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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日刊タイトル英語 2020/06/14 第967号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ からみあうコードを、ほどいてみよう! ………………………………………………… 【邦題】 ダ・ヴィンチ・コード 【英題】 The Da Vinci Code 【発音】 発音+例文を、音声でどうぞ!→ https://title-eigo.com/Database/TheDaVinciCode#Hatsuon
【意味】 ある特定の+ダ・ヴィンチ+暗号(記号体系) レオナルド・ダ・ビンチが作品に込めた暗号(記号体系) 【作品】 2003年/アメリカ/本/小説、ミステリー 著者:ダン・ブラウン(Dan Brown) 翻訳者:越前敏弥 上記作品の映画化 2006年/アメリカ/映画/ ミステリー、アドベンチャー、スリラー 監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、 ジャン・レノ、イアン・マッケラン あらすじ: ある日、ルーヴル美術館の館長が殺された。 彼が残した暗号は、歴史をゆるがす大きな ミステリーへと発展。宗教象徴学の 権威であるロバート・ラングドン教授と、 暗号解読官ソフィー・ヌヴーが、 生死をかけて真実を追い求める! ★ 予告編動画を見る?→ https://title-eigo.com/Database/TheDaVinciCode#WatchIt
【コラム】 *『ダ・ヴィンチ・コード』の 翻訳書(2004年、KADOKAWA刊)と 映画化作品(2006年)のヒットで、 「ダ・ヴィンチ」の日本語表記が 確実に定着しました。 それ以前では、1994年にリクルートが 創刊したサブカル寄り文芸誌 『ダ・ヴィンチ』(現在はKADOKAWA刊) でおなじみになったカタカナ表記です。 「ダ・ビンチ」や「ダビンチ」 といった表記も見られますが、 ご自分で書く際には お好みの表記でどうぞ! *さて、この「ダ・ヴィンチ」の 元ネタ人物をフルネームで書くと -------------------- レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci -------------------- となります。 あの『モナ・リザ(Mona Lisa)』や 『最後の晩餐(The Last Supper)』を 描いたルネサンス期の天才芸術家ですね。 イタリア語で書いても同じスペリング 「Leonardo da Vinci」で、意味は 「ヴィンチ村のレオナルド」です。 ハワイの「Tanaka of Tokyo」 という日本食焼肉店と同じ感覚 のネーミングでしょうか。 *お次は「コード」を解読してみましょう! 完全にカタカナ日本語化している「コード」 なのですが、実は、この「コード」、 3種類の英語スペリングが存在します。 -------------------- (1) code: 暗号、記号体系、条例、決まりごと (2) cord:ヒモ、電気コード (3) chord:和音のコード -------------------- 「r」の入っていない(1)は、 舌を巻かずに「コうどぅ」と発音するので、 舌を巻く「r」入りの(2)&(3)と区別できます。 どうでもいいですが、(4)番目として 【高度:高さの度合い、ギャグのハイレベルさ】 という日本語も付け加えたかったのですが、 高度すぎるのでやめましたw *「暗号」という英単語は 「cipher」や「cryptograph」など 他にもありますが、今回の「(1) code」は 「コミュニケーションにおけるシグナル やシンボルのシステム」などと、 英英辞書で説明されています。 なんだか大げさな感じがしませんか? 「暗号」って簡単な一言で 済ませている場合じゃないんです! キリンビールの麒麟の絵に 「キ」「リ」「ン」の文字を発見して 喜んでいる場合でもないんです (暗号じゃないか、コレ)! モールス信号(Morse code)も、 消防条例(the fire code)も、 ドレスコード(dress code;服装の規準)も、 かつてアナログTV放送の録画予約に 便利だったGコード(G-code)も、 情報をあなたに伝えたくて 記号群をシステム化(体系化) したものなんです! ちなみに、「ブレーキランプ5回点滅」で 「アイシテル」とあなたに伝えるのは、 体系化されていない合図であって 「サイン(sign)」と言います。 *では、邦題のミステリー。 『ダ・ヴィンチ・コード』の 邦題訳で消された「The」の意味は? ダ・ヴィンチが彼の芸術作品中に 盛り込んだと言われている、 2000年の歴史とともに 体系化された記号群がテーマ。 他の暗号とは一線を画している という意味において、 「The(ある特定の)」 が付いた「Code」なんです。 最後は、ことわざ風にシメましょう! -------------------- The Code was not built in a day! コードは一日にして成らず! --------------------…詳しくは専用ページをお読みください♪
【ひとこと】 ラングドン教授の映画シリーズは、ほかに 『天使と悪魔』(2009年)と 『インフェルノ』(2016年)があります。 レビューを見る限り賛否両論みたいですが、 フクミツは3部作ともみんな楽しめました♪ (福光)
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