執筆者:福光潤
作成日:2009/04/13
コメント(1件)

Remembrance of Things Past (World Literature)

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失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

《和書》『失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』
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邦題

  • 失われた時を求めて
    • 別名:失ひし時を索めて(1931年~1934年の仏→和訳)
    • 別名:失はれし時を索めて(1934年~1935年の仏→和訳)

ふりがな

  • うしなわれたときをもとめて
    • 別名:うしなひしときをもとめて
    • 別名:うしなはれしときをもとめて

英題

  • Remembrance of Things Past
    • 別名:In Search of Lost Time

意味


    [Remembrance] [of]  [Things] [Past]
     ↓       ↓   ↓    ↓
     記憶      ~の  物事たち 過ぎ去った

  ⇒ 過ぎ去りし諸事の記憶


 別名:[In]  [Search] [of] [Lost]  [Time]
     ↓   ↓    ↓  ↓    ↓
     ~中で 探索   ~の 失われた 時
     │   │    │
     └―――┼――――┘
         ↓
      ~を探し求めて

  ⇒ 失われた時を、探し求めて

作品

【作品】

    1913年1927年フランス小説ベル・エポック
    著者:マルセル・プルーストMarcel Proust

    フランス語原題:A la recherche du temps perdu

    英訳:1922年1931年
    翻訳者:C. K. Scott Moncrieff, Terence Kilmartin,
         and Andreas Mayor

    和訳:1953年1955年
    翻訳者:淀野隆三井上究一郎伊吹武彦生島遼一
         市原豊太中村真一郎

    イギリスで最も読んだフリをされた本ランキング第8位
     ~2009年3月発表
        by 世界本の日(World Book Day)主催団体

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★『失われた時を求めて』の登場人物動画(YouTube)


★『失われた時を求めて』の第7篇『見出された時』の映画化予告編動画(YouTube)

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コラム

  ⇒ 最初にフランス語から英語に翻訳されたタイトルは、
    『Remembrance of Things Past』で、格調高く超訳されています。

    「Remembrance of Things Past」のフレーズは、
    シェイクスピアのソネットにも出てきます。

    §引用

I summon up remembrance of things past,

    原題英語訳すれば、「I remember the past,」です。

    「来し方の事などを想ひ起こし」⇒「過去を思い出して」
    というような、古い日本語と今の日本語との関係と同じです。

    格調高さや文学っぽさを醸している「古い感じの英語」は、
    文法や語彙などの違和感から、それと判断されるものです。
    特に、語順が今と違うケースは、英語学習者にも簡単に判断できます。

    例えば、「Things Past」は、
    いまなら、「Past Things」の語順になるし、
    もっとカンタンにいえば、「Old Things」だし、
    もっとカジュアルにいえば、「Old Stuff」やろね!

    「Things」と「Past」を見たら、
    ジョージ・ハリスンの名盤『All Things Must Pass』
    という英題を、ふと思い出しました♪
    (いつかタイトル英語でやります)


  ⇒ 1992年の改定版英題『In Search of Lost Time』は、
    フランス語タイトルの直訳だそうです。

    格式ばりすぎず、くだけすぎず、
    邦題『失われた時を求めて』と同じような趣の英題。

    「in search of~」=「~をさがしもとめて」
    は、文芸作品タイトルにはもってこいのフレーズです!


  ⇒ 作品については、知ったフリするのもつらいので、
    フランス文学をこよなく愛す特許翻訳者の友人に、
    おせーていただきました、ありがとうございます!

   > プルーストの『失われた時を求めて』、はフランス文学では
   > 重要な地位にある、というか、仏文の学生なら知らない人は
   > いない、かも知れません。購読授業で取り上げられることも。

    そして、フレンチ・トリビアも頂戴しました↓

   > フランス語といえば、エイプリルフールの今日は、
   > フランス語では、ポワソンダブリル(Poisson d'Avril)
   > (四月の魚)というそうですが、なんか可愛いですよね。

    Akikoさん、Merci beaucoups!!


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参考外部サイト

コメント(1件)

福光潤 — 2009年 04月 13日, 09:03

上の動画は、本作の最終巻=第7篇『見出された時(Time Regained)』(1927年)が1999年に映画化された作品の予告編です。ジョン・マルコビッチの制作・出演で、カトリーヌ・ドヌーヴやエマニュエル・ベアールが出ています。仏文学生の必読書も、この映画からなら入りやすそうですね。

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