タイトル英語ビデオ
執筆:福光潤 公開:2004/09/13 コメント(3件) |
邦題
ライムライト
ふりがな
らいむらいと
英題
Limelight
発音
ラいむラいとぅ
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意味
Lime- | -light |
↓ | ↓ |
石灰 | 光、照明 |
⇒ 石灰棒を使った、昔の舞台照明器具
⇒ ライムライト式舞台照明装置、石灰光、石灰灯
⇒ スポットライト、脚光、注目
⇒ 落ちぶれた老芸人(チャップリン)と、絶望しきった新人バレリーナとの交流を照らしだすスポットライト!
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1952年/アメリカ/映画/ヒューマン
- 監督・脚本・音楽・主演:チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin)
- 1972年、第45回アカデミー賞1部門受賞(作曲賞)!
- あらすじ:かつて一世を風靡したのにすっかり落ちぶれた道化師カルヴェロ。バレリーナのテリーを自殺未遂から救い、彼女のダンサー復帰に助力しながら、自らのカムバックを夢見るが…。
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コラム
- 「lime」は「石灰」のこと。「limestone」なら「石灰岩、石灰石」。主成分は炭酸カルシウムで、化学式はCaCO3となり、うすい塩酸に入れると二酸化炭素を発生するという、中学理科で習うアレです。
また、別由来ですが、柑橘系の「ライム」も同じ綴りで「a lime」。
- その「lime」に「light(=光、照明)」をくっつけた「limelight」は、「石灰光、ライムライト式舞台照明装置」。その昔、舞台照明(スポットライト)として使われていた光源のことです。
舞台前面に光を当てるのに用いた昔の照明器具; 石灰棒に酸水素炎を当てて出した光を, 特殊なレンズで集め強い白色光線として俳優に当てた.(ランダムハウス英語辞典)
昔の舞台照明用;石灰を白熱温度まで加熱して発する白色光線(ジーニアス英和大辞典)
以前スポットライトに使われていた光源.石灰のかたまりを酸水素炎トーチで白熱させる.(マグローヒル科学技術用語大辞典-第3版-)
- この「舞台照明器具」という意味が、「スポットライト」→「注目の的」と転じて、「in the limelight」=「脚光を浴びて」などというフレーズで使われます。
例1:この動画シーンでは、端っこの席に座ろうとするゲストに向かって、こう言っています。
"You're in the limelight."
あなたが主役なんですから(真ん中の席へどうぞ)。(飛訳:福光潤)
例2:いつかの米ABCニュース見出し
Former President Bush seemed to enjoy his return to the limelight.
ブッシュ元大統領、再びの晴れ舞台に上機嫌(飛訳:福光潤)
- チャップリンが受賞したアカデミー賞は、名誉賞、特別賞、そして、既存部門では作曲賞のみ。『テリーのテーマ(Terry's theme)』や『エターナリー(Eternally)』としても知られる『ライムライト』の主題歌で受賞しています。しかも「マッカーシズム(赤狩り)」の影響で、製作から20年後(1972年)の受賞となっています!
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