執筆:福光潤 公開:2006/02/16 コメント(2件) |
邦題
ジーニアス・ラヴ~永遠の愛
ふりがな
じーにあすらぶ えいえんのあい
英題
Genius Loves Company
発音
ジーにあすラvずカんぱにー
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意味
Genius | Loves | Company |
↓ | ↓ | ↓ |
天才 | ~を愛する | 仲間 |
⇒ 天才は、仲間を愛する
⇒ 天才は、仲間を大切にする
⇒ 天才は、大切な仲間をもっている
⇒ 詳しい英語解説は後半のコラムへ
作品
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コラム
- まず、「genius」=「天才」です!
そして、赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』は、英語タイトルが『The Genius Bakabon』なのだ!
バカボンとレイ・チャールズとでは、天才ぶりが違いますが、辞書的な意味は同じなので、福光の脳内オリジナル辞書では、「genius」の例として、ふたり仲良く並んでいるのだ(笑)!
とりわけ、レイ・チャールズは「The Genius of Soul」と呼ばれています。「ソウル(ソウル音楽、魂)の天才」ということですね。
- 当アルバム邦題の『ジーニアス・ラヴ』は、適当に後半を端折ってしまって、ちょっと意味不明になってしまっています。「天才・愛の歌」と解釈するには、ラヴソングは少なめなアルバムだし、デュエット集であることを示すアルバム原題からも離れすぎです。
でも、「~永遠の愛」というサブタイトルの方は、一見ありふれていますが、レイ・チャールズが亡くなった直後にリリースされた作品のため、弔意が表現されています。
ここから戻って考えてみると、邦題中の「ラヴ」は、「ソウルの天才が、音楽に捧げた愛」となるのかもしれません。
いずれにしても、かなり意訳された邦題ですので、『Genius Loves Company』という英題と「compnay」の意味を、しっかりおさえておきましょう!
- 「company」の意味は「会社」だけで満足しちゃダメですよ! 「人のグループ」→「仲間」というコアイメージが基本です。俳優やダンサーの「一座」から、「消防隊」や「会社」まで。
『Genius Loves Company』のアルバムジャケットを拡大して、じっくり見れば、「company」=「仲間」だということが、よく分かります。レイ・チャールズの顔の上に並んだ文字を、写してみます。
ray charles duets with
natalie cole elton john norah jones b. b. king
gladys knight diana krall johnny mathis
michael mcdonald van morrison willie nelson
bonnie raitt james taylor genius loves company
1行目の意味は、「レイ・チャールズは、下記アーティストらとデュエットしています」。デュエットしているミュージシャン名が、ズラリと並んで、最終行のおしりに、アルバム名がくっついています。上記【意味】欄に挙げた、3種類の訳を確認しておいてくださいね。
- 会社名につける「Company」の略記は、「Co.」。ピリオドは省略記号なので、ここでは「mpany」→「.」です。
あと、社名が「& Co.」で終わる場合の「Co.」は、他の共同経営者、出資者、雇用者などを指します。
たとえば、ティファニー。1837年に、「Tiffany & Young」として、学友のヤング氏との共同経営でスタート。1853年、ティファニー氏が経営を任され、社名を、「Tiffany & Co.」に変更。
要するに、英語の発想では、会社は仲間が集まるところ。もちろん、いちいちこの由来を気にせず使っていますが。日本語だって、「会」と「社」を辞書で引けば、同じような発想だと気づくでしょう。
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