執筆:福光潤 公開:2019/12/26 コメント(1件) |
邦題
セレンディピティ
- 別名:セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~
ふりがな
せれんでぃぴてぃ
英題
Serendipity
意味
serendipity |
↓ |
思わぬ発見をする才能、偶察力、徴候的知 |
⇒ セレンディピティ~思いがけない発見
⇒ セレンディピティ~偶然の幸せ
作品
- 2001年/アメリカ/映画/ロマンス、コメディ、ラブコメ
- 監督:ピーター・チェルソム(Peter Chelsom)
- 出演:ジョン・キューザック(John Cusack)、ケイト・ベッキンセイル(Kate Beckinsale)、ジェレミー・ピヴェン(Jeremy Piven)
スポンサーリンク
メモ
- 映画予告編の最後の方で、素敵な定義が登場します。
When love feels like magic, you call it destiny.
When destiny has the sense of humor, you call it serendipity.
愛が魔法のように感じたら、それは運命。
運命にユーモアのセンスがあるとしたら、それはセレンディピティ。(飛訳:福光潤)
- 外山滋比古著『思考の整理学』(1986年)P.66~「セレンディピティ」の章では、英文学者・言語学者ならではの観点から由来と具体例が述べられています。
由来の箇所だけ引用しておきます。
十八世紀のイギリスに、「セイロンの三王子」という童話が流布していた。この三王子は、よくものをなくして、さがしものをするのだが、ねらうものはいっこうにさがし出さないのに、まったく予期していないものを掘り出す名人だった、というのである。
この童話をもとにして、文人で政治家のホレス・ウォルポールという人が、セレンディピティ(serendipity)という語を新しく造った。人造語である。
そのころ、セイロン(いまのスリランカ)はセレンディップと言われていた。セレンディピティというのは、セイロン性といったほどの意味になる。以後、目的としていなかった副次的に得られる研究成果がひろくこの語で呼ばれることになった。
- 【まぐまぐ殿堂入り無料メルマガ】では、上記のようなタイトル英語ネタを配信しています(週1回ペース)。お気軽にご登録ください♪