ホーム 無料メルマガ 日刊タイトル英語 第394号 猿の惑星

日刊タイトル英語 第394号 猿の惑星

まぐまぐ殿堂入りメールマガジン『日刊タイトル英語』

無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2005/10/18(火)第394号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
    ネタバレ多いので、未見の方はご注意を!
………………………………………………………………………

【邦題】猿の惑星


【英題】Planet of the Apes


【発音】
     ▼      ▼
    ぷラねったっ£ぃエいぷす

    (▼を1番強く、▽を2番目に強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「£ぃ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ずぃ」と「でぃ」の間)

  ★ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0510.html#394


【意味】

    [Planet] [of]  [the Apes]
     ↓    ↓   ↓
     惑星   ~の  猿人(たち)

  ⇒ 猿人たちの惑星


【作品】

    1963年/フランス/SF小説/ピエール・ブール(Pierre Boulle)著
    フランス語原題『La Planete De Singes』
    ブールは、第二次世界大戦で、日本軍の捕虜になったことがあり、
    同じく映画で有名な『戦場にかける橋』も、ブールの小説が原作

    1968年/アメリカ/映画/SF、もしも(what-ifs)、未来、サル
    監督:フランクリン・J・シャフナー(Franklin J. Schaffner)
    原作:ピエール・ブール(Pierre Boulle)
    出演:チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)
       ロディ・マクドウォール(Roddy McDowall)
       キム・ハンター(Kim Hunter)
    音楽:ジェリー・ゴールドスミス(Jerry Goldsmith)

    2001年/アメリカ/映画/SF/上記映画のリ・イマジネーション版
    監督:ティム・バートン Tim Burton
    原作:ピエール・ブール Pierre Boulle
    出演:マーク・ウォールバーグ(Mark Wahlberg)
       ティム・ロス(Tim Roth)
       ヘレナ・ボナム=カーター(Helena Bonham Carter)
       ポール・ジアマッティ(Paul Giamatti)
       クリス・クリストファーソン(Kris Kristofferson)
       チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)
    音楽:ダニー・エルフマン Danny Elfman
    2001年度ゴールデン・ラズベリー賞(Golden Raspberry Awards)
    (通称、ラジー賞(Razzie Awards))
    ワースト・リメイク・続編賞(Worst Remake or Sequel)

  ★ 今日のタイトル作品に関する情報は…
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0510.html#394


【知識】

  ⇒ 人間が、猿人に支配された惑星に不時着。

    と判明するまで、30分もじらされますが、

    最初に猿(ゴリラ)の顔が現れる瞬間は、

    何十回見ても、ドキドキしてしまいます!

    1968年版は、パニックSF映画の最高傑作!

    続編も、タイトル英語をご確認ください:

    2)続・猿の惑星  Beneath the Planet of the Apes (1970)
    3)新・猿の惑星  Escape from the Planet of the Apes (1971)
    4)猿の惑星・征服 Conquest of the Planet of the Apes (1972)
    5)最後の猿の惑星 Battle for the Planet of the Apes (1973)
    TVドラマ)猿の惑星 Planet of the Apes (1974年)


  ⇒ 猿は猿でも、モンキーとエイプの違いって?


      monkey:小さくて、尻尾が長い猿

      ape:大きくて、尻尾が退化した類人猿


    本作品に登場する「apes」は、3種類います。


      チンパンジー  chimp (chimpanzee)

      ゴリラ     gorilla

      オランウータン orangutan


    動物学上は「ape」=「類人猿」ですが、

    SF用語としては、「猿人」と言います。


    『猿人の惑星』→『エンジンの惑星』?

    との誤解を避けるためか、シンプルな、

    語呂のよい『猿の惑星』という翻訳に!


  ⇒ 主演格の猿(chimps)の名前は、かの有名な、

    コーネリアス(Cornelius)とジーラ(Zira)!


  ⇒ 法廷シーンでこんなひとコマがあります。

    主人公が人間は猿から進化したと言うと、

    3人の裁判官(猿人)は驚いて、順番に、

    目をふさぎ、耳をふさぎ、口をふさいで、

    see no evil, hear no evil, speak no evil

    という諺のごときリアクションをします。

    その意味は…、見ざる聞かざる言わざる!


  ⇒ 1968年版映画の主演=チャールトン・ヘストン!

    1974年版TVシリーズの主役の吹き替え=植木等!

    2001年版映画の主演=マーク・ウォールバーグ!

    選ばれるべくして選ばれた俳優さんたちですね。

    (monkey faces...)


  ⇒ 1968年版映画のTV初放映時に、ラストシーンの吹き替え翻訳が、

    「みんなくたばっちまえ! 猿どもめが!」という誤訳だった、

    という逸話を聞いたことがあります。

    たぶん、この翻訳者さん、忙しかったんでしょうね(笑)。

    日本語製作スタッフも、気づかなかったのが不思議です!

    初回放映後、日本語が差し替えられました。

    「猿」→「人間」に。


  ⇒ 自由の女神が現れる衝撃のラストは、1968年版のオリジナル案!

    2001年版は、「リ・イマジネーション」と銘打ってありますが、

    実は原作に忠実なだけです(地球に帰ると猿だらけというオチ)。


  ⇒ その2001版は、映画館で楽しく見ることができたんですが、

    オリジナルを越えられなかったな、との不満が残りました。

    アカデミー賞前日に発表される「ラジー(Razzie)賞」で、

    「Worst Remake or Sequel」部門に輝いたのも、当然かと!


【ひとこと】

    1968年版映画は、福光の好きな5本の映画に入っています!


【次号予告】(クイズ:「*」を埋めてみて!)

    マドンナ(Madonna)の1986年の全米No.1ヒット曲、

    『パパ・ドント・プリーチ(Papa Don't P*****)』

    のタイトル英語をお送りしますので、お楽しみに!


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



スポンサーリンク


無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録

日刊タイトル英語まぐまぐ殿堂入り!

語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
 |    

『日刊タイトル英語』紹介に戻る




  



↑ ページトップへ