執筆:福光潤 公開:2006/05/11 コメント(2件) |
邦題
マッチスティック・メン
ふりがな
まっちすてぃっくめん
英題
Matchstick Men
発音
メァっちすティっ(く)メん
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意味
Matchstick | Men |
↓ | ↓ |
マッチ棒 | 男たち |
⇒ 詐欺師たち
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 2002年/アメリカ/本/小説、コメディ、犯罪、どんでん返し
- 著者:エリック・ガルシア(Eric Garcia)
- 翻訳者:土屋晃
- 副題:A Novel About Grifters with Issues(直訳:問題のある詐欺師たちについての小説)
- 上記作品の映画化
- 2003年/アメリカ/映画/コメディ、犯罪、どんでん返し、家族
- 監督:リドリー・スコット(Ridley Scott)
- 出演:ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)、サム・ロックウェル(Sam Rockwell)、アリソン・ローマン(Alison Lohman)
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コラム
- 「matchstick」は「マッチ」の「スティック」だから「マッチ棒」。
matchstick = match + stick
比喩表現として、あまりにも痩せすぎの人は「matchstick」と呼ばれちゃいます…。
かといって、「matchstick model」と言った場合は「やせたモデルさん」ではなく、「マッチ棒で作られた模型」となるのでお間違えなく。
ちなみに、姫路城の中には「matchstick castle」が展示されていますよ。
- タイトル英語『Matchstick Men』を単数形に戻して「matchstick man」といえば、まず線とマルだけで描いた棒人間の絵が思い浮かびます。
○
└┼┐
│
← matchstick man
/\
そして、なぜかこの「matchstick man」は俗に「詐欺師」を意味するんですよね。
- ニコラス・ケイジ演じる主人公ロイ(Roy)は、潔癖症の詐欺師。
自分を「con artist(詐欺師)」だと言っています。
「con」は「confidence(信用)」を短縮したもので、「confidence man」は「信用詐欺師」。
原作小説の副題にある「grifter」も「詐欺師」。
※「grifter」については『グリフターズ/詐欺師たち』をご参照ください。
名作映画『スティング(The Sting)』(1973年)に匹敵する大どんでん返しが『マッチスティック・メン』でも楽しめます。
楽しんだ後は、忘れずにタイトル英語を振り返ってください!
「man」(単数)じゃなくて「men」(複数)であるワケとか。
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