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日刊タイトル英語 第746号 利己的な遺伝子

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 ☆/★/     《読んだフリ特集~第10位》    \★\☆
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 ★/ ┏━┫  ▼ タ イ ト ル 英 語 ▼  ┣━┓\★
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        こんにちは、暖かくなりましたね♪

        去年の秋、タイトル英語で太宰治
        やりましたが、2冊は読んだフリ。
     https://title-eigo.com/Database/NoLongerHuman
     https://title-eigo.com/Database/TheSettingSun

        『走れメロス』は読んだことあり。
      https://title-eigo.com/Database/RunMelos

        どうせ読んだフリするんだったら、
        ちゃんと内容を把握しておきたい!
        そんな方にピッタリの必読ページ↓

       > ネタバレ注意!いまさら聞けない!
       > 200文字でわかる読んだフリガイド
               ▽
       http://weekly.yahoo.co.jp/100/guide/

        松本清張の代表3作品もあります。


              では

           読んだフリガイドを
           読んだフリしたまま
           本日のタイトル英語

             スタート!



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日刊タイトル英語        2009/03/19(木)第746号
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       《読んだフリ特集~第10位》
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【邦題】利己的な遺伝子



【英題】The Selfish Gene



【意味】

    [The]    [Selfish]  [Gene]
     ↓      ↓      ↓
    (種類を示す  利己的な   遺伝子
       ラベル)

  ⇒ “利己的遺伝子”



【作品】

    1976年/イギリス/本/科学読み物、生物学、科学啓蒙
    著者:リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)

    イギリスで最も読んだフリをされた本ランキング第10位!
     ~2009年3月発表 by 世界本の日(World Book Day)主催団体

  ★ 著者紹介ビデオを見る?
     └→ https://title-eigo.com/Database/TheSelfishGene#WatchIt



【コラム】

  ⇒ 「Gene(ジーン)」という男の名前がありますが、

    『わがままなジーン』というワケじゃありません。


    でも、「selfish(わがままな)」という人の性格表現を、

    あえて「gene(遺伝子)」という科学用語に付けたのは、

    1970年代当時にしては、かなりのヒット路線狙いですね!



  ⇒ 著者リチャード・ドーキンス博士の研究分野は、

    生物学(biology)の中の動物行動学(enthology)、

    そして、進化生物学(evolutionary biology)です。


    書名は『利己的な遺伝子』とやわらかい感じですが、

    学問では“利己的遺伝子”と6字熟語で呼ばれます。

    英語では、どっちも「the selfish gene」。



  ⇒ 生き残りをかけて、遺伝子たちが立ち上がる!

    人間の体は、所詮、遺伝子たちの乗り物だぜ!

    より快適なマシンがあれば、乗り換えるかも!

    アトム、ドラえもん、HAL9000、T-800、ASIMO…

    アンドロイドよ! 更なる進化を待ってるぜ!


    SFファンは、そう過激に解釈しがちですが、

    “利己的遺伝子”という命名のせいでしょう。

    自分の意思でふるまう遺伝子ってワケでなく、

    淘汰理論を簡単に説明するための比ゆだって!



  ⇒ 無神論者(atheist)であるドーキンス博士が、

    9.11をきっかけに書きはじめた本があります。


    『神は妄想である―宗教との決別(The God Delusion)』(2006年)


    これまた凄いタイトルですが、世界的なベストセラーになりました!


    お友達だったSF作家の故ダグラス・アダムスに捧げられています。
                    ↓
    (『銀河ヒッチハイク・ガイド』の著者)
       │
       └→ ツタ哉 → http://english.mag2.com/tty/080111.html


    SFファンは、ここでまた、過激な解釈をしたくなります。

    神が妄想で、自己チューな遺伝子の方が現実っちゅうたら、

    やっぱり人類は遺伝子軍団に滅ぼされてしまうんちゃうか?


    この妄想は、『利己的な遺伝子』という書名のせいでしょう。

    そして、NHKスペシャルとかで、ドーキンス博士の語り+

    ナレーターの深刻そうな未来への警鐘を聞いたせいでしょう。


    なにより“読んだフリ遺伝子”が利己的に増殖するのが危険!

    せめて、ウィキペディアの詳しい概論だけは読んでおかねば!
         ↓
        http://en.wikipedia.org/wiki/The_Selfish_Gene

        (英語がイヤなら、左の「日本語」をクリック)


    そうすれば、利己的遺伝子たちと明るい未来が築けそうです♪



【ひとこと】

    この本の中に登場する「ミーム(meme)」は、

    「意伝子、模倣子」とも訳される造語ですが、

    「文化の遺伝単位」という定義が面白いので、

    一昨年に書いた『翻訳者はウソをつく!』の

    > Chapter5 機械翻訳は永遠にウソをつく

    で触れるつもりが、難しい文章になり、ボツ!


    読んだフリして何かを書くのは難しいよ(笑)

    ホントに読んで理解できた知識っていうのは、

    わかりやすく面白おかしく説明できるのにね!



【次号予告】

    それでは、“読んだフリ本”の第9位!

    (フクミツは知ったフリをしたことあり)


    > 9. Dreams from My Father - Barack Obama


    『**・ドリーム―バラク・オバマ**』

    という邦題です。**に何がはいるかな?

    わかったフリをして、次号をお楽しみに!


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



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