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日刊タイトル英語 第351号 追憶

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日刊タイトル英語        2005/09/05(月)第351号
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       女性にオススメの映画トップ1!
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【邦題】追憶


【英題】The Way We Were

       V  v V  (←V強く、v弱く)
【発音】£ぁウェいウィヲぁr

    (「£ぁ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ざ」と「だ」の間)
    (「r」は舌を巻く)

  ★ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0509.html#351


【意味】[The Way]  [We]   [Were]
     ↓      ↓    ↓
     ~の状態   私たち  ~がそうであった

  ⇒ 昔の私たちの、状態・関係・様子


【作品】1973年/アメリカ映画/ヒューマン・ドラマ、ロマンス
    監督:シドニー・ポラック(Sydney Pollack)
    出演:バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)
       ロバート・レッドフォード(Robert Redford)
    音楽:マーヴィン・ハムリッシュ(Marvin Hamlisch)
    アカデミー賞3部門(同名主題歌、作曲、衣装)受賞!

    1973年/アメリカ/バラード、上記映画主題歌
    作詞・作曲:Alan Bergman, Marilyn Bergman & Marvin Hamlisch
    歌:バーブラ・ストライサンド
    米ビルボード誌チャート第1位、同年間チャート第1位、
    1974年度グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞!

  ★ 今日のタイトル作品に関する情報は…
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0509.html#351

  ★ サントラ試聴『The Way We Were: Original Soundtrack Recording』
     └→ http://jf-world.com/item/B0000029BR/jfworld-22
         └→ 1. The Way We Were


【知識】

  ⇒ 冒頭で、「女性にオススメ」と書きましたが、

    特に、同世代(30代)以上の女性にオススメ!


    福光が最初に見たのは、確か20才前でしたが、

    ストライザンド・ファンだったにも関わらず、

    ぜんぜん面白くなくて、退屈だった記憶が…。


    30才前に見て、ようやく良さが分かりました!

    信念とともに生きている女性は、美しいです!


  ⇒ 主題歌を歌い、主演するストライザンドは、

    ファーストネームをよく話題にする人です。

    「Barbara」じゃなくて「Barbra」よ、と。
       ^
    「Ann」じゃなくて「Anne」よ、と言った、
               ^
    『赤毛のアン』が、つい思い出されますが、

    2人は、おしゃべりなところが似ています。

    ちなみに、『赤毛のアン』は、本誌第230号で既出


  ⇒ 今日のタイトルは、手ごわいので、

    なんだかんだ、関係ないことから、

    遠巻きに、解説を始めてみました。


    でも、やっぱり説明が難しいので、

    関連表現を、眺めるだけにします。

              ┏━━━┓
              ┃ eat ┃
              ┗━┳━┛
    ┌→ what I eat      ┃  the way I eat  ←┐
    │  今、私が食べる物  ┃  今の、私の食べ方 │
    │            ┃           │
    └← what I ate     ┃  the way I ate  →┘
      昔、私が食べた物  ┃  昔の、私の食べ方
  ┏━━┓          ┃           ┏━━━━┓
  ┃what┣━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━┫the way ┃
  ┗━━┛          ┃           ┗━━━━┛
    ┌→ what I am      ┃  the way I am  ←┐
    │  今の私(の正体)  ┃  今の私(の状態) │
    │            ┃           │
    └← what I was     ┃  the way I was  →┘
      昔の私(の正体)  ┃  昔の私(の状態)
              ┏━┻━┓─┬─────
              ┃ be ┃ │
              ┗━━━┛ │
                    │
                    └→ the way we were
                       昔の私たち(の状態)


    これだけで、なんとなく、お分かりいただけましたか?

    たいそうな表を書きましたが、なんとなくで結構です。


  ⇒ タイトルの4単語中、3つが「w」で始まっていますが、

    「韻を踏んでいる」と、いつも同じ解説をしていると、

    芸がないと思われそうなので、今日は、鏡を使います!

    さぁ、鏡の前で、『The Way We Were』と言いましょう!

    「w」のところは、口を思いっきりすぼめてください!

    英語らしくなってきたら、声を出さずに口パクします!

    英語らしい発音の口は、こんな感じに見えるはずです。


     チュッ→ニタッ→チュッ→ニタッ→チュッ→アポッ
      The W--ay      W--e      W--ere


    福光の発音ビデオ画像を、お見せしたいところですが、

    台風情報より有益じゃなさそうなので、自粛致します!


     ~~~~~ ワハハ!(場外の笑い声)~~~~~

    (うわっ、先週の『奥様は魔女』の観覧者がまだいた!)


  ⇒ 邦題『追憶』は、映画の内容や主題歌の歌詞をふまえて、


      remembering the way we were

      昔の私たちの様子を、思い出すこと=追憶


    と解釈しているようですね。


    英語に一致する日本語が、どうしても見つからないことがあります。

    そんなときには、今日の邦題のように、咀嚼の上、アレンジします。

    和訳のアレンジ力を身に付けると、死んだ和訳表現も生き返ります。


      This is a pen.    これはペンです。


    って、そんな日本語、いつ使うんじゃ! と叫ばれて久しいですが、

    「ペン」っぽくない新製品の「ペン」だと、想定すればいいんです。


      This is a pen.    これはペンなんです。
                      ^^^^

    「ペンに見えないでしょうが、実を言うと」の気持ちを込めました。
  ⇒ 関連:『素顔のままで(Just the Way You Are)』(第20号)


【ひとこと】

    またもや、月曜から長々と書いてしまいました。

    オチないまま、そこはかとなく書きつくる始末。

    推敲しない吉田兼好みたい、と自己評価しつつ、

    実は逆で、推敲するたびに長くなる福光でした!


【次号予告】(クイズ:「*」「*」を埋めてみて!)

    ビーチ・ボーイズの『神のみぞ**(God Only *****)』

    のタイトル英語を、明日、お送りしますので、お楽しみに!



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語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
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