
| 執筆:福光潤  公開:2006/03/30 コメント(2件) | 
邦題
こちらブルームーン探偵社
ふりがな
こちらぶるーむーんたんていしゃ
英題
Moonlighting
発音
ムーんラいてぃん(ぐ)
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意味
| Moonlighting | 
| ↓ | 
| (月明かりの中で=夜に)副業をすること | 
⇒ 月明かりの中で何か(探偵業+α)をすること
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1985年~1989年/アメリカ/TVドラマ/ミステリー、ラブコメ
- 出演:シビル・シェパード(Cybill Shepherd)、ブルース・ウィリス(Bruce Willis)
- 主題歌:アル・ジャロウ(Al Jarreau)
- NHKではシーズン2~5の37話を邦題『新・こちらブルームーン探偵社』として放送。
- アル・ジャロウが歌う主題歌の曲名も『Moonlighting』(邦題『ムーンライティング』、1987年リリース)。
 
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コラム
- 元モデル(ex-model)のマディ・ヘイズ(Maddie Hayes)が、ひょんなことから探偵(private eye)のデビッド・アディスン(David Addison)と私立探偵事務所(private detective agency)を共同経営することに。
 マディが税金対策で所有していた赤字探偵事務所「City of Angels Investigations」の社長がデビッド。
 ある日、会計士に預金を持ち逃げされてしまったマディは「City of Angels」を売ろうとしますが、デビッドの説得の末、マディを社長、デビッドを副社長として共同経営することになります。
 もともとマディは「Blue Moon Shampoo Girl」として「ブルー・ムーン・シャンプー」のCMで売れていたので、事務所の名前を「ブルームーン探偵社」にしました(邦題の由来)。
 この「ブルームーン探偵社」は英語で「Blue Moon Investigations」と呼ばれています。
 「Blue Moon Detective Agency」という表記も見かけます。
 
- ということで、邦題は番組の舞台を表したものとなります。
 英語表現「blue moon」は、文字どおりの意味として、高層大気の微粒子によって起こる「青い月」現象のこと。
 1980年代から「月に2度目に訪れる満月」も意味するようになりました。
 一方、「blue moon」は「長い間」という意味でもよく使われ、特に以下のような英語フレーズで用いられます。
 once in a blue moon = ごくまれに
 こちらは、19世紀から使われているそうなので、
 ×「月に2度目の満月」だから「ごくまれ」を「blue moon」という
 のではなく、
 ○「ごくまれ」だから「月に2度目の満月」を「blue moon」という
 わけです。
 
- 最後に、原題の『Moonlighting』は「副業」という意味です。
 さらに、「月明かりで何かをする」という本来の意味でとらえると「探偵業+α(恋愛など)」というオシャレな解釈ができます。
 アル・ジャロウの主題歌では、歌詞中に、
 Moonlighting strangers who just met on the way
 と出てきます。
 夜のお仕事中の2人が道でバッタリ出会った
 というようなイメージですね。
 
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