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ボウリング・フォー・コロンバイン

執筆者:福光潤
作成日:2020/02/09
コメント(1件)
目次を

邦題

  • ボウリング・フォー・コロンバイン

ふりがな

  • ぼうりんぐふぉーころんばいん

英題

  • Bowling for Columbine

発音

  • うりん(ぐ)fぉrるんいん
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意味

Bowling for Columbine
ボウリング ~に対して責任を負う コロンバイン(米国の地名)

⇒ コロンバインに対して責任を負うボウリング
⇒ “コロンバイン高校銃乱射事件はボウリングのせいではないのか?”という説
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『ボウリング・フォー・コロンバイン』の予告編動画(YouTube)
1分47秒目で『Bowling for Columbine』が発音されます。

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コラム

  • 「こんなアメリカに誰がした」というキャッチフレーズで好評を博したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』。

    英題『Bowling for Columbine』をそのままカタカナ表記した邦題では、なんのことかサッパリわかりませんね。


    まず「Columbine」は、アメリカの地名(アメリカ合衆国コロラド州ジェファーソン郡コロンバイン)ですが、1999年4月20日に起きた事件の代名詞にもなってしまいました。

    Columbine High School massacre

    コロンバイン高校銃乱射事件
    (直訳:コロンバイン高校の虐殺)

    コロンバイン高校に通う2人の生徒(毎日いじめにあっていた)が校内で銃を乱射。

    生徒12名と教師1名を射殺した後、2人は自殺し、事件は終息。


  • 次に「Bowling for ~」の意味です。

    「ある目的のためのボウリング」や「誰かの代わりに投球すること」という解釈がありますが、「Columbine」につながりません。


    Bowling for ~」の意味を探るために、コロンバイン高校銃乱射事件の報道状況に目を向けてみましょう。


    犯人の少年たちがメタルバンドのマリリン・マンソン(Marilyn Manson)を好んで聴いていたため、反キリスト教的で攻撃的なマンソンの音楽要素が犯行を促したとの理屈を、事件直後のメディアが並べ立てました。

    一方、あまり目立たなかった2人が、体育のボウリングBowling)の授業にだけは欠かさず出席し、事件当日の朝もボウリングを2ゲームしていたという事実をつかんだマイケル・ムーア監督

    よくよく考えてみると、ボウリングは重い玉を思いっきりピンに当てて倒すスポーツ。

    その暴力性が犯人たちに悪影響を与えたのではないか?
    なぜその可能性に着目しないのか?

    それがマイケル・ムーアのシニカルな視点・疑問点。

    もちろん本気でボウリングが悪いと言っているのではないでしょう。

    本当はアメリカの銃規制問題に切り込むべきなのに、それを避けるかのような報道姿勢に辟易している!

    そんなマイケル・ムーアのメッセージがタイトル英語に込められているようです。


  • Bowling for ~」の意味に戻りましょう。

    タイトル英語イストでなくても「どういう意味だろう?」と悩んでしまう邦題&英題ですが、映画のラストシーンの台詞で意味が飛び込んでくるはず!

    §台詞引用
    In the end it all comes back to Bowling for Columbine.

    結局すべては“コロンバインのボウリング”だ

    この日本語字幕ではやっぱりサッパリわかりませんね。

    しかし、映画の一貫したテーマを言い切ったその台詞の裏には、次のような英文が見え隠れしています。

    Who is responsible for Columbine?
    Who is to blame for Columbine?

    コロンバイン事件は誰のせい

    さらにムーアの皮肉っぽい疑問文を畳み掛けてみましょう。

    Bowling is responsible for Columbine?
    Bowling is to blame for Columbine?

    コロンバイン事件はボウリングのせいでは?

    これを短くすると

    Bowling for Columbine
    という英題になります。

    そして「Bowling for ~」の意味は「~に対して責任を負うボウリング」ということ。


    結論:
    タイトル英語『Bowling for Columbine』は、「“コロンバイン高校銃乱射事件はボウリングのせいではないのか?”という説」を意味する名詞句である。


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ヒラメキ例文

Does anyone have any other interpretation of the last line "In the end it all comes back to Bowling for Columbine."?

最後の台詞「結局すべては“コロンバインのボウリング”だ」について他の解釈ができる方はいますか?

英題発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

名詞+前置詞+固有名詞(地名)
ここでの前置詞「for」は「responsible for」の略だと思われる。

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)



コメント(1件)

福光潤 — 2020年 02月 09日, 19:30

アメリカ銃社会の歴史と闇を淡々と見せてくれる満足度の高い映画でした。
米国は銃で死ぬ人が年間1万1千人超(他国は3桁まで)というデータにビックリ!
満足度の高い映画でしたが、当時全米ライフル協会会長だったチャールトン・ヘストンが悪者扱いされてしまっているのがファンとしてはなんとも残念。

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