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日刊タイトル英語 第846号 コミュニケイション・ブレイクダウン

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 こんにちは、タイトル英語イストの加藤です♪

 今回のお題は『Communication Breakdown』、

 それだけでも意味がわかってしまいそうですが、

 方々で寄り道(?)しつつ詳しく解説してみます。



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日刊タイトル英語        2016/06/19(日)第846号
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   ロバート・プラントが絶叫するほどの悩みとは?
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【邦題】コミュニケイション・ブレイクダウン



【英題】Communication Breakdown



【発音】
      ▽   ▼      ▼   ▽
    くミューにケいしゅんぶRェいくダおん

    (▼を1番強く、▽を2番目に強く、平仮名は適当に読む)
    (「Rェ」は、舌を上あごに付けずに、「ゥレ」)

  ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/CommunicationBreakdown#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [Communication]   [Breakdown]
     ↓          ↓
     コミュニケーション  崩壊、断絶

  ⇒ コミュニケーションの崩壊



【作品】

    1969年/イギリス/音楽/ロック、ハードロック
    作詞・作曲:ジミー・ペイジ(Jimmy Page)、
          ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)、
          ジョン・ボーナム(John Bonham)
    演奏:レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)
    1stアルバム『レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)』からの
      1stシングル『グッド・タイムズ・バッド・タイムズ
                  (Good Times Bad Times)』のB面

  ★ 楽曲動画を見る?
     └→ https://title-eigo.com/Database/CommunicationBreakdown#WatchIt
        ※33秒目等で英題が発音されます。



【コラム】

  ⇒ 「コミュニケーション・ブレイクダウン」

    (正式な邦題は『コミュニケイション・ブレイクダウン』)

    というだけで何となく意味が分かってしまいそうな感じもありますが、

    ここは一つ丁寧に見ていきましょう。



  ⇒ 「communication breakdown」の「communication」は、

    そのまま「コミュニケーション」です。


    ただ、コミュニケーションにもいろいろな定義がありますよね。

    「人と人との間の意思疎通」だったり、

    「情報のやり取り」だったり、

    はたまた「通信」を意味したり。

    「病気の伝染」という意味もあります。


    「communication」に「s」がついて「communications」になると、

    「通信のための手段」、「連絡網や輸送機関」

    などニュアンスがちょっと変わります。


    「communication」つながりの動作を表わす言葉「communicate」には

    「伝える」という意味がありますので、その通り大きくとらえれば

    わかりやすいですが、細かく見ていこうとすると

    一筋縄ではいかない相手です。


    次の「breakdown」が意味するのは「故障、崩壊、断絶」など。

    「break down」で「~を破壊する、つぶれる」

    と表現することもできます。



  ⇒ そして「communication」と「breakdown」が一緒になって

    「communication breakdown」となると、

    「コミュニケーションの断絶」となります。


    こちらも「communication」の文脈上の意味によって

    いろいろと異なりますが、一番多いのは

    対人コミュニケーションにおける障害でしょう。

    少なくともレッド・ツェッペリンの『Communication Breakdown』では、

    想いを寄せる相手に対する葛藤について歌われています。



    ♪歌詞引用

     Communication Breakdown
     It's always the same
     I'm having a nervous breakdown
     Drive me insane

     コミュニケイション・ブレイクダウン
     いつもこうなんだ
     神経衰弱を起こしそうだ
     まったく気が狂ってしまいそうだよ (加藤による試訳)


    口説きたい相手になかなか想いを伝えられず、

    悶々とした気持ちをつづった歌です。

    演奏も歌い方もとってもハードなのに、

    歌われている悩みのほうはよくありがちな

    デリケートタイプというギャップ。



  ⇒ ところで、歌詞に登場する「nervous breakdown」は「神経衰弱」のこと。

    ただ、トランプの「神経衰弱」は、英語では

    「memory game(記憶ゲーム)」や「concentration(集中)」となり、

    日本語とは少々ニュアンスがちがいますね。


    コミュニケーション崩壊を表わす「communication breakdown」、

    そして神経衰弱「nervous breakdown」と、

    「breakdown」が2つも登場する同曲、

    大変お勉強になります♪



【ひとこと】

    『Communication Breakdown』、レッド・ツェッペリンのベスト盤の

    トップバッターだったため、今でも「レッド・ツェッペリンというと

    『コミュニケイション・ブレイクダウン』」と思ってしまいます。

                               (加藤)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



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