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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日刊タイトル英語 2020/05/24 第964号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 石灰と光、さて何のこと? ………………………………………………… 【邦題】 ライムライト 【英題】 Limelight 【発音】 発音+例文を、音声でどうぞ!→ https://title-eigo.com/Database/Limelight#Hatsuon
【意味】 石灰棒を使った、昔の舞台照明器具 ライムライト式舞台照明装置、石灰光、石灰灯 スポットライト、脚光、注目 落ちぶれた老芸人(チャップリン)と、 絶望しきった新人バレリーナとの 交流を照らしだすスポットライト! 【作品】 1952年/アメリカ/映画/ヒューマン 監督・脚本・音楽・主演: チャールズ・チャップリン 1972年、アカデミー賞1部門受賞(作曲賞)! あらすじ:かつて一世を風靡したのに すっかり落ちぶれた道化師カルヴェロ。 バレリーナのテリーを自殺未遂から救い、 彼女のダンサー復帰に助力しながら、 自らのカムバックを夢見るが…。 ★ 予告編動画を見る?→ https://title-eigo.com/Database/Limelight#WatchIt
※37秒目等で英題が発音されます。 【コラム】 *「lime」は「石灰」のこと。 「limestone」なら「石灰岩、石灰石」。 主成分は炭酸カルシウムで、 化学式はCaCO3となり、うすい塩酸に 入れると二酸化炭素を発生するという、 中学理科で習うアレです。 また、別由来ですが、 柑橘系の「ライム」も 同じ綴りで「a lime」。 *その「lime」に「light(=光、照明)」 をくっつけた「limelight」は、 「石灰光、ライムライト式舞台照明装置」。 その昔、舞台照明(スポットライト) として使われていた光源のことです。 *この「舞台照明器具」という意味が、 「スポットライト」→「注目の的」 と転じて、 「in the limelight = 脚光を浴びて」 などというフレーズで使われます。 *チャップリンが受賞したアカデミー賞は、 名誉賞、特別賞、そして、 既存部門では作曲賞のみ。 『テリーのテーマ(Terry's theme)』 や『エターナリー(Eternally)』 としても知られる『ライムライト』の 主題歌で受賞しています。 しかも「マッカーシズム(赤狩り)」 の影響で、製作から20年後(1972年) の受賞となっています!…詳しくは専用ページをお読みください♪
※冒頭に解説動画もあります! 【ひとこと】 水曜日にNHK BSプレミアムで放映されます! 2020年5月27日(水) 午後1:00~午後3:18(138分) 映画の主人公たちのように、 かつて自分が輝いていた頃に戻って 返り咲きたいと願う気持ちはよくわかります。 でもそんなときって、前向きなようで 後ろ向きだったりするんですよね。 なんともいえないモヤモヤした切なさが、 時を越えて訴えかける映画です。 また見返して心のデトックスを してみたいと思います。 (福光)
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