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はじめましてのみなさん、Welcomeです! ご愛読・ご愛聴のみなさん、Thanksです! まだ月曜気分のタイトル英語イスト=福光です! 夏休みも終わり、急に涼しく・寒くなりました。 でも、セミたちは鳴き足りずに、頑張ってます。 今日は月~日曜合併号ということで失礼します。 ていうか、それって、週刊タイトル英語(汗;) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* 日刊タイトル英語 2006/06/08/28-09/03 第628号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* このベイビーは、100万ドルとどう関係があるの? ……………………………………………………………………… 【邦題】ミリオンダラー・ベイビー 【英題】Million Dollar Baby 【発音】 ▼ ▽ ▼ ミりえんダるrベいび (▼を1番強く、▽を2番目に強く、小文字・平仮名は適当に読む) (「r」は舌を巻く) ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!└→ https://title-eigo.com/Database/MillionDollarBaby#Hatsuon
★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら! └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/ 【意味】 [Million] [Dollar] [Baby] ↓ ↓ ↓ ミリオン ダラー ベイビー ↓ ↓ ↓ 100万 ドル 赤ちゃん │ │ ↓ └―┬――┘ 未熟な人 ↓ ↓ 100万ドル 好きな女性に対する呼び方 ↓ ↓ 100万ドルの ベイビー ⇒ (ボクシングで)100万ドルを稼ぐベイビー ⇒ 100万ドルもの価値があるベイビー ⇒ 超★魅力的なベイビー 【作品】 2004年/アメリカ/映画/スポーツ、ヒューマン、ロマンス、尊厳死 製作・監督・音楽:クリント・イーストウッド(Clint Eastwood) 出演:クリント・イーストウッド(Clint Eastwood) ヒラリー・スワンク(Hilary Swank) モーガン・フリーマン(Morgan Freeman) アカデミー賞4部門受賞(作品賞+主演女優+助演男優+監督賞) 【コラム】 ⇒ まず、「baby」から。 もともと「赤ちゃん」=「ベビー」です。 そこから、未熟な人や、子供じみた人、いくじなしも「baby」。 さらに、男性が、見知らぬ女性に「ベイビー」と呼びかけると、 「ちょっと、そこのかわいこちゃん」(死語)という意味。 一方、男性が、付き合っている女性を「ベイビー」と呼ぶと、 「honey」や「sweetheart」と同じで、「おい、お前」です(笑)。 (愛する人に呼びかける日本語って、もっとマシなのないの?) タイトルの「baby」は、主人公マギー(スワンク)のことで、 上に挙げた意味が、全部あてはまるような印象を持ちました。 映画をご覧になった方、いかがでしたか? ⇒ 元ボクサーのフランキー(イーストウッド)が経営するジムに、 不遇な生い立ちのマギーが訪れ、フランキーに弟子入り交渉中。 ♪台詞引用 (フランキーがマギーに対して) I don't train girls. 女子のトレーニングはやっとらん (引き受けない、お断りだ) (飛訳:福光潤) それでも、自信のあるマギーは、勝手に毎日ジムに通い続けて、 素質と根性を見せ、ついに、フランキーに「うん」と言わせる。 ♪台詞引用(DVD再生時間:0:34:41~) (フランキーがマギーに対して) I teach you all you need to know and you go off and make a million dollars. ^^^^^^^^^^^^^^^^^ 必要なことは、ぜんぶ教えてやろう あとは自分で、好きに100万ドル稼げ (飛訳:福光潤) フランキーの親友スクラップ(フリーマン)も目をかけてくれ、 メキメキ腕を上げたマギーは、連戦連勝、向かうところ敵なし! ホントに100万ドルを稼ぐボクサーとして、成功しますが……。 ⇒ 映画中に「million dollar」が出てくるのは、上記台詞だけ。 「a million dollars」で、「100万ドル(約1億円)」です。 「two million dollars」は、「200万ドル」。 あれ? 「a million dollars」って、「a」で始まるのに「-s」で終わるの? ┌―――――――――――――――――┐ │┌―――――――――┐ │ ││ [a] [million] │ [dollars] │ ││ ↓ ↓ │ │ ││ 壱 百万 │ │ ││ │ │ │└―壱百万=100万 ―┘ │ │ │ └―100万個のドル($1,000,000)――┘ 「a」がかかるのは「million」の方だったんですね! ⇒ と、解決して落ち着いたのも、つかの間。 あれ? 『Million Dollar Baby』には、「-s」が付いていない…。 Why? このタイトルが示す、核となる単語は「baby」。 どんな「baby」なのかを説明するために補足されたのが、 「million-dollar」=「100万円の(価値のある)」 というフレーズです(「a」は省略されます)。 そんなときは、ドルがイッパイアルヨという意味の「-s」でなく、 むしろ、ベイビーがヒトリダケヨという意味の「a」を付けます。 「a million-dollar baby」=「100万ドル稼ぐ、1人のベイビー」 (タイトルっぽくするために、「a」もハイフンも省略されます) 例文でよく見かける「a 10-year-old boy(10歳の男の子)」も、 「boy」が核なので、「10 years old」の「-s」が取れています。 ⇒ ちなみに、「million-dollar question」といえば、 「肝心な、重要問題」という表現になります。 例:That's the million-dollar question! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ それ、めっちゃ重要な問題やで! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ なので、『Million Dollar Baby』は、 「大切なベイビー」という意味も含んでいるはずです。 その証拠となる、クライマックスの台詞がありますが、 ネタバレになっちゃいますので、探してみてください! ⇒ 関連タイトル英語: 『[[Database/TheSixMillionDollarMan | 600万ドルの男]]』…「million-dollar」について 『[[Database/PrettyLittleBaby | 可愛いベイビー]]』…「baby」について 【ひとこと】 「はい、おつり100万円!」 と言って、手のひらに置かれたのは100円。 そんな買い物経験はありませんか? 西の方に多いと思います(^^) 最近、近所の薬局のおじさん(一休さんの“ききょうやさん”似) から、風邪薬を買ったときのこと。 「はい、おつり5万両!」 と言って、手のひらに置かれたのは5円! え? 5万両=5円? もしかして現代の通貨に換算すると、合ってるのかも? と、帰宅後、必死になって「両」について調べましたが、 いまだに換算方法が分かりませぬ。 どなたか、教えてはくださらんか。本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪
【ご意見・ご質問・リクエスト】 このメルマガに「返信」すれば、福光に直接届きますよ♪ まぐまぐ読者さんの本棚に、お薦めいただくのも大歓迎♪ └→ http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html (当メルマガは、「タイトル英語 (ID: 0000138625)」) ご紹介くださったら、紹介したで~とメールくださいね♪ たっぷり、感謝させていただきます。\(^^)/ 【次号予告】(クイズ:「*」を埋めてみて!) 本日公開される韓国映画、 『グエムル -漢江の怪物-(The H***)』 のタイトル英語をお送りしますので、お楽しみに!
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