執筆:福光潤 公開:2018/02/12 コメント(1件) |
邦題
歌の贈りもの
ふりがな
うたのおくりもの
英題
I Write the Songs
発音
アいRァい(とぅ)£ぁソんぐず
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意味
I | Write | the | Songs |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
私は | ~を(職業的に)書く | 特定の | 歌(何曲も) |
⇒ 私は歌を書く
⇒ 世界中で愛される歌を書くのが私の使命
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1975年/アメリカ/音楽/ポップ、ボーカル
- 作詞・作曲:ブルース・ジョンストン(Bruce Johnston)
- 歌:バリー・マニロウ(Barry Manilow)
- 3rdアルバム『歌の贈りもの(Tryin' to Get the Feeling)』からの1stシングル曲
- 全米チャート2週連続第1位!
- ビルボード誌1976年年間ランキング第13位!
- 第19回グラミー賞の最優秀楽曲賞(Song of the Year)を受賞!
★『歌の贈りもの』のライヴ動画(YouTube)
39秒目や44秒目等で『I Write the Songs』が発音されます。冒頭の「I've been alive forever」(永遠に=ずぶんと長く生きてきた)というところの表情が可愛いですね、さすがは一流のエンターテイナー!
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コラム
- いろんなアーティストにカバーされてきた名曲ですが、特にポピュラーソングを作るのが好きな人にとっては素敵なメタソング(=歌について歌った歌)です。
- タイトル英語『I Write the Songs』については、「the」が気になります。もし「write」が習慣・職業をあらわす現在形なら「I write songs.(作曲家として歌を書いています)」となるところ。一方、特定の歌の作曲歴を語るなら過去形で「I wrote the songs.(それらの楽曲群は私が書きました)」というべきところ。
そこで歌を聴くと「I write the songs that ~」や「I write the songs of ~」のように限定部が付くので、先行詞の「songs」に「the」が付くことに納得します。
♪歌詞引用
I write the songs that make the whole world sing
I write the songs of love and special things
I write the songs that make the young girls cry
I write the songs, I write the songs
僕が書くのは 世界中のみんなに歌われる歌
僕の歌のテーマは 愛とか特別なこととか
僕が書いた歌に 若い娘たちが涙する
そんな歌を僕は書く それが僕の使命(飛訳:福光潤)
- フランク・シナトラは、『I Sing the Songs』というタイトルでカバーしています。職業が曲書きではなく歌手であるために動詞「Write」を「Sing」に変更していますね。
そもそも『歌の贈りもの』は、ザ・ビーチ・ボーイズのブルース・ジョンストンが作曲したもので、バリー・マニロウの作曲ではありません。でも、バリーも歌を作る人なので、『I Write the Songs』というタイトルと歌詞に激しく共感したのでしょう。
- ちなみに、『歌の贈りもの』という邦題にある「贈りもの」を英語にすると「gift」になります。英語の「gift」は「天職」をも意味します。そして、英題中の「write」が現在形で表現するのは「職業」。よって、原題の味がうまく訳出されているといえますね!
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