執筆:福光潤 公開:2008/02/26 コメント(1件) |
邦題
風に吹かれて
ふりがな
かぜにふかれて
英題
Blowin' in the Wind
発音
ぶロううぃにん£ぁウィんどぅ
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意味
Blowin' | in | the Wind |
↓ | ↓ | ↓ |
揺らいでいる | ~の中で | 風 |
⇒ (答は)風の中で揺らいでいる
⇒ あなたの疑問に対する答は、身近にあるものだ
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1963年/アメリカ/音楽/フォーク、プロテスト・ソング、反戦
- 作詞・作曲・歌・演奏:ボブ・ディラン(Bob Dylan)
- アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン(The Freewheelin' Bob Dylan)』収録
- 同年、ピーター・ポール&マリー(Peter Paul & Mary)がカバーし、全米チャート最高第2位!
- TBS系列TVドラマ『金曜日の妻たちへ』(1983年)の主題歌。
★『風に吹かれて』のスタジオライヴ動画(YouTube)
35秒目等で『Blowin' in the Wind』が発音されます。
★PPMによる『風に吹かれて』のBBCスタジオライヴ動画(YouTube)
54秒目等で『Blowin' in the Wind』が発音されます。
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コラム
- 「blowin'」というのは、本来の「blowing」をちぢめ、「-ing」(~イング)→「-in'」(~インヌ)となり、だらしなく、いや失礼、くだけた感じで発音できます。
たとえば、次に「in」がきていますよね。「~ing in」=「インギン」と言うよりも、「g」の音を落とした方が、「~in' in」=「イニン」というふうに、途中で鼻に抜ける音「ン」を省略できます。
また、「n」のナ行音より「g」のガ行音(ニよりギ)の方が、強い息が必要だし、腹筋も使うし、負担がかかるんでしょう!
また、「ing」の「g」は日本語の「グ」よりも息が鼻に抜けます。なので、この「インギン」の「ギ」のせいで、さらに負担増です!
鼻をつまんで、発音しくらべると、一目瞭然。。。一聴瞭然!
- と、マニアックな発音の話をする予定ではなかったんですが(笑)、タイトル英語の意味にうつりましょう!
歌詞では、「blowin'」の前に何かがあります。
♪歌詞引用(サビ)
The answer, my friend, is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind
The answer (答が) is blowin' (揺れている) in the wind (風に)というワケなんです。
- 「風に吹かれて」=「blown by the wind」ではありません! それだと、「風に吹き飛ばされて」になるので、さぁ大変!
「blow」だけで「風に揺れる」です。そう、自分で、自然に揺れるんです。「吹かれる物 is blowing.」となります。
That door blew open!
そのドアは(風で)開いた!
一方、息を吹きかけたり、爆破したりと、不自然な風の流れが、起きているときは、「吹かれる物 is blown by 何か.」です。
Dorothy was blown by ahurricanetornado/cyclone to the Land of Oz!
ドロシーは、ハリケーン竜巻に吹き飛ばされて、オズの国に着いた!
- あと。。。えーと、まだお時間あります?
「the wind」についても、ちょこっとだけ。
太陽(the sun)や海(the sea)と同じく、空気を運んでくれる風も、人間にとっては、かけがえのない自然界の存在なので、常に「the」をつけて、敬意を表してあげましょう!
ただし、「冷たい風」のように、あるタイプの風を言う場合、「風」全体ではなく、一部を切り売りしているような感じで、「a」を使って、「a cold wind」などといいます。
- ところで、「wind」という単語は(特に読むときに)、「window(窓)」とゴッチャになりませんか?
ウィンドとウィンドウ。
カタカナ語のバカ~! というワケじゃなく、案外、英語でも似たものどうしみたいですよ。
辞書で、「wind」の生い立ち(語源)を調べると、「wind」+「eye」=「window」だそうです!
なんと、「窓」=「風を見つめる目」だったとは!
ということは。。。
答えが見つからないときは、窓をあければいいのか!
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