ホーム 無料メルマガ 日刊タイトル英語 第568号 スルー・ザ・ファイア

日刊タイトル英語 第568号 スルー・ザ・ファイア

まぐまぐ殿堂入りメールマガジン『日刊タイトル英語』

無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー

このEブックからは、動画がこぼれ落ちそうです(本数が多すぎて)!

朝も昼も夜も、先生がこっちを向いて、生の英語を発音してくれます!

生身のネイティブだと、ここまで根気よく付きあってくれませんよね!(福光)

 ⇒ (公開終了にともないURL削除)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2006/04/24(月)第568号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
     「たとえ火の中」なら「through」です
………………………………………………………………………

【邦題】スルー・ザ・ファイア


【英題】Through the Fire


【発音】
      ▼    ▼
    θRゥー£ぁFァいえr

    (▼を強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「θ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「す」と「ふ」の間)
    (「Rゥ」は、舌を上あごに付けずに、「ぅル」)
    (「£ぁ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ざ」と「だ」の間)
    (「Fァ」は、上の前歯を下唇の内側に当てて、「ファ」)
    (「r」は舌を巻く)

  ★ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0604.html#568


【意味】

    [Through]    [the]       [Fire]
     ↓        ↓         ↓
     ~の中を通って  その(目の前で   火
              行く手をはばむ)

  ⇒ (たとえ)火の中をくぐり抜けようとも


【作品】

    1984年/アメリカ/音楽/R&B、ソウル、バラード
    作詞・作曲:デヴィッド・フォスター(David Foster)
    歌:チャカ・カーン(Chaka Khan)
    カバー:ピーボ・ブライソン(Peabo Bryson)(1994年)

  ★ 今日のタイトル作品に関する情報は…
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0604.html#568

  ★ 試聴その1: 『I Feel for You』(US盤)
    http://jf-world.com/item/B000002L6S/jfworld-22
     └→ 8. Through the Fire

  ★ 試聴その2:Peabo Bryson 『The Best of Peabo Bryson』(US盤)@
    http://jf-world.com/item/B0001ENYBW/jfworld-22
     └→ 7. Through the Fire


【知識】

  ⇒ 「~の中」と見ると、つい「in」を思い浮かべますが、今日は×。

    「through(スルー)」を使います。


    「go through fire and water」という表現がありますが、訳せば、
       ^^^^^^^
    「火と水を通りすぎて行く」→「水火も辞さない」という古い表現、

    そして「たとえ火の中、水の中」というお馴染みの表現になります。


    「through」は、火のエリアに入って、通り抜け、出てくる様子で、
     ^^^^^^^
    ロボコップが、火の中から歩いて出てくるシーンのような感じです。


  ⇒ 歌詞に出てくる、同じ意味のフレーズをまとめたので、

    この曲を耳にする機会があれば、参考にしてください。


    ┏━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃ through the fire    │ 火の中をくぐり抜けてでも     ┃
    ┣━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
    ┃ to the limit      │ とことん(limit=限界)     ┃
    ┣━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
    ┃ to the wall      │ 最後の手段に出るまで(wall=壁) ┃
    ┣━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
    ┃ through whatever    │ 何があっても切り抜けて      ┃
    ┣━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
    ┃ come what may     │ 何が起ころうとも         ┃
    ┣━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
    ┃ right down to the wire │ 最後の最後まで(wire=決勝線)  ┃
    ┣━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
    ┃ even through the fire │ たとえ火の中をくぐり抜けようとも ┃
    ┗━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


    「fire」と「wire」のライムが印象的なサビです。

    「fire」の正しい発音を習得するのにピッタリの曲です。


  ⇒ また、歌詞中の「we're through before we start」は、
               ^^^^^^^
    「私たちの関係は、始まる前から、すでに終わっている」
         ^^^^^^           ^^^^^^^^^^^^
    という「あなた」の悲しい発言。

    でも、「私」は「we've only just begun(始まったばかり)」

    と、ポジティブに歌い上げます。

    ♪ Through the Fire...
      ^^^^^^^
    目には目を、スルーにはスルーを。

    結婚式の曲として、よく使われていますよ。


  ⇒ ちなみに、映画サントラ『Top Gun』に収録されている、

    『Through the Fire』(by Larry Greene)は同名異曲。

    でも、「Through the fire / To the wire」と同様に歌っています。


【ひとこと】

    昔、英語のオリジナル歌詞で「through the fire」と書いたら、

    オーストラリア人に「into the fire」と直されちゃいました!

    文脈にもよるんでしょうが、いまでも腑に落ちません…。


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



スポンサーリンク


無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録

日刊タイトル英語まぐまぐ殿堂入り!

語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
 |    

『日刊タイトル英語』紹介に戻る




  



↑ ページトップへ