ホーム データベース コミュニケイション・ブレイクダウン

コミュニケイション・ブレイクダウン

『コミュニケイション・ブレイクダウン』の英題とその意味は??
執筆:加藤由佳
公開:2016/06/19
コメント(1件)
Amazon『コミュニケイション・ブレイクダウン』詳細ページへ
Amazon『コミュニケイション・ブレイクダウン』詳細ページへ
目次を表示

邦題

コミュニケイション・ブレイクダウン

ふりがな

こみゅにけいしょんぶれいくだうん

英題

Communication Breakdown

発音

ミューにいしゅんぶRェいくおん

英語例文へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ

意味

Communication Breakdown
コミュニケーション 崩壊、断絶

⇒ コミュニケーションの崩壊
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『コミュニケイション・ブレイクダウン』のライヴ動画(YouTube)
32秒目等で『Communication Breakdown』が発音されます。

スポンサーリンク



コラム

  • 「コミュニケーション・ブレイクダウン」(正式な邦題は『コミュニケイション・ブレイクダウン』)というだけで何となく意味が分かってしまいそうな感じもありますが、ここは一つ丁寧に見ていきましょう。


  • 「communication breakdown」の「communication」は、そのまま「コミュニケーション」です。

    ただ、コミュニケーションにもいろいろな定義がありますよね。「人と人との間の意思疎通」だったり、「情報のやり取り」だったり、はたまた「通信」を意味したり。「病気の伝染」という意味もあります。

    「communication」に「s」がついて「communications」になると、「通信のための手段」、「連絡網や輸送機関」などニュアンスがちょっと変わります。

    「communication」つながりの動作を表わす言葉「communicate」には「伝える」という意味がありますので、その通り大きくとらえればわかりやすいですが、細かく見ていこうとすると一筋縄ではいかない相手です。

    次の「breakdown」が意味するのは「故障、崩壊、断絶」など。「break down」で「~を破壊する、つぶれる」と表現することもできます。


  • そして「communication」と「breakdown」が一緒になって「communication breakdown」となると、「コミュニケーションの断絶」となります。

    こちらも「communication」の文脈上の意味によっていろいろと異なりますが、一番多いのは対人コミュニケーションにおける障害でしょう。少なくともレッド・ツェッペリンの『Communication Breakdown』では、想いを寄せる相手に対する葛藤について歌われています。

    ♪歌詞引用
    Communication Breakdown
    It's always the same
    I'm having a nervous breakdown
    Drive me insane

    コミュニケイション・ブレイクダウン
    いつもこうなんだ
    神経衰弱を起こしそうだ
    まったく気が狂ってしまいそうだよ
    (加藤による試訳)

    口説きたい相手になかなか想いを伝えられず、悶々とした気持ちをつづった歌です。演奏も歌い方もとってもハードなのに、歌われている悩みのほうはよくありがちなデリケートタイプというギャップ。


  • ところで、歌詞に登場する「nervous breakdown」は「神経衰弱」のこと。ただ、トランプの「神経衰弱」は、英語では「memory game(記憶ゲーム)」や「concentration(集中)」となり、日本語とは少々ニュアンスがちがいますね。

    コミュニケーション崩壊を表わす「communication breakdown」、そして神経衰弱「nervous breakdown」と、「breakdown」が2つも登場する同曲、大変お勉強になります♪


  • まぐまぐ殿堂入り無料メルマガ】では、上記のようなタイトル英語ネタを配信しています(週1回ペース)。お気軽にご登録ください♪
メルマガ購読メールアドレス



ヒラメキ例文

There seems to be an unsolvable communication breakdown between the two.

その2人の間には解決しがたいコミュニケーション不和があるようだ。

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ


関連タイトル



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

名詞+名詞
複合名詞(compound noun)を形成しています。

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)

[PR]



コメント(1件)

加藤由佳 — 2016年 06月 19日, 22:07

『Communication Breakdown』、レッド・ツェッペリンのベスト盤のトップバッターだったため、今でも「レッド・ツェッペリンというと『コミュニケイション・ブレイクダウン』」と思ってしまいます。

コメント 
投稿者名 
コード入力 317

コード入力の数字はスパム防止用です。半角で入力してください。
✦本文に含められるURLは1個まで。超えると投稿エラーとなります。
✦お手数ですが投稿エラーに備えて、投稿前にコメント文をコピーしておいてください。
✦変更・削除依頼は、「コメント編集・削除依頼」よりご連絡ください。



スポンサーリンク

データベースのメニューに戻る
無料メルマガを読んでみる








  



↑ ページトップへ