老人と海

『老人と海』の英題とその意味は??
執筆:福光潤
公開:2008/10/10
コメント(2件)
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邦題

老人と海

ふりがな

ろうじんとうみ

英題

The Old Man and the Sea

発音

£ぃぅ(どぅ)メァんなん£スィ

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意味

The Old Man and the Sea
主人公の老人 舞台となる海

⇒ 老人と海(そのまま!)
⇒ 老漁師サンチャゴが、メキシコ湾で巨大なマカジキと対決!
⇒ 海に出てから、1匹も捕れない日々が続き、85日目の正午、ようやく餌に食いついたのは、生涯最大のマカジキだった! 巨大マカジキを仕留めたあとの帰路で、サメの攻撃に遭い、しまいには頭と尻尾の骨だけを引っぱって、港に帰り着く。海岸にいる観光客たちには想像しえない、老人と海の物語!
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『老人と海』の予告編動画(YouTube)


★『老人と海』のアニメ化作品動画(YouTube)

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コラム

  • 英題『The Old Man and the Sea』の中には「the」が2つあります。

    まず「the」付きの「old man」は、キューバ人老漁師を指しています。
    名は「サンチャゴSantiago)」。

    いっぽう「the」付きの「sea」は、キューバ沖合のメキシコ湾のことです。


    そんな「the」について少し考えてみましょう。

    英文法には、初登場の名詞に「a/an」をつけて、2回目以降には「the」をつけるという基本ルールがあります。

    なつかしいですね。

    このルールは間違ってはいませんが、部分的な考え方でしかありません。

    それなら、続編でないかぎり作品タイトルに「the」を入れちゃダメということになりかねませんからね。

    実は、「the」は、こんなメッセージを発しています。

    まわりをよう見てみぃや!
    オレの後ろにおるやつが、
    何を指したがってんのか、
    ちゃんとわかるはずやで!

    このメッセージが「the」のいちばん言いたがっていることです。

    小説タイトル『The Old Man and the Sea』中の2つの「the」は、これから読むストーリーに登場する特定の「old man」と特定の「sea」のことをあらかじめ特別扱いしています。
    ふつうの「old man」や「sea」とは一味ちがうで! という意味です。

    the」が出てきたら、無意識に対象が把握できるように、でなければ、意識的にまわりを見まわすようにしましょう!


  • オトコどうしの会話で、

    Hey, old man!
    のように呼びかけると、「おい、おまえか!」といった親しみ表現になります。

    old」は、「年齢を重ねた」なら「年老いた」であり、「付き合い年数を重ねた」なら「親しみのある」です。
    どちらも、年輪を重ねた人生の味わいが感じられます。


  • サンチャゴが戦う相手は、巨大なマカジキmarlin)です。

    メカジキを意味するタイトル英語『ソードフィッシュで、このマカジキにも少し触れていますので参照しておいてください。


  • 最後に、邦題『老人と海』にちょっと似ている有名な英文解釈用の例文をご紹介します。

    The old man the boat.
    これは1つの英文です。
    意味は、わかりますか?
    英文読解力アップしたい方は、ぜひチャレンジ!

答え+禁断の英文法を使った解説+重要メッセージ ⇒

問題文となる「The old man the boat.」は、大文字でスタートし、ピリオドで終わるので「文」です。

その文構造を見抜くために、主語+動詞(すなわち、S+V)の骨格をハッキリさせましょう。

The old man the boat.
S:主語 V:動詞 O:目的語

S=「The old」=「老人たちは」
   ※「old people(老人一般)」の文語表現
V=「man」=「~に乗り組む」
O=「the boat」=「その船」

→ 老人たちは、その船に乗り組む。

いいかえると、

→ The boat is manned by the old.
 その船の乗員は老人たちである。


こんなにわかりにくい英文は、スピーキングやリスニングでは嫌われますが、リーディングでは出てきてもおかしくありません。

どんなに難しい英文でも、それを読み解くスキルやセンスは、すべてコレ↓が基本になっています。

★“英文読解は、S+V探しから”

翻訳の仕事も、S+V探しに始まり、S+Vチェックで終わります。


> 《1》「ザ・善い」=「善良な人々」⇒「善人」
>
> 「the + 状態・性質をあらわす単語」で、
> その状態・性質をもつ人の集合を指します。
> つまり、「the good」=「good people」。

若死にするのは善人だけ』で解説した↑の英文法事項をちゃんと記憶していても、「S+V探し」の重要さを知らなければ、うまく活用できないかもしれません。

たとえば、今回の問題文のSが「The old」であると判断する根拠に使え、「man」の動詞としての意味を知らなくても、Vが「man」だと想像できます。


重要メッセージというのは、

★“英文読解は、S+V探しから”

ということです。


※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)




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ヒラメキ例文

Having released "The Old Man and the Sea", Ernest Hemingway won the Pulitzer Prize and the Nobel Prize!

『老人と海』の発表後、アーネスト・ヘミングウェイは、ピュリッツァー賞とノーベル賞を受賞しました!

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

定冠詞+形容詞+名詞+接続詞+定冠詞+名詞
「主人公と舞台」というタイプのタイトル。

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)



コメント(2件)

福光潤 — 2008年 10月 10日, 18:46

学生のころ、“薄いから”という理由で読みました。(^^;)
映画『ジョーズ』とええ勝負やん!と思いつつ、グイグイひきこまれましたね~!
「ハードボイルド」の元祖であるヘミングウェイ作品は、短く、感情を抑えた文体なので、気軽に原書を読むのにもオススメですよ!

↑のヒラメキ例文は、なぜかシャウト系!(笑)

しんまん — 2008年 10月 14日, 10:15

Hey,old man! What’s up today? I’m…….mmm…so.so.
In the daytime, not busy. But from the evening,
I must go to the construction site.

いかがでございましょう? ”The”と”Hey, old man!”は(笑)

Hey, old man! は、何歳くらいから使えるのでしょうか?
37歳の私から28歳の友人に再開した時・・・など。
使用OK?!


おー、しんまんさん、例文をどうもおおきにです!

最初2つの「the」は、両者が共有している1日の時間帯、最後の「the」は、職業がら了解済みの場所(建築に関わりがないなら「a」)で、すべてOKですね。

「Hey, old man!」は、相手の年齢というより、付き合い年数が長く、親しみがあればOK。発音によっては、もともとの「ヘイ、オヤジ!」と勘違いされかねないので、「my old friend」=「旧友、親友」と同様に「my old man」とすれば誤解なく使えますよ。(福光潤 2008年 10月 14日, 10:44)
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