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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* 日刊タイトル英語 2008/08/25(月)第718号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* 誘拐犯は誰だ?! ……………………………………………………………………… 【邦題】千と千尋の神隠し 【英題】Spirited Away 【発音】 ▼ ▽ すピrぃてぃだウェい (▼を1番強く、▽を2番目に強く、小文字・平仮名は適当に読む) (「rぃ」は、舌を上あごに付けずに、「ぅり」) ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!└→ https://title-eigo.com/Database/SpiritedAway#Hatsuon
★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら! └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/ 【意味】 [Spirit-] [-ed] [Away] ↓ ↓ ↓ こっそりと ~されて 離れた場所へ つれていく + 精霊 ⇒ 霊的な力によって連れ去られて 【作品】 2001年/日本/映画/アニメ、ファンタジー、家族 原作・監督:宮崎駿(Hayao Miyazaki) 出演:柊瑠美(Rumi Hiiragi) 入野自由(Miyu Irino) 夏木マリ(Mari Natsuki) 沢口靖子(Yasuko Sawaguchi) 我修院達也(Tatsuya Gashuin) 菅原文太(Bunta Sugawara) アカデミー賞長編アニメ賞、日本アカデミー賞作品賞を受賞! ★ 予告編ビデオを見る?└→ https://title-eigo.com/Database/SpiritedAway#WatchIt
【コラム】 ⇒ 人や物が忽然と姿を消し、その理由も不明なら、 「神隠しにあった」などと、日本語で言います。 もともと日本語の「神隠し」というフレーズは、 主に“子供”が、突然、行方不明になることで、 神さまや天狗などによるものと考えられました。 「○が神隠しにあった」を、英語にしてみると、 説明的に「○ has mysteriously disappeared.」、 大袈裟に「○ has vanished into thin air.」、そして、 慣用的に「○ has been spirited away.」という具合です。 ^^^^^^^^^^^^^ ⇒ 「フロンティア・スピリット(開拓者精神)」など、 「spirit」は「精神」という訳語でおなじみですが、 幽霊や精霊や神などの“霊的な存在”も意味します。 その「spirit」が何をしでかすか分からない状態で、 「away」という単語を、そっと近づけてみましょう。 “その場から離す”というイメージが、加わります。 フレーズ「take away(人を連れ去る)」のように、 「spirit away」=「霊的な存在が、人を連れ去る」 てな感じです。 連れ去られた側から考えると、 「spirited away」=「霊的な存在に連れ去られる」 =「神隠しにあう」 となりますね。 ⇒ 「神隠し」=「Spirited Away」なら、 邦題の残り「千と千尋の」は、どこへ? 英訳時に、“神隠し”にあったのかな? 英語版予告編にヒントが隠れています! ★ 予告編ビデオ ⇒ 2分18秒目あたりのナレーション└→ https://title-eigo.com/Database/SpiritedAway#WatchIt
"Prepare to be spirited away!" (神隠しにあう準備を!) ハヤーオ・ミヤザーキのアニメにゾッコンなアメリカ人にも、 「spirited away」体験をさせたくて、「千と千尋」を神隠し! ⇒ ちなみに、アメリカでの興行収入は、 同時期のディズニー映画にくらべて、 30分の1程度にすぎなかったとか…。 29 out of 30 must have been spirited away! 30人中29人は神隠しにあったんです、きっと!(笑) 【ひとこと】 昨日は、地蔵盆に行ってきました。 関西では、子供のお祭りなんです。 ここ最近、涼しくなってきていて、 汗ばむこともなく、楽しめました。 お地蔵さんは、庶民を救う菩薩様。 “咳止め地蔵”“味噌なめ地蔵” “とげぬき地蔵”“延命地蔵” 面白い名前が各地にありますね。 英語イストを救うお地蔵さんに、 “グラマー地蔵”“モチベ地蔵” “ボキャブラ地蔵”“継続地蔵” など登場していただきたいもの。 ちなみに、関西でも“お地蔵さん”。 “お地蔵ちゃん”とは言いません(笑)。 ↓ 欄外の“飴ちゃん”ネタは最終回!本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪
(関西人が「飴玉」を「飴ちゃん」と言う第6の理由。 ⇒ ギャグ説。 万人ウケするギャグというものは、 ベタと思われる反面、賞味期限が長い。 『エンタの神様』系だと、はやりすたれが激しいけど、 吉本新喜劇のようにお決まりの場面設定でのギャグは、 いつも予測できるのに笑ってしまいます。 “シチュエーションギャグ”or“パブロフギャグ” というやつですね(いま、命名しました)。 使い古しのギャグを言う方もリスクをしょってますが、 見返りは、「懲りずによう言うてくれた!」という賞賛。 「飴ちゃん」にも、そんなギャグ精神の片鱗が見られます。 平社員でも「社長、飴ちゃんいります?」と言う方が、 「社長、飴玉めしあがりますか?」より出世しやすい? おもしろいと思ったら、言ってみる。 ためしに「チョコちゃん」「フリスクちゃん」と言ってみて、 ウケがよくなければ、いさぎよく使うのをあきらめましょう。 由緒ある「飴ちゃん」に匹敵する言い方は存在するのか? 今思いつくのは、「ラムネちゃん」ぐらいです。 以上をもって、「なぜ関西人は“飴ちゃん”というのか?」 についての考察をいったん終了いたします。 考えだすとキリがないので^^;)
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