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アンダー・プレッシャー

『アンダー・プレッシャー』の英題とその意味は??
執筆:加藤由佳
公開:2016/02/09
コメント(2件)
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邦題

アンダー・プレッシャー

ふりがな

あんだーぷれっしゃー

英題

Under Pressure

発音

んどぅrぷRェっしゅr

英語例文へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ

意味

Under Pressure
~の下で 圧力、プレッシャー

⇒ 圧力の下で
⇒ 圧力をかけられて、プレッシャーを感じて
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『アンダー・プレッシャー』のMV動画(YouTube)
43秒目等で『Under Pressure』が発音されます。


★フレディ・マーキュリー追悼コンサート時のボウイとアニー・レノックス(Annie Lennox)による『アンダー・プレッシャー』ののライヴ動画(YouTube)
1分7秒目等で『Under Pressure』が発音されます。

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コラム

  • なんと、デヴィッド・ボウイが「新聞に載っていた単語を適当に集めて作った」という奇跡の(?)歌詞を持つ一曲。

    クイーンのベース担当ジョン・ディーコン(John Deacon)による独特なベースラインをもとに、凝りに凝りながら、そしてときには壮絶な喧嘩を繰り広げながら生み出したメロディーと演奏のことを考えると、少々意外です。


  • さて、曲名の「under pressure」というフレーズ、いろいろな意味を持つようです。

    例えば同曲の歌詞であれば、

    ♪歌詞引用↓
    Pressure pushing down on me
    Pressing down on you, no man ask for
    Under pressure that burns a building down
    Splits a family in two
    Puts people on streets

    圧力が僕の、君の肩にのしかかってくる
    誰も望まないというのに
    建物を焼き尽くし
    家族を真二つに引き裂き
    家なき人々を生み出す圧力の下に
    僕らはいるのだ
    (加藤による恐る恐るの試訳)

    民衆に対する政治的な意味合いでの「圧力」ということでしょうか。

    そう言えば、同曲『Under Pressure』の元々のタイトルは『People on the Street(加藤による直訳:路上の民衆)』でした。(でも、これが「新聞からの寄せ集めです☆」なんて言うんだからなあ・・・)


  • また、「Under Pressure(アンダー・プレッシャー)」は日本語読みの通り「プレッシャーを感じている」という意味にもなります。

    例えば、

    I feel choked under pressure.

    プレッシャーで窒息しそう。

    とか。


  • 他にも、「何者かに強く迫られている」という意味で、

    The international community is under pressure to improve the situation.

    国際社会はその状況の改善を迫られている。

    という例文も。


  • さらに、「物理的な圧力を加えられている」という意味で、

    That balloon explodes under pressure.

    その風船は圧力を加えられると爆発する。

    といった表現もあります。

    「under pressure」という2語のみから成るイディオムとはいえ、意味がたくさんあって奥が深いですね。


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ヒラメキ例文

The international community is under pressure to improve the situation.

国際社会はその状況の改善を迫られている。

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

前置詞+名詞
M(この2語のフレーズが修飾部となって、文に説明を加えます)

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)

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コメント(2件)

加藤由佳 — 2016年 02月 09日, 22:24

クイーンとデヴィッド・ボウイによるこの『アンダー・プレッシャー』、ライブでの共演は一度もなかったそうです。お互いに過密スケジュールで予定が合わなかったのが原因だとか。

でも、1985年に行われたアフリカ飢餓救済のためのイベントLive Aid(ライブ・エイド)には双方出演しているんですよね(共演すればよかったのに・・・)。

しかも、同ライブでクイーンの後に登場したのはボウイだったという説も(それなら、なおさら共演すればよかったのに・・・!!)。

ライブだとフレディの高音が出ないからではないかな、と思いますが。

さて、フレディの追悼コンサートのときに『アンダー・プレッシャー』を歌ってくれたデヴィッド・ボウイ、彼も2016年1月にこの世を去りました。

「ボウイは火星に(Life on Mars?)、フレディはその名前の通り水星(Mercury)に帰ってしまったなあ」と、不謹慎ながら思います。

Rest in peace, our hero and champion...

福光潤 — 2016年 02月 11日, 18:39

> 「新聞に載っていた単語を適当に集めて作った」という奇跡の(?)歌詞
そうだったんですね!
こういうカットアップ技法による作詞に挑戦したことが何度かありますが、意外と時間を食ってしまって難しいと感じました。うまく有機的にフレーズ同士が結びつけばいいのですが、イケているレベルまで昇華させるのはセンスとスキルを磨かねばと痛感。やはりボウイ様、素晴らしいです!


福光潤師匠、コメントありがとうございます!福光師匠ご自身の力作も楽しみにしております♪(加藤由佳 2016年 02月 11日, 23:10)
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