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こんにちは、タイトル英語イストの加藤です♪ 今週のテーマは『All About That Bass』! 音楽用語と体の部位をかけあわせた、とても面白いタイトルです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* 日刊タイトル英語 2016/09/11(日)第862号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* ずっしりと低音な体の部位とは? ……………………………………………………………………… 【邦題】オール・アバウト・ザット・ベース~わたしのぽちゃティブ宣言! 【英題】All About That Bass 【発音】 ▼ ▼ ▼ ▼ オーらバう(とぅ)£ァっ(とぅ)ベいす (▼を強く、平仮名は適当に読む) (「£ァ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ザ」と「ダ」の間) ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!└→ https://title-eigo.com/Database/AllAboutThatBass#Hatsuon
★ ポッドキャスト版は、こちら! └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/ 【意味】 [All] [About] [That] [Bass] ↓ ↓ ↓ ↓ すべて ~について あの、 低音(ここでは その おしりのこと) ⇒ すべてそのおしりについて ⇒ おしりがすべて ⇒ 何よりもおしりに誇りを持っている 【作品】 2014年/アメリカ/音楽/ バブルガムポップ、ドゥーワップ、R&B、メタファー 作詞・作曲:メーガン・トレイナー(Megan Trainor)、 ケビン・カディッシュ(Kevin Kadish) 歌:メーガン・トレイナー(Megan Trainor) メーガン・トレイナーの1stシングル曲(その後、 1st EP&1stアルバム『タイトル(Title)』 からの1stシングル曲としてもリリース) 全米チャート第1位、全英チャート第1位! ★ PV動画を見る?└→ https://title-eigo.com/Database/AllAboutThatBass#WatchIt
※2秒目等で英題が発音されます。 【コラム】 ⇒ 『All About That Bass』は、メーガン・トレイナーの デビューシングルにして全米・全英で1位を獲得したという力作。 キュートでポップなメロディが癖になりますが、 タイトル英語としても大変おもしろいのです。 まずおもしろいのは、英題の「bass」のところ。 「bass」は音楽好きな人ならピンとくるかもしれません。 音楽における「低音」を意味する言葉です。 日本語では「ベース」とカタカナ読みされることがありますが、 正確な発音は「ベイス」ですので要注意。 とはいえ、明日から「ベースギター」を「ベイスギター」 と言ったり書いたりするのには少々勇気がいりますね^^; ⇒ ところで、この「bass」、『All About That Bass』では 「おしり」という意味づけをされています。 おしりは人間の体の低い位置にある部位ですので、 それと「bass(低音)」とをかけているのです。 これは、歌詞中に登場するもう一つの音楽用語 「treble(高音)」と比べてみると分かりやすいかもしれません。 ということで、歌詞を引用してみますね。 ♪歌詞引用 ┌────────────────────┐ │Because you know I'm all about that bass│ │'Bout the bass, no treble │ │ │ │ご存じの通り、私はこのおしりがすべてなの│ │おしりがすべて、胸じゃなくてね │ └────────────────────┘ (加藤による試訳) そう、歌詞の中では音楽用語の「treble」にも 体の一部としての意味づけがされています。 「高音」や「ソプラノ」を指す「treble」は、 「bass(低音)」と比べると高い音です。 そして「bass」を「おしり」とするのなら、 「treble」はおしりよりも高い位置にあるふくらみである 「胸」に落ち着くことになります。結果、 「私のボディで自慢なのはこの大きなおしりよ、胸じゃなくてね」 というわけです。 「that bass」の「that」が、「あの、その」というよりは、 その語の言葉の魅力を強調するために使われている点も興味深いです。 ⇒ 意味としては、邦題が『オール・アバウト・ザット・ベース~ わたしのぽちゃティブ宣言!』ですので、「私はぽっちゃりで 胸よりもおしりのほうが目立つけれど、それでいいのよ!」 というのが一番正確かもしれません。 「男性が女性の体を評価するときに見るのはほとんどが胸 (実際のところは知りませんが)だけれど、私はこの ボリュームたっぷりなおしりを見てほしいの」ともとれます。 まあ、結局のところはメーガン・トレイナーによる造語なのですが、 「bass」と「treble」、そして「おしり」と「胸」の対比が 見事なのでほれぼれします^^ ただ、造語ですので日常生活での使用頻度はそんなに高くなさそう。 一方、『All About That Bass』の「all about that」の部分なら いろいろなシーンで使えます。 英題や歌詞では「私は~がすべてなの」というニュアンスで 用いられていますが、作詞者であるメーガン・トレイナー自身が 何かをとても気に入っていることを表現するとき、 「I'm all about that」という表現を使っているそうです。 「that」の後にはものの名前、人名、地名など 好きなように言葉を加えてOKです。 ┌─────────────────┐ │I'm all about that Megan Trainor! │ │ │ │メーガン・トレイナーって大好き! │ └─────────────────┘ など。 ところで、前回とり上げた 『Bootylicious(ブーティリシャス)』もおしりの歌です。 2回連続でおしり特集ですが、 加藤がどうかしてしまったわけではないのでご安心を。 【ひとこと】 この曲を聞いていると、確かにポジティブに感じます。 「そうね、ダイエットしよう!」と・・・。 (加藤)本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪
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