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ホールディン・ミー・バック

執筆者:福光潤
作成日:2019/08/18
コメント(1件)
目次を

邦題

  • ホールディン・ミー・バック

ふりがな

  • ほーるでぃんみーばっく

英題

  • There's Nothing Holdin' Me Back

発音

  • £ェrずθぃんうでぃんベァっ(く)
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意味

There's Nothing Holdin' Me Back
~何もない 抑える 私を 後方へ

⇒ 私を引き止めるものは何もない
⇒ 僕にはためらう理由なんて何もない
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『ホールディン・ミー・バック』のMV動画(YouTube)
1分11秒目等で『There's Nothing Holdin' Me Back』が発音されます。

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コラム

  • まず、邦題の「ホールディン」は、英題の「Holdin'」を忠実にカタカナ化したものですね。

    この「Holdin'」は、単語「hold」の現在分詞形「holding」の末尾の「g」をアポストロフィ(')に差し替えたもの。

    このように会話等でハッキリ発音しない語尾を端折った語形を「短縮形shortened form)」といいます。


    一方、英題先頭の「There's」のアポストロフィ(')は、「There is」の真ん中の「 i 」を端折った語形で、特に「縮約形contracted form)」と呼ばれています。


  • 今回の「hold」は、「手に持つ」や「抱く」ではなく、「抑える」という意味となります。

    つまり、邦題に相当する「holdin' me back」は、以下のような意味となります。

    「holdin' me back」
    =「meをback状態に抑える」
    ⇒「私を引き止める」

    このフレーズが、「There's Nothing」=「何もない」に掛かっていくので、「私を引き止めるものは何もない」という英題解釈となります。


  • 英語には、無生物が人に働きかける表現がよく出てきます。

    Something holds me back.」と言うと、「何かが私を引き止める」という直訳となり、自分が行動できないことを他の何かのせいにしている発想です。
    ※これはあくまで福光の印象です。英語ネイティブに確認すると、無生物主語を使ったとしても「第三者のせいにして発言しているつもりは毛頭ない」と言われます。


    たとえば、恋愛関係を前に進めたくても、自分の不安・恐れ・羞恥・我がまま等が足かせとなることが多々あると思います。そんなときに様子見を決め込んで、相手の出方や状況の変化を待つことになったとします。

    日本語では「自分がためらってしまって行動できない」というふうに自分由来の問題だとして把握できそうですが、英語では「何かが私を引き止める(から自分は行動できない)」というように他者由来の問題だとして述べる表現が好まれます。


  • 今回の歌では、そんな責任転嫁ができる「何か」が「nothing」になっているので、もう何も言い訳できず、行動せ(関係性を発展させ)ざるを得なくなるのです。

    なぜ「nothing」になったのかというと、君の圧倒的な魅力が、迷いの原因となる「何か」を消し去ってしまうからです。

    ♪歌詞引用
    You take all my inhibitions
    Baby, there's nothing holdin' me back

    君は僕の心のブレーキを壊してしまった
    もう僕にはためらう理由なんて何もない
    (飛訳:福光潤)

    君の圧倒的な魅力の前では、自分を引き止めていた「何か」の正体が実は「my inhibitions(自分の自制心)」だったことにまで気づかされていますね。


  • 無生物が人に働きかける表現を無責任呼ばわりしてしまいましたが、「私」ではなく「あなた」に対して使う文脈の場合は、なんと相手を気遣う思いやり表現となります!

    例文:
    Don't let anything hold you back in your career.

    キャリアを積む上で躊躇は一切禁物。

    和訳の方は、思いやり表現には見えません。相手が躊躇していることを前提にしているので、相手の非をたしなめるような強い忠告文となっています。

    しかし、英文では「あなたを引き止める何かをことごとく避けてね」と、相手の非には一切触れず、積極的な問題解決策を提示して応援までしています。


    このように日本語と違う発想の英語表現は、正しく解釈すること(インプット)も、自分で使うこと(アウトプット)も難しいものです。できるだけ多くの英語に触れて、類似表現のストックを増やし、自分なりの正しいインプット・アウトプット回路を身に付けていきましょう!


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ヒラメキ例文

Don't let anything hold you back in your career.

キャリアを積む上で躊躇は一切禁物。

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

代名詞+Be動詞(縮約形)+代名詞+他動詞(短縮形)+代名詞(目的格)+副詞
S+V+C+M
“There is”構文なので、C(nothing)が真主語で、「holdin' you back」は「nothing」を後置修飾しています。

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)



コメント(1件)

福光潤 — 2019年 08月 18日, 18:56

ショーン・メンデスは、ラッパーのドレイク(Drake)と同じくカナダ・トロント出身ミュージシャンなんですね!
ニール・ヤング(Neil Young)やブルース・コバーン(Bruce Cockburn)と同じ出身ということで親近感を持ってしまいます♪

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