タイトル英語ビデオ
執筆:福光潤 公開:2018/12/23 コメント(1件) |
邦題
もろびとこぞりて
ふりがな
もろびとこぞりて
英題
Joy to the World
発音
ジョいとぅ£ぁヲァーrおどぅ
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意味
Joy | to | the World |
↓ | ↓ | ↓ |
喜び、喜びの種 | ~にとっての | 世界、人類 |
⇒ (主の降臨が)世界の人々にとって喜ばしいできごと
⇒ 世界は喜びに満ちあふれている!
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1719年/イギリス/音楽/賛美歌、クリスマス・ソング、同曲異詞
- 作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel)
- 編曲:ローウェル・メイソン(Lowell Mason)
- 作詞:アイザック・ワッツ(Isaac Watts)
- 代表カバー
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コラム
- まず「the world」は「世界」だけでなく、「人類」や「世間の人々」という意味にもなります。
そして「joy」は「喜び」。「happiness」より堅い表現で、「delight」よりも深い喜びのイメージです。
「(a) joy to ~」は、「~にとっての喜びの種」となります。
では、
「Joy to the World」=「世界の人々にとっての喜びの種」
とはなんぞや?
それは、英題に続く歌詞を見ればわかります。
♪冒頭歌詞引用
Joy to the world, the Lord is come!
民(たみ)みな喜べ 主は来ませり→ 英語の歌はコチラ♪
そう、「主(=キリスト教における父・子・聖霊)がいらっしゃったから」なんですね。
- でも、ちょっと待った。
「た~み~みな~よろ~こ~べ~」
と歌った記憶はありません。
実は、日本で歌われているのは、なんと別の賛美歌『Hark the glad sound!』の訳詞。その邦題が『もろびとこぞりて』。
♪冒頭歌詞引用
Hark, the glad sound! the Savior comes
もろびとこぞりて むかえまつれ
→ 英語では、これが別のメロディーにのせて歌われています♪
一方、おなじみの『もろびとこぞりて』のメロディーに付いている歌詞は『たみみなよろこべ』という賛美歌のもの。
♪ふたたび冒頭歌詞引用
Joy to the world, the Lord is come!
民みな喜べ 主は来ませり
ということで、邦題『もろびとこぞりて』は、英題『Joy to the World』とは異なる歌の英題を訳したものでした。クリスマスパーティーで披露するトリビアとして覚えておきましょう!
- ちなみに、英語で歌うと気になる箇所があります。
♪みたび歌詞引用
Joy to the world, the Lord is come!
民皆喜べ 主は来ませり
気づきましたか?
「is come」の部分です!
和訳では「来ませり」というふうに、国語の古文で習った完了の助動詞「り」が使われています。
同じく、古文英語の「come」では、現在完了形が「has come」ではなく「is come」となっていたそうです。
つまり、上記の冒頭歌詞は、このように言えます。
It is a joy to the world that the Lord has come.
格調高い雰囲気の歌詞だな~と感じながら、今年のクリスマスは『Joy to the World』を英語で歌いましょう♪
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