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ロック・オブ・エイジ

『ロック・オブ・エイジ』の英題とその意味は??
執筆:福光潤
公開:2017/10/19
コメント(1件)
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邦題

ロック・オブ・エイジ

ふりがな

ろっくおぶえいじ

英題

Rock of Ages

意味

Rock of Ages
岩;よりどころ;ロック音楽 ~の いくつもの時代

⇒ 幾多の時代の岩
⇒ 千歳の岩(=神)の如きロック音楽
⇒ ロックよ永遠なれ!

作品

★『ロック・オブ・エイジ』の動画(YouTube)

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メモ

  • タイトルは、ボーカルのジョー・エリオットがたまたまスタジオで目にした聖書の中にあった讃美歌『千歳の岩(Rock Of Ages)』より。


  • その賛美歌とは、イギリスの四大賛美歌の1つである賛美歌260番『ちとせの岩よ(Rock of Ages)』(1775年)。動画はこちら→英語の歌日本語版


  • なぜ賛美歌に、こんなロックっぽいタイトルがあるのか?


  • まず「ages」から。「age」は「年齢」の他に「時代」という意味もあります。これが複数形になると「いくつもの時代を経た長期間」つまり「長い間」の誇張表現として会話でも聞かれます。例:I haven't seen you for ages.=めちゃくちゃ久しぶりですね。


  • そして「rock」は「岩」。そこから派生した定義に「堅固な支え、よりどころ」があります。聖書『マタイ伝』などには、永遠のよりどころとしての神が「the Rock of Ages(千歳の岩)」として表現されています。


  • また「rock」は音楽ジャンルの「ロック」も意味します。神の如く無数の時代を経た岩=ロックは永遠の存在である、というアナロジーでしょう。

    ♪歌詞引用
    Rock of ages, rock of ages
    Still rollin', keep a-rollin'

    永遠なるロック ロックは神の如し
    ビートは鳴りやまず ロックよ永遠なれ!
    (飛訳:福光潤)

    「rolling'」の部分は、ボブ・ディラン(Bob Dylan)の『ライク・ア・ローリング・ストーン』(1965年)を連想します。石ころだけでなく、神に例えられる岩も悠久の時の流れでは転がり続けるのでしょう。


  • 歌詞の冒頭には、ニール・ヤングの『マイ・マイ、ヘイ・ヘイ(My My, Hey Hey)』(1979年)からの名フレーズ「It's better to burn out than fade away(じわじわと褪せていくより派手に燃え尽きた方がいい)」が登場。


  • 80年代ハードロック満載のミュージカル映画タイトル『ロック・オブ・エイジズ(Rock of Ages)』(2012年)は、デフ・レパートのこの曲名に由来。邦題は「エイジ」が「エイジズ」になっています。映画の中でも歌われますが、キャストによる歌唱のためか、オリジナルサウンドトラック盤には収録されていません。


  • ジョー・エリオットによれば、ジョーン・ジェット(Joan Jett)版『アイ・ラブ・ロックンロール(I Love Rock 'n' Roll)』(1982年)に触発されて作曲したとのこと→MV。たしかに似ていますw


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参考外部サイト



コメント(1件)

福光潤 — 2018年 02月 12日, 13:05

映画『ロック・オブ・エイジズ』を観にいきましたが、久々に見るアレック・ボールドウィンがお年を召していたので、そっちのエイジがとっても気になりました(笑)

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