ホーム 無料メルマガ 日刊タイトル英語 第811号 ゼロ・グラビティ

日刊タイトル英語 第811号 ゼロ・グラビティ

まぐまぐ殿堂入りメールマガジン『日刊タイトル英語』

無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー

 こんにちは! タイトル英語イストの福光です♪

 予告編へのご解答メールありがとうございます。

 3号連続で正解された方もいらっしゃいますよ!

 お答えだけや1行だけの返信でも結構ですので、

 モチベアップにクイズ挑戦してみてくださいね。


         ポ~ン♪


  シートベルト着用のサインが点灯しました。

  離陸後、お席を離れないようお願いします。

  国際宇宙ステーションまで、メルマガの旅、

  どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ~☆

           ↓



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2016/02/24(水)第811号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
      フワ~・・・フワ~~・・・ズシッ!
………………………………………………………………………


【邦題】ゼロ・グラビティ



【英題】Gravity



【発音】
      ▼
    ぐRェアvぃてぃ

    (▼を1番強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「Rェ」は、舌を上あごに付けずに、「ゥレ」)
    (「vぃ」は上の前歯を下唇の内側に当てて、震わせながら「ヴぃ」)

  ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/Gravity#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [Gravity]
     ↓
     重力

  ⇒ 無重力空間に漂う宇宙飛行士2人が、

    重力のある地球の土を目指して決死のサバイバル!



【作品】

    2013年/アメリカ、イギリス/映画/SF、サスペンス
    製作・監督・脚本・編集:アルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuaron)
    出演:サンドラ・ブロック(Sandra Bullock)、
       ジョージ・クルーニー(George Clooney)
    声の出演:エド・ハリス(Ed Harris)
    アカデミー賞10部門ノミネート、7部門受賞!

  ★ 予告編動画+監督やキャストらのインタビュー映像
     └→ https://title-eigo.com/Database/Gravity#WatchIt



【コラム】

  ⇒ 「gravity」は「重力」、そして

    「zero gravity」は「無重力(状態)」です。


    飛行機やジェットコースターなどの加速時に、

    いわゆる「Gがかかる」状態がありますよね。

    そのGも英語で「G」=「Gravity」であり、

    「重力加速度」を表わす単位となっています。


    似たような単語に「gravitation」がありますので、

    その違いを、ざっくりと表で確認してみましょう。


   ┏━━━━━━┯━━┯━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃ gravity  │重力│地球が物体を引っぱり寄せる力┃
   ┣━━━━━━┿━━┿━━━━━━━━━━━━━━┫
   ┃gravitation │引力│ふたつの物体が引っぱり合う力┃
   ┗━━━━━━┷━━┷━━━━━━━━━━━━━━┛
   (はっきりとした区別ではなく、重なる意味もあります)


    1916年にアインシュタインが一般相対性理論で予言し、

    2016年に初観測されたばかりの重力場の伝搬現象は、

    「gravitational wave(重力波)」といいます。


    ふたつのブラックホールの合体による重力波なので、

    「gravity」ではなく「gravitation」から派生した

    「gravitational」が使われていますね。



  ⇒ さて、映画タイトルに移りましょう。


    なぜ英題が『Gravity』なのに邦題『ゼロ・グラビティ』なのか?

    それは、臨場感をもって「無重力」を体感できる3D映画だから。


    では、なぜ「ゼロ・グラビティ(無重力)」を描く映画なのに、

    英題は「gravity(重力)」なのか?


    それは、見終わった後、

            思わず、重力に感謝してしまう、

                     そんな映画だからでしょう。



  ⇒ これより、閲覧環境によっては、レイ     か
                    ア    る も
                     ウ   れ  し  ん。
         され           ト 乱   れませ
       表示  て           が
    正常に     いて    酔い       すの
              も、活字  の恐れ   ま  で、
    ご了                 があり
      承
       くだ い。
         さ  ≦(._.)≧ ペ
                  コ


    この映画                  と
      の        無重力空間   フワ~ した
     サントラ音楽   は、  を  フワ~    白玉音符の
      (by Steven Price)  表現すべく、      多い
                              スコア
                                です。

    さらに
      3D映像         にも、
        なので、上前  方向 自分   いると
           左┼右  の   が 漂って  錯
           後下 いずれ   宇宙に     覚。


     そんな
        フワ~         の中、
           フワ~   無重力
              とした

        ハラハラ
          ドキドキ      上映時間は
            の      近い    またたく
           サスペンス  90分         間。
               続きで、


              そして最後に。。。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ボクたちを地球にしっかりとつなぎとめてくれる重力=gravity。
    無重力でなまった脚力と、疲労困憊した精神と、生きている実感。
    重みがある全てのものを受け止めてくれる母なる星に戻った安堵。
    ほぼ全編を通して、無重力を体感できる3D映画となっていますが、
    ラストシーンで英題の「重力」をズシッと体感できること請合い。
    空気よりも当たり前すぎて忘れている重力を本作で再確認してね!
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



  ⇒ ちなみに、宇宙空間に完全な「zero gravity」の状態はないそうです。


    ★NASAの小中学生向け勉強ガイドページより引用
              └→ http://j.mp/1Q8klKY

    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃Microgravity is sometimes called "zero gravity,"┃
    ┃but this is misleading.             ┃
    ┃                        ┃
    ┃微小重力は「無重力」と呼ばれることもありますが、┃
    ┃誤解を招いてしまう表現です。          ┃
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                 (福光うなずきながらの訳)


    完全に「zero gravity」なら、地球と月はとっくの昔に生き別れ。

    星座を構成する星々もバラバラ、貴方の運勢も占えないことに…。



  ⇒ 上記引用元サイトの「NASA TV」というコーナーでは、

    映画に登場する国際宇宙ステーション(International Space Station, ISS)

    からの生中継放送「Space Station Live」などの番組が楽しめます。

     └→ http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/


    今のぞいたら、スコット・ケリー船長がインタビューに答えながら

    余裕の無重力バク転!を見せてくれました。

    録画番組では、若田光一さん(元ISS船長)も登場。


    さすが21世紀、こんなに宇宙が身近になったとは驚きです。

    「gravity」という単語が日常英単語になる日も近いでしょうね。


     Hey, what's your gravity like today?

     ねぇ、今日の重力、そっちはどう?


    な~んてね。



【ひとこと】

    これまで見た3D映画の中で一番のお気に入り。
    たぶん、画面全体が真っ暗なのが基本なので、
    スクリーンとの境界線を気にすることなく没入できたためだと思います。

    これをヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display)で見ると
    さらなる臨場感で宇宙酔い(spacesickness)してしまいそうです。
    いや、映像酔い(visually induced motion sickness)か…。


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



スポンサーリンク


無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録

日刊タイトル英語まぐまぐ殿堂入り!

語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
 |    

『日刊タイトル英語』紹介に戻る




  



↑ ページトップへ