執筆:福光潤 公開:2010/06/01 コメント(2件) |
邦題
地獄の黙示録
ふりがな
じごくのもくしろく
英題
Apocalypse Now
発音
あパくりぷす ナお
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意味
Apocalypse | Now |
↓ | ↓ |
黙示録 | 今の |
⇒ 今の黙示録
⇒ 現代版・黙示録
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1979年/アメリカ/映画/ヒューマン、戦争、狂気、ベトナム戦争
- 製作・監督:フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)
- 原作:ジョセフ・コンラッド(Joseph Conrad)著『闇の奥(Heart of Darkness)』
- 出演:マーロン・ブランド(Marlon Brando)、マーティン・シーン(Martin Sheen)、ロバート・デュヴァル(Robert Duvall)、デニス・ホッパー(Dennis Hopper)、ハリソン・フォード(Harrison Ford)、スコット・グレン(Scott Glenn)
- 第52回アカデミー賞8部門ノミネート、2部門受賞!
- 2001年に『地獄の黙示録・特別完全版』としてリバイバル。原題は『Apocalypse Now Redux』(発音はヒラメキ例文にあり)。
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コラム
- 「apocalypse」というと、宗教的な「黙示録」がまず思い浮かび、「apocalypse≒アポカリプス」と発音すると、アルパカやカルピスが思い浮かぶ。正直、そこから先へは何も連想できません…(笑)
そこで、いろいろ調べてみました(約15分)。
「the Apocalypse」とすると、聖書の『ヨハネの黙示録』。
小文字の「apocalypse」では「啓示」や「広範囲の惨事」。
あと、ギリシャ語の「覆いを取る」という言葉が起源です。
『ランダムハウス英語辞典』の3番目の定義では、
【3】(黙示文学の)啓示,黙示:特に最終的には神の力が悪なる力に勝利する形となる世の大変動についての天啓
つまり。。。
今まで隠されてきた人間の理解を超えることが、選ばれし者に明かされ、良い世界に向かうこと。
映画では。。。
ベトナム戦争の無意味な継続という“欺瞞”が、カーツ大佐に明かされ、彼を狂気へと駆り立て、さらに、ウィラード大佐へと受け継がれていく。
また、観客の理解を超えたこのコッポラ映画が、“カルトムービー”と呼ばれ、後世に残ること。
こんな解釈でよろしいでしょうか?(^^;)
- 本来、「now」は前につくべき形容詞なのですが、ここでは、格式ばって、後ろにおかれています。『ナウい黙示録』より『現代版・黙示録』です。
ちなみに、「いま」という副詞だと解釈すれば、いま黙示の日(世界の終末)が訪れた! とも?
下の文では、後者の「now」が「watching」にかかる副詞です。
I'm watching the movie "Apocalypse Now" now.
映画『地獄の黙示録』を見てるなう。(飛訳:福光潤)
ひとことブログのTwitterでは、末尾に「~なう」と日本語で言うことで、「いま~」を意味します。
- ボクが見たのは、53分の未公開映像が追加された『地獄の黙示録・特別完全版』(2001年)の方です。200分を超えるあまりにもの長さで途中ダレましたが、原題も『Apocalypse Now Redux』と長くなっています。
「~ redux」は、やはり後ろに置くタイプの形容詞で、「帰ってきた~」というおおげさな意味で使います。ラテン語由来で堅苦しい感じがしますね。
ちなみに、カラオケのシダックスの正式な表記は「SHiDAX」。と言うと、脱線が長くなる予感がするので、この辺でシメ!
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