執筆:福光潤 公開:2005/10/17 コメント(3件) |
邦題
JAWS/ジョーズ
ふりがな
じょーず
英題
Jaws
発音
ジョーず
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意味
Jaw | -s |
↓ | ↓ |
アゴ | (上下1セット) |
⇒ 上下のアゴ
⇒ (大文字始まりの「Jaws」で)人喰いザメ
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
- 1975年/アメリカ/映画/パニック、サスペンス、恐怖、海
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)
- 出演:ロイ・シャイダー(Roy Scheider)、ロバート・ショウ(Robert Shaw)、リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ(John Williams)
- 第48回アカデミー賞3部門(編集賞、音響賞、作曲賞)受賞!
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コラム
- 恐ろしい映画なので、恐る恐る辞書を引きましょう。
『ランダムハウス英語辞典』によれば
…語源は不明…
って。おお、コワ!
- 「jaws」の意味は「アゴ」。アゴのラインだけじゃなく、アゴの骨すべてをカバーし、はえている歯も含みますが、単なるアゴ。コワかないよ。
サメともなると、上アゴと下アゴを分けて考えます。上アゴ(upper jaw)にも下アゴ(lower jaw)にも、超鋭い歯がズラリ(array of razor-sharp teeth)! 「jaw」だけでも危ないのに、「jaws」に挟まれたら、食いちぎられてしまいます! やっぱり、コワいよ!
- 「無駄話」というコワくない意味もあり。「このメルマガは、ジョーズが多いよな」という例文を作ろうとしましたが、ダメ! 「jaw」は「アゴ」→「口(くち)」の連想だから、書き言葉には使えません…。
- 最後に、「ダ~ラン……、ダ~ラン……♪」というジョン・ウィリアムズのテーマ曲は、今や、コワい旋律の代表格となりましたが、ドボルザーク作曲『交響曲第9番~新世界より(Symphony No.9 "From the New World")』(1893年)の第4楽章冒頭フレーズと同じ。
これ、パクリじゃなく、オマージュですね、きっと! ちなみに「オマージュ」は、英語で「homage(敬意)」と書き、「ハみっじ」と発音します。
- さらに最後に、ちょっと使える表現:
set (誰それの) jaw = 歯を食いしばる
その例文:
I set my jaw against the pain, and I walked into the operating room.
歯を食いしばって痛みに耐え、自分の足で手術室に入った。(飛訳:福光潤)
- またまた最後に(←もう日本語じゃない?)、"High-Tech Hearing Bypasses Ears"(ハイテク聴覚は、耳を迂回する)という2004年のニュース記事より引用しておきます。
A cell phone handset that lets users listen by pressing it against their jaws is for sale in Japan.
ユーザーの“ジョーズ”に押しあてて聞くタイプの携帯電話機が、日本で発売中だ。(飛訳:福光潤)
ユーザーが飼っている人喰いザメのジョーズ君にも、GPS機能付きスマホを持たせる時代がきたというのでしょうか? そしたら迫ってきたときに察知できて逃げられる!……って、飼い主が逃げてどうすんねん(-_-;)
フツーの話に登場する「jaw」は「アゴ」。「their jaws」は「ユーザーたちのアゴ」。アゴに押しあてるタイプの携帯って? そう、2001年に華々しくデビューした骨伝導(こつでんどう)ケータイの説明でした!
結局、使ったことがなく、使っている人も見たことがありませんでした…。ひょっとしてモバイル開発の黒歴史?
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