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日刊タイトル英語 第740号 モリー先生との火曜日+オスカー受賞邦画

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  こんにちは! タイトル英語イストの福光でっす♪


  邦画『おくりびと』のオスカー受賞、おめでとう!

  滝田洋二郎監督 said "I am very, very happy!"♪


  では、この英語タイトル、何ていうと思いますか?

  答えは、オスカー本家サイトの受賞リストの中に!

   └→ http://oscar.com/nominees/


  その前に、モリー先生をおおくりしなきゃですね!(^-^;

  (第737号出題 ⇒ 『T******* with Morrie』)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2009/02/24(火)第740号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
3日も10日も17日も今日も、みんな大切な火曜日っス(-s)
………………………………………………………………………


【邦題】モリー先生との火曜日



【英題】Tuesdays with Morrie



【発音】
     ▼         ▼
    テューずでいずうぃ£モーrぃー

    (▼を強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「£」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ず」と「どぅ」の間)
    (「rぃ」は、舌を上あごに付けずに、「ぅり」)

  ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/TuesdaysWithMorrie#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [Tuesday-] [-s]  [with]    [Morrie]
     ↓     ↓   ↓      ↓
     火曜日   毎週  ~と過ごす  モリー(男性名の愛称)

  ⇒ モリー(恩師)とともに、毎週過ごした火曜日

  ⇒ 毎週火曜日に行われた、モリー先生による授業



【作品】

    1997年/アメリカ/本/ノンフィクション、人生、回顧録
    著者:ミッチ・アルボム(Mitch Albom)
    副題:An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson

    邦訳:1998年
    翻訳:別宮貞徳

    1999年/アメリカ/TV映画/ヒューマン
    監督:ミック・ジャクソン(Mick Jackson)
    原作:ミッチ・アルボム
    出演:ジャック・レモン(Jack Lemmon)
       ハンク・アザリア(Hank Azaria)
       ジョン・ビリングスレイ(John Billingsley)

  ★ TV映画の予告編はコチラ
     └→ http://jp.youtube.com/watch?v=u0whrw8b3M4

  ★ モリー先生ご本人の映像はコチラ
     └→ https://title-eigo.com/Database/TuesdaysWithMorrie#WatchIt



【コラム】

  ⇒ モリー先生の本名は、「Morris Schwartz(モリス・シュワルツ)」。

    「Morrie(モリー)」は、「Morris」の愛称(ニックネーム)です。


    音声入力で、↑をいくら上手に発音しても、うまく認識されません。

    (それもそのはず、「Morrie」というスペルが辞書に未登録でした)


    ふつう目にする「モリー」とは、女性名の「Molly」なんです!

    カタカナの日本語として書いたり発音したりすると同じですが、

    こもったR音の方が男性、開放的なL音の方が女性となります。
        ↓           ↓
      「Morrie」       「Molly」
        ~~           ~~


  ⇒ 何万人かに1人の割合で発症する「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」

    にかかると、数年後に、自力で呼吸ができなくなって死にます。


    本作品は、この難病にかかった恩師モリー先生から、

    人生の意味について講義を受けた著者による回顧録です。


    この最後の授業は、1回きりではなく、週1回のコース。

    それが、「火曜日」。

    だから、「1回より多い Tuesday」⇒「Tuesdays」。
                          ~

    曜日に「-s」を付けると、「毎週~曜日」が表現でき、

    曜日の決まったスケジュールを説明するのに便利です。



  ⇒ 実は、20年さかのぼる学生時代にも、

    モリー先生の授業は火曜日ときまっていたそうです。


    §引用(ペーパーバックの51ページ)

     > Most of my courses with Morrie were on Tuesdays, 
                          ~~~~~~~~
     > he had office hours on Tuesdays, and (中略)
                  ~~~~~~~~
     > it was on Tuesdays that we sat together, ~
           ~~~~~~~~

     モリー先生の講義は、たいてい火曜日であったし、
                   ~~~~~~
     先生の勤務日が毎週火曜だったので、(卒論時に)
            ~~~~~~~~
     ~一緒に座っていたのは、いつも火曜だった。  (飛訳:福光潤)
                 ~~~~~~~~~~

    ここでは、いろいろな火曜日がフラッシュバックしています。


    ちなみに、「my courses with Morrie」という表現について、

    “モリー先生の”講義ではなく、“私の(my)”講義なので、

    同じ教室で一緒にいるモリー先生を「with」で表しています。


    でも、直訳の「モリー先生と一緒に過ごした私の講義」より、

    日本語の感覚では、大勢の学生の中心に先生が置かれるので、

    「(私がとっていた)モリー先生の講義」の方がいいですね。



  ⇒ 各章のタイトルでは、


     > The Sixth Tuesday
           ~~~~~~~
     > We Talk About Emotions


    などと、火曜日を数えています。

    講義テーマも、毎回ちがいます。


    では、最後の火曜日は何番目でしょうか?


     > The Fourteenth Tuesday
              ~~~~~~~
     > We Say Good-bye


    不吉な13番目でなくてよかったですね!


    そんなわけで、作者ミッチ・アルボムさんにとって、

    たくさんある「Tuesdays with Morrie」のどれもが、

    すべて忘れられない大切な思い出ということでした。



【ひとこと】

    去年から、音声入力・音声認識を愛用していますが、

    いつも、ほほえましい誤認識でなごませてくれます。

    今回の「モリー先生」はこう入力されちゃいました…


          ⇒ 「森先生」 (^^;)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



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★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
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