read Tolstoy's "Resurrection"?
B: No. But I like listening to Mahler's "Resurrection"!

A:トルストイの『復活』は読んだことある?
B:いや。でも、マーラーの『復活』なら聴くの好きやで!

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ


関連タイトル



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

名詞
語源はラテン語の「resurgere」(復活する)。

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)



コメント(3件)

福光潤 — 2006年 04月 13日, 18:00

メルマガが1週間分、抜けてしまって、すみませんでした!
去年は、入院時期ですら毎日発行していたのに、今回はどれほどの大事が起こったのか?
と、ご心配をおかけしました。
ひとたび死して、ふたたびよみがへりけり…
家のパソコンが、です。
自分の体がやられてもネット上での活動は可能ですが、パソコンがやられたら一文字もしゃべれなくなりました。
80分もあるマーラーの『復活』を何度もリピート再生しながら、崇高な気分でようやくシステム復旧を終えたところです!

ちなみに、マーラーの『復活』は、ちょうど半分の時点、第3楽章の8分を超えたあたりが一番ゾクゾクします!
退屈な前半40分を我慢した人だけに、この感動ポイントが訪れます。
そして最後まで感動のうねり(surge)が絶えません。

今、我慢をしいられている新入生・新入社員の皆さん、かならず感動ポイントがやってきますので、毎日、気長に本気でがんばりましょうね!

福光潤 — 2021年 06月 28日, 09:13

TVドラマ『よみがえり ~レザレクション~』(2014~2015年)の原題も『Resurrection』です。意味と発音が把握できる親切な邦題ですね。

あと、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(DS9)第6シーズン第132話のエピソードタイトル『聖者の復活』(1997年)も同じ原題『Resurrection』でした。邦題の「聖者」は、ベイジョー人聖職者のバライル(Bareil)を指しています。

福光潤 — 2021年 06月 30日, 08:56

英訳版『罪と罰(Crime and Punishment)』のオーディオブックを聴了。エピローグで、トルストイの『復活』の英題でもある英単語「resurrection」が2回登場(「his future resurrection」「a full resurrection into a new life」)。主人公ラスコーリニコフの自首の契機となったソーニャの聖書朗読箇所がラザロの復活だったこと、シベリアでの刑期が明けると更生しているであろうこと。これらの始点と終点に人類救済の復活(=resurrection)を重ねながら、ニヒリスティックな殺人犯一個人の壮大な生まれ変わりを描ききっています。作者自身の流刑体験をふまえて宗教的実存に至る道程を示したかったのでしょう。以上、タイトル英語目撃情報でした!

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