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日刊タイトル英語 第823号 ビーストリー

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    こんにちは、タイトル英語イストの加藤です♪

 さて皆様、突然ですが「野獣」についてどう思われますか?

   「獰猛な」、「残虐な」、「毛むくじゃらの」

     などいろいろなイメージがありますよね。

   今回のタイトル英語は、この野獣という言葉を使い、

   一人の人物の性格や人生を見事に表現しています。

             ↓



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日刊タイトル英語        2016/04/03(日)第823号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
        野獣といえどもいろいろ
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【邦題】ビーストリー



【英題】Beastly



【発音】
    ▼
    ビーすとぅりー

    (▼を強く、平仮名は適当に読む)

  ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/Beastly#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [Beastly]
     ↓
     獣のような残忍な

  ⇒ ひどい

  ⇒ 不愉快な

  ⇒ 鼻持ちならない



【作品】

    2007年/アメリカ/本/小説、恋愛、ファンタジー
    著者:アレックス・フリン(Alex Flynn)
    翻訳者:古川奈々子

    上記作品の映画化
    2011年/アメリカ/映画/恋愛、ファンタジー
    監督:ダニエル・バーンズ(Daniel Barnz)
    原作:アレックス・フリン
    出演:アレックス・ペティファー(Alex Pettyfer)、
       ヴァネッサ・ハジェンス(Vanessa Hudgens)、
       メアリー=ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)

  ★ レビュー動画と予告編動画を見る?
     └→ https://title-eigo.com/Database/Beastly#WatchIt



【コラム】

  ⇒ この作品では、イケメン、金持ちの家出身という、

    いわゆるモテ要素を備えた17歳の少年カイルが主人公です。

    しかし、その実際にモテモテなカイルは性格が最悪!

    その彼には「beastly」という言葉がとても合っています。



  ⇒ 野獣を意味する「beast」に「-ly」をつけた「beastly」は、

    (1)「野獣のように残忍な」という意味を持ちます。
        ^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    容姿に恵まれない同級生をいじめて追い込んだり、

    家政婦を怒鳴りつけたりする彼はまさしく「beastly」です。


    また、「beastly」には

    (2)「傲慢な、鼻持ちならない」という意味も。
        ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    王子様のようなルックスに加えて、

    お金のある(といっても彼のお父さんの稼いだお金)ことを

    いちいち自慢するカイル少年にはぴったりな言葉と言えるでしょう。



    さらに、「beastly」には

    (3)「醜い」という意味合いも!
        ^^^^
    そう、性根腐ったカイル少年は魔女の怒りを買い、

    「1年以内に本当に愛する人を見つけ、愛してもらえば魔法を解く。

    それが解けなければ永遠にそのまま」という条件つきで、

    その姿を醜い野獣に変えられてしまいます。



    1つの言葉だけで主人公の性格や物語のゆくえなど、

    いろいろな側面を示した、とってもスマートなタイトルですよね。



  ⇒ さらにさらに(!)、この「beastly」という言葉選びには、

    魔法によって野獣にされた王子様と心優しい少女の物語である

    不朽の名作『美女と野獣(Beauty and the Beast)』

    との掛けあいもあります。


    『Beastly』そのものも美女と野獣をモチーフにしたお話ですので、

    ここでも素晴らしいタイトルに座布団を差しあげたいところ。


    同作には『美女と野獣』のほかにも

    いろいろな童話のモチーフやシンボルが登場し、

    恋愛小説としてだけではなく

    ファンタジー童話としてもなかなか楽しめます。


    もちろんハッピーエンドですので、

    気になる方は安心して読んでみてくださいね♪



【ひとこと】

    作中にはいろいろな薔薇を植えた素敵な薔薇園が登場します。

    一度で構わないので、薔薇の写真を好きなだけ撮りたいなあ。

                            (加藤)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



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★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
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