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日刊タイトル英語 第640号 地底旅行

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こんにちは、タイトル英語イストの福光潤です!

ボジョレー解禁だからフランス人作家の作品を…

と、言いたかったんですが、すでに土曜…。

でも、16日木曜号として配信します。

Never mind!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2006/11/16(木)第640号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
        journey=ハードな陸路の旅
………………………………………………………………………

【邦題】地底旅行


【英題】Journey to the Center of the Earth


【発音】
     ▼         ▼        ▼
    ジュrーにーとぅ£ぁセんとぅrぁv£ぃウrθ

    (▼を1番強く、▽を2番目に強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「£ぁ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ざ」と「だ」の間)
    (「rぁ」は、舌を上あごに付けずに、「ぅら」)
    (「v」は、上の前歯を下唇の内側に当てて、震わせながら「ヴ」)
    (「£ぃ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ずぃ」と「でぃ」の間)
    (「θ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「す」と「ふ」の間)

  ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/JourneyToTheCenterOfTheEarth#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/


【意味】

    [Journey] [to the Center] [of the Earth]
     ↓     ↓        ↓
     旅行    中心への    地球の

  ⇒ 地球の表面から中心点に向かう、苦難をともなう旅

  ⇒ 地底世界への旅


【作品】

    1864年/フランス/本/SF小説、地底世界
    ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)著
    フランス語の原題は、『Voyage au Centre de la Terre』

    1959年/アメリカ/映画/SF、冒険
    邦題『地底探険』
    監督:ヘンリー・レヴィン(Henry Levin)
    製作:チャールズ・ブラケット(Charles Brackett)
    原作:ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)
    出演:パット・ブーン(Pat Boone)
       ジェームズ・メイソン(James Mason)

  ★ 無料で、英語訳が全文読めます!
    http://www.online-literature.com/verne/journey_center_earth/


【コラム】

  ⇒ カタカナで「ジャーニー」と書くと、

    いろんな無駄話を思いつくんですが、

    みなさんに困難な道のりを歩ませるわけには行かないので、

    ストレートに「journey」と「center」についてだけ解説!


  ⇒ まず、「journey」が表す「旅」は、「陸路の旅」が基本です。
        ^^^^^^^          ^^^^^^^^
    鉄道の長旅のイメージですかね。


    ♪歌詞引用(ゴダイゴ『銀河鉄道999』)

      The Galaxy Express three nine
      Will take you on a journey
      A never ending journey
      A journey to the stars


    宇宙の旅は、ふつうは船旅(voyage)に例えられますが、

    999の場合は、あくまで鉄道の旅、宇宙の車窓から…。


  ⇒ また、「journey」は、苦難の道を行くニュアンスがあり、
        ^^^^^^^   ^^^^^^^^^^^^^^
    帰れないことだってあります。


    ゴダイゴつながりというわけではないですが、次は『西遊記』の例。

    『西遊記』の英題は、『Journey to the West』です。

    16世紀に、中国の呉承恩(Wu Cheng'en)が書いたと言われています。


    日本のテレビドラマの英語版は、『Monkey』として放映されました。

    オーストラリア人の友達は『Monkey Magic』と呼んでいましたが、

    いかにゴダイゴの主題歌が強烈だったかということですね。


  ⇒ 次に、邦題は、上記した『地底旅行』と『地底探険』の他にも、

    『地底の世界』、『地底旅行、地球の中心への旅』などがあります。


    セカチューの元ネタ短編小説『世界の中心で愛を叫んだけもの

    (The Beast That Shouted Love at the Heart of the World)』

    では、「中心」=「heart(ハート)」です。


    「heart」は、町の中心や、物事の核心(観念的)ですが、
     ^^^^^               ^^^^^^
    文字通り、図形の端っこから測った長さが同じになる中心は、

    「center」や「middle」と言います(具体的)。
     ^^^^^^   ^^^^^^        ^^^^^^

    「middle」は「何かと何かの真ん中」というふうに、
     ^^^^^^
    相対的な中心を指します。(中指=middle finger)
    ^^^^^^^^^^^^       ^^  ^^^^^^

    「center」は、どちらかというと絶対的な中心です。
     ^^^^^^           ^^^^^^^^^^^^
    重力・引力・注目の中心・源という感じです。


    タイトル英語の「center」は、地球という球体の中心点を指すので、

    「to」のイメージは、「earth」の表面から「center」に向かう矢印、

    すなわち球体の半径方向となります。(―――→・    )


    この(―――→・    )の旅は「journey」なので、

    インディ・ジョーンズばりのハプニングが次々と起こり、

    そう簡単には目指す中心には辿りつけません。

       ┌┐
    (~~┘│┌~~→・       )みたいな旅となります。
        └┘


【ひとこと】

    よくよく考えてみると、地底世界って、あったら怖いですね!

    地下鉄乗ってて、ふと暗い窓をのぞくと、地底人がコニチワ!

    長年地下鉄に乗っていますが、そんな経験は一度もないので、

    やっぱり地底世界は架空なんだと、そう結論づける次第です。


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



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【次号予告】(クイズ:「*」を埋めてみて!)

    次回は、動かずに動く旅?!

    深い哲学にいざなうタイトルです。

    『ト***リング・ウィズアウト・**ヴィング

    (T****lling Without **ving)』(1996年;ジャミロクワイ)

    のタイトル英語をお送りしますので、お楽しみに!



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