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日刊タイトル英語 第978号 ゼロ・グラビティ+野口聡一さん

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こんにちは!

タイトル英語イストの福光です♪


昨年末のNHK『紅白歌合戦』で

宇宙飛行士の野口聡一さんが

国際宇宙ステーションISSから

エールを届けてくれましたね。


> 軌道上を毎日16周していますが、

> 宇宙から見る地球は青くて美しい。

> いまは世界中が大変な状況ですが、

> この星をみんなで守りましょう!


さて、本日のタイトル英語は、

野口さんが過ごすISSも登場する

アカデミー賞受賞SF映画です!


      ポ~ン♪


シートベルト着用サインが点灯しました。

離陸後お席を離れないようお願いします。

国際宇宙ステーションまでメルマガの旅、

どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ☆

         ↓


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日刊タイトル英語  2021/01/10 第978号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 フワ~・・・フワ~~・・・ズシッ!
…………………………………………………


【邦題】

ゼロ・グラビティ



【英題】

Gravity



【発音】

発音+例文を、音声でどうぞ!
https://title-eigo.com/Database/Gravity#Hatsuon



【意味】

[Gravity]
  ↓
 重力
  ↓
無重力空間に漂う宇宙飛行士2人が、
重力のある地球の土を目指して
決死のサバイバル!



【作品】

2013年/アメリカ、イギリス/
   映画/SF、サスペンス
製作・監督・脚本・編集:
   アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック、
   ジョージ・クルーニー
声の出演:エド・ハリス

第86回アカデミー賞
 10部門ノミネート、7部門受賞!

★ 予告編動画を見る?
https://title-eigo.com/Database/Gravity#WatchIt



【コラム】

*「gravity」は「重力」

   そして

「zero gravity」は「無重力(状態)」

    です。


飛行機やジェットコースターなどの加速時に、

いわゆる「Gがかかる」状態がありますよね。


そのGも英語で

「G」=「Gravity」

であり、「重力加速度」を

表わす単位となっています。


似たような単語に

「gravitation」

がありますので、その違いを、

ざっくりと確認してみましょう。


 ━━━ gravity ━━━
重力~地球が物体を引っぱり寄せる力

 ━━ gravitation ━━
引力~ふたつの物体が引っぱり合う力

(はっきりとした区別ではなく、
      重なる意味もあります)


1916年にアインシュタインが

一般相対性理論で予言し、

2016年に初観測されたばかりの

重力場の伝搬現象は、

「gravitational wave(重力波)」

といいます。


ふたつのブラックホールの

合体による重力波なので、

「gravity」ではなく

「gravitation」から派生した

「gravitational」が使われていますね。



*さて、映画タイトルに移りましょう。


なぜ英題が『Gravity』なのに

邦題『ゼロ・グラビティ』なのか?

それは、臨場感をもって

「無重力」を体感できる3D映画だから。


では、なぜ

「ゼロ・グラビティ(無重力)」

を描く映画なのに、英題は

「gravity(重力)」

なのか?


それは、見終わった後、

  思わず、重力に感謝してしまう、

      そんな映画だからでしょう。



*これより、
 閲覧環境によっては、
  レ
   イ      か
    ア    る も
     ウ   れ  し  ん。
      ト 乱   れませ
       が
正 に
 常  表 され
     示  て
         いて
          も、

 活        すの
  字 の恐れ  ま  で、
  酔い  があり

ご了
  承
   くだ い。
     さ 

  ≦(._.)≧ ペ
        コ


この映画
  の
 サントラ音楽   は、
  (by Steven Price)

           と
無重力空間   フワ~ した
   を  フワ~  白玉音符の
 表現すべく、     多い
             スコア
              です。

さらに
 3D映像        にも、
  なので、上前   方向
    左┼右   の
     後下 いずれ

 自分    いると
  が  漂って  錯
   宇宙に     覚。

そんな
  フワ~     の中、
    フワ~ 無重力
      とした

ハラハラ
 ドキドキ     上映時間は
   の     近い またたく
  サスペンス  90分    間。
     続きで、


    そして最後に。。。


~~~~~~~~~~~~~~~
━━━━━━━━━━━━━━━
ボクたちを地球にしっかりとつな
ぎとめてくれる重力=gravity。
無重力でなまった脚力と、疲労困
憊した精神と、生きている実感。
重みがある全てのものを受け止め
てくれる母なる星に戻った安堵。
ほぼ全編を通して、無重力を体感
できる3D映画となっていますが、
ラストシーンで英題の「重力」を
ズシッと体感できること請合い。
空気よりも当たり前すぎて忘れて
いる重力を本作で再確認してね!
━━━━━━━━━━━━━━━
~~~~~~~~~~~~~~~



*ちなみに、宇宙空間に完全な

  「zero gravity」

 の状態はないそうです。


★NASAの小中学生向け
 勉強ガイドページより引用
  → http://j.mp/1Q8klKY

Microgravity is sometimes called
"zero gravity," but this is misleading.

小重力は「無重力」と呼ばれることも
ありますが、誤解を招いてしまう表現です。
       (福光うなずきながらの訳)


完全に「zero gravity」なら、

地球と月はとっくの昔に生き別れ。

星座を構成する星々もバラバラ、

貴方の運勢も占えないことに…。



*上記引用元サイトの

「NASA TV」というコーナーでは、

映画に登場する国際宇宙ステーション
(International Space Station, ISS)

からの生中継放送

「Space Station Live」

などの番組が楽しめます。

→ http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/


今のぞいたら、

クルーたちがフワフワ浮いたまま

地上の子供たちの質問に答えていました。


NASAのYouTubeチャンネルでは、

野口聡一さんのカッコいい紹介動画も!

→ https://youtu.be/FWPyBmd1Cv0



さすが21世紀、

こんなに宇宙が身近になったとは驚きです。


「gravity」という単語が

日常英単語になる日も近いでしょうね。


 Hey, what's your gravity like today?

 ねぇ、今日の重力、そっちはどう?


な~んてね。


…詳しくは専用ページをお読みください♪



【ひとこと】

これまで見た3D映画の中で一番のお気に入り。
たぶん、画面全体が真っ暗なのが基本なので、
スクリーンとの境界線を気にすることなく
没入できたためだと思います。

これをヘッドマウントディスプレイで見ると
さらなる臨場感で宇宙酔いしてしまいそう。
いや、映像酔いか…。

(福光)



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