執筆:福光潤 公開:2016/02/24 コメント(3件) |
邦題
ゼロ・グラビティ
ふりがな
ぜろぐらびてぃ
英題
Gravity
発音
ぐRェアvぃてぃ
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意味
Gravity |
↓ |
重力 |
⇒ 無重力空間に漂う宇宙飛行士2人が、重力のある地球の土を目指して決死のサバイバル!
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 2013年/アメリカ、イギリス/映画/SF、サスペンス
- 製作・監督・脚本・編集:アルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuaron)
- 出演:サンドラ・ブロック(Sandra Bullock)、ジョージ・クルーニー(George Clooney)
- 声の出演:エド・ハリス(Ed Harris)
- 第86回アカデミー賞10部門ノミネート、7部門受賞!
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コラム
- 「gravity」は「重力」、そして「zero gravity」は「無重力(状態)」です。
飛行機やジェットコースターなどの加速時に、いわゆる「Gがかかる」状態がありますよね。そのGも英語で「G」=「Gravity」であり、「重力加速度」を表わす単位となっています。
似たような単語に「gravitation」がありますので、その違いを、ざっくりと表で確認してみましょう。
gravity | 重力 | 地球が物体を引っぱり寄せる力 |
gravitation | 引力 | ふたつの物体が引っぱり合う力 |
(はっきりとした区別ではなく、重なる意味もあります)
1916年にアインシュタインが一般相対性理論で予言し、2016年に初観測されたばかりの重力場の伝搬現象は、「gravitational wave(重力波)」といいます。
ふたつのブラックホールの合体による重力波なので、「gravity」ではなく「gravitation」から派生した「gravitational」が使われていますね。
ふたつのブラックホールの合体による重力波なので、「gravity」ではなく「gravitation」から派生した「gravitational」が使われていますね。
- さて、映画タイトルに移りましょう。
なぜ英題が『Gravity』なのに邦題『ゼロ・グラビティ』なのか? それは、臨場感をもって「無重力」を体感できる3D映画だから。
では、なぜ「ゼロ・グラビティ(無重力)」を描く映画なのに、英題は「gravity(重力)」なのか?
それは、見終わった後、思わず、重力に感謝してしまう、そんな映画だからでしょう。
これより、閲覧環境によっては、レイ か ア る も ウ れ し ん。 され ト 乱 れませ 表示 て が 正常に いて すの も、活字 の恐れ ま で、 ご了 酔い があり 承 くだ い。 さ ≦(._.)≧ ペ コ この映画 と の 無重力空間 フワ~ した サントラ音楽 は、 を フワ~ 白玉音符の (by Steven Price) 表現すべく、 多い スコア です。 さらに 3D映像 にも、 なので、上前 方向 自分 いると 左┼右 の が 漂って 錯 後下 いずれ 宇宙に 覚。 そんな フワ~ の中、 フワ~ 無重力 とした ハラハラ ドキドキ 上映時間は の 近い またたく サスペンス 90分 間。 続きで、 そして最後に。。。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ボクたちを地球にしっかりとつなぎとめてくれる重力=gravity。 無重力でなまった脚力と、疲労困憊した精神と、生きている実感。 重みがある全てのものを受け止めてくれる母なる星に戻った安堵。 ほぼ全編を通して、無重力を体感できる3D映画となっていますが、 ラストシーンで英題の「重力」をズシッと体感できること請合い。 空気よりも当たり前すぎて忘れている重力を本作で再確認してね! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
- ちなみに、宇宙空間に完全な「zero gravity」の状態はないそうです。
★NASAの小中学生向け勉強ガイドページより引用
Microgravity is sometimes called "zero gravity," but this is misleading.
微小重力は「無重力」と呼ばれることもありますが、誤解を招いてしまう表現です。
(福光うなずきながらの訳)
完全に「zero gravity」なら、地球と月はとっくの昔に生き別れ。星座を構成する星々もバラバラ、貴方の運勢も占えないことに…。
- 上記引用元サイトの「NASA TV」というコーナーでは、映画に登場する国際宇宙ステーション(International Space Station, ISS)からの生中継放送「Space Station Live」などの番組が楽しめます。
今のぞいたら、スコット・ケリー船長がインタビューに答えながら、余裕の無重力バク転!を見せてくれました。録画番組では、若田光一さん(元ISS船長)も登場。
さすが21世紀、こんなに宇宙が身近になったとは驚きです。「gravity」という単語が日常英単語になる日も近いでしょうね。
Hey, what's your gravity like today?
ねぇ、今日の重力、そっちはどう?
な~んてね。
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