ホーム 無料メルマガ 日刊タイトル英語 第819号 ヒア・カムズ・ザ・サン

日刊タイトル英語 第819号 ヒア・カムズ・ザ・サン

まぐまぐ殿堂入りメールマガジン『日刊タイトル英語』

無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー

   こんにちは! タイトル英語イストの加藤です♪

 寒かったあの頃はどこへやら、どんどん暖かくなるこの頃。

 今回のタイトル英語には、そんな最近にぴったりのものを

          チョイスしました!

             ↓



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2016/03/18(金)第819号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
         恵みの存在のお出まし!
………………………………………………………………………


【邦題】ヒア・カムズ・ザ・サン



【英題】Here Comes the Sun



【発音】
    ▼ ▼    ▼
    ヒrカむず£ぁサん

    (▼を強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「r」は舌を巻く)
    (「£ぁ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ざ」と「だ」の間)

  ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/HereComesTheSun#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [Here] [Comes] [the Sun]
     ↓   ↓    ↓
     ここに 来る   太陽

  ⇒ ここに日が昇ってくる

  ⇒ ほら、お日様が出てきたよ



【作品】

    1969年/イギリス/音楽/フォーク・ロック、ポップ・ロック
    作詞・作曲:ジョージ・ハリスン(George Harrison)
    演奏:ザ・ビートルズ(The Beatles)
    プロデューサー:ジョージ・マーティン(George Martin)
    アルバム『アビイ・ロード(Abbey Road)』(1969年)収録
    日本限定シングル『オー! ダーリン(Oh! Darling)』のB面

  ★ 楽曲動画を見る?
     └→ https://title-eigo.com/Database/HereComesTheSun#WatchIt



【コラム】

  ⇒ 「ほら、太陽が出てきたよ」という意味のタイトル、


          『Here Comes the Sun』。


    アップル・レコードとの交渉に疲れたジョージ・ハリスンが、

    親友であるエリック・クラプトンのもとをふらりと訪れ、

    春らしい日差しを感じて感動、そのまま作った曲とされています。


    ♪歌詞引用

     Here comes the sun, here comes the sun
     And I say it's all right
     Little darling, it's been a long cold lonely winter
     Little darling, it feels like years since it's been here

     やあ、日が出てきたね、本当にお日様が出てきたんだ
     だから僕は言おう、もう大丈夫だと
     なんと長くて寒い、孤独な冬だったことか
     何年も続いたのではないかと思えるほどだ

                         (加藤による試訳)



  ⇒ でも、ちょっとストップ。

    「ここに太陽が来る」という英文なら、

    「The sun comes here.」でも良いのでは?
         ^^^^^ """"

    はい、もちろん正解です。

    ただ「The sun comes here.」だと、
           ^^^^^ """"
    「太陽がここにちょくちょく昇ってくる」

    というシンプルなイメージです。


    一方、語順が変化している『Here Comes the Sun』には、
                 """" ^^^^^
    今まさに太陽が昇っているという躍動感があります。


    グダグダ交渉にうんざりしたハリスンが

    出先で暖かな日差しを浴びたとき、

    彼の心に芽生えたのは春の訪れへの大変な感謝感激でした。


    そのあふれんばかりの喜びを表わすべくつぶやいた言葉が、

    「Here comes the sun.」
     """" ^^^^^
    だったのです。

    (イギリスの冬って、本当に「重い」んですよ・・・)



  ⇒ この表現は、他にも、


    > Here comes the king!(王様がやって来た!)
     """" ^^^^^
    > Here comes Fukumitsu the Immortal!(福光仙人のご降臨!)
     """" ^^^^^

    など、

    「何か・誰かがやって来る」という意味を強調するときに使えます。


     ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
     ┃  Here I come! (ほな行くで~) ┃
     ┗━━━━━━━━━━━━━┳━━━┛
                   ┗━ 福光仙人 (´°J °`)F


    (仙人、呼んじゃった・・・)



  ⇒ 一方、上の仙人の英語のように、「I(私)」や、

    「you(あなた)」、「it(それ)」など

    人や物を指し示す語を使うときには、


    > Here he comes!(やあ、彼が来たぞ!)
     """"    ^^^^^

    といった風に、また語順が変わります。


    同曲の歌詞の中でも、


    > Sun, sun, sun, here it comes!
             """"    ~~~~~
    > 太陽が、太陽が出てきたよ!


    が登場しています。


     ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
     ┃お~、タイトル英語の別バージョンが歌詞中にあったとは!┃
     ┃ちなみに、この引用部分は、めまぐるしく雰囲気が展開する┃
     ┃変拍子パートやんね。もともとの4/4拍子から、数秒間で┃
     ┃4/2拍子→8/3拍子→8/5拍子へとリズムが変化し、┃
     ┃最後の「comes!」で4分の4拍子に戻ってホッとする。。。┃
     ┃これを5回繰り返しながら、いろんなシンセ音や手拍子が ┃
     ┃次々に重なってくる。。。刻一刻と陽光が明るくなって胸が┃
     ┃踊りだす様を、こういった音のワザと、文末に「comes!」が┃
     ┃くるパターンの歌詞とで、うまいこと表現しきっとるなぁ!┃
     ┗━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┛
                   ┗━ 福光仙人 (´°J °`)F



  ⇒ それにしても、

    どんよりとした冬の雲が晴れ、

    春が訪れることを歌った

    『Here Comes the Sun』

    は本当にきれいで素敵。

    段々暖かくなってきたこの頃にふさわしいタイトルです☆



【ひとこと】

    ビートルズのプロデューサーを務めた

    ジョージ・マーティン氏のご冥福を祈りつつ。

                               (加藤)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



スポンサーリンク


無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録

日刊タイトル英語まぐまぐ殿堂入り!

語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
 |    

『日刊タイトル英語』紹介に戻る




  



↑ ページトップへ