執筆:福光潤 公開:2006/02/08 コメント(2件) |
邦題
徒然草
ふりがな
つれづれぐさ
英題
Essays in Idleness
- ローマ字表記:Tsurezuregusa
発音
エっせいずぃナいどねす
Update Required
To play the media you will need to either update your browser to a recent version or update your Flash plugin.
| ||
英語例文へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ |
意味
Essays | in | Idleness |
↓ | ↓ | ↓ |
複数の随筆 | ~での | 働かずに、遊んでいる状態 |
⇒ やることがないときに書かれた随筆を集めたもの
⇒ つれづれなるエッセイ集
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1331年/日本/本/エッセイ、古典
- 著者:吉田兼好(Yoshida Kenko)
- 翻訳者:ドナルド・キーン(Donald Keene;1967年;アメリカ)
スポンサーリンク
コラム
- なんと今回は700年近く昔のタイトルですよ→1331年!
さぁ、1時間目は国語です!
『徒然草』の冒頭部分を言えますか?
§原文引用(冒頭パラグラフより)
つれづれなるままに、
日ぐらし硯にむかひて
はい、正解!
では、2時間目は英語!
さきほどの有名な出だしフレーズを、英語で言ってみてください!
・ ・ ・
あれ? タイトル仙人はタイトル英語以外の部分はニガテなのでしょうか?w
んなアホな!w
そもそも「つれづれ」とか「日ぐらし」とかって意味分かんねー! とか、硯が読めねー!(→すずり)とか、お嘆きの方に朗報やで!
日本の文学作品を英訳したものを読むと、英語学習だけちごて、あらためて日本語を知ることになるんじゃ!
せやから、文学作品和訳の名手ドナルド・キーン君にバトンタッチをお願いするで!
- ということで、ドナルド・キーン氏の名訳を見てみましょう!
§日英対訳引用(冒頭パラグラフより)
つれづれなるままに、日ぐらし硯にむかひて
I have spent whole days before this inkstone, with nothing better to do
日本語原文と英訳を見比べて、あなたの頭の中で下記のような対応表を作ってみてください。
つれづれなるままに=with nothing better to do
日ぐらし=whole days
硯=this inkstone
「つれづれ」は「今以上にやりたいことが、何も見つからない状態」。
中学レベルの英単語1500語以内で「with nothing better to do」と言っていますが、なかなか言えるもんじゃありませんので真似しましょう、コピーしましょう!
- 最後に、『徒然草』のタイトル英語に注目ですよ!
徒然 = with nothing better to do
= 今以上にやりたいことが、何もない状態
= in idleness
= アイドル状態
= 働かず、遊んでいる状態
草 = 随筆(エッセイ)集
= essays
ということで、合体させるとタイトル英語『Essays in Idleness』のできあがり!
なるほどなタイトル英訳ですよね!
- 【まぐまぐ殿堂入り無料メルマガ】では、上記のようなタイトル英語ネタを配信しています(週1回ペース)。お気軽にご登録ください♪