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炎のターゲット

『炎のターゲット』の英題とその意味は??
執筆:福光潤
公開:2017/10/24
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邦題

炎のターゲット

ふりがな

ほのおのたーげっと

英題

Pyromania

意味

Pyro- -mania
火の、熱の 異常な執心、~狂

⇒ 火のマニア
⇒ 放火狂

作品

★『炎のターゲット』の動画(YouTube)

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メモ

  • 「pyro-」は、ギリシャ語で「火」を意味する「p?r」が由来。例えば、ライブステージやテーマパークなどで見られる、花火や火炎放射を使ったド派手な演出効果のことを「pyrotechnics(パイロテクニクス、パイロ、火工術)」といいます(「pyro-(火の)」+「-technics(科学技術)」)。


  • 「-mania」は、「~狂」という性質を意味します。そんな性質を備えた人を指す「~マニア(の人)」には「~ maniac」を使います。日本語では「マニアックな」というふうに形容詞的に使われますが、英語の「maniac」は名詞としても扱われます。


  • なので、「pyromania」は「放火狂、放火癖」という性質を表す単語。犯罪病理の専門用語として「放火症」「パイロマニア」「ピロマニア」という日本語にもなっているそうです。この症状を患った人を指す「放火魔」は、英語で「pyromaniac」といいます。


  • 「pyro-」のように頭に付くのは接頭辞(接頭語)、「-mania」「-maniac」のように末尾に付くのは接尾辞(接尾語)と呼ばれます。見慣れない単語でも、接頭辞と接尾辞の部分に見覚えがあれば、それを手がかりに意味を類推しやすくなり、記憶の定着も助けてくれます。


  • 邦題『炎のターゲット』は、原題を訳したというより、ジャケットアートを訳した感じです。アメリカ同時多発テロ事件(2001/9/11)を予言していたかのように、ビルに狙いを定めて炎を放っています。80年代メタルブームに文字通り火を付けた名盤ですね。


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