ホーム 無料メルマガ 日刊タイトル英語 第844号 ブレイク・フリー(自由への旅立ち)

日刊タイトル英語 第844号 ブレイク・フリー(自由への旅立ち)

まぐまぐ殿堂入りメールマガジン『日刊タイトル英語』

無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー

 こんにちは! タイトル英語イストの加藤です♪

 前回の「Breakthru」に続き、「break」なタイトル英語のご紹介です!



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2016/06/12(日)第844号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
     破壊衝動が起こるくらい自由を渇望する?
………………………………………………………………………


【邦題】ブレイク・フリー(自由への旅立ち)



【英題】I Want to Break Free



【発音】
       ▼     ▼    ▼
    あいウォんとぅぶRェいくfRィー

    (▼を強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「Rェ」は、舌を上あごに付けずに、「ゥレ」)
    (「f」は、上の前歯を下唇の内側に当てて、「ふ」)
    (「Rィ」は、舌を上あごに付けずに、「ゥリ」)

  ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/IWantToBreakFree#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [I]  [Want]   [to]    [Break] [Free]
     ↓   ↓     ↓     ↓    ↓
     ↓   ~を欲する ~すること 逃れる  自由に
     ↓   └──┬──┘     └┬──┘
     ↓      ↓         ↓
     私は     ~したい      自由になる

  ⇒ 私は自由になりたい



【作品】

    1984年/イギリス/音楽/ロック
    作詞・作曲:ジョン・ディーコン(John Deacon)
    演奏:クイーン(Queen)
    11thアルバム『ザ・ワークス (The Works)』からの2ndシングル曲
    全英チャート最高第3位、全米チャート最高第45位!

  ★ PV動画を見る?
     └→ https://title-eigo.com/Database/IWantToBreakFree#WatchIt
        ※45秒目等で英題が発音されます。



【コラム】

  ⇒ いろいろと刺激的なPV動画(閲覧注意!)に

    どうしても気を取られがちですが、

    めげずにタイトル英語解説を。



  ⇒ 「I want to break free」の「break」の意味は

    ご存じ「壊す、破壊する」ですが、

    「free(自由な)」をプラスすると

    「自由になる、逃げだす」となります。


    また、「~から自由になりたい」とするには

    「break free」に「from」をつけて、

    あとは脱出を図りたい対象を好きなようにくっつけましょう。


    例えば、楽曲「I Want to Break Free」の主人公は

    恋人から逃げ出したいようです。


    ♪歌詞引用

     I want to break free
     I want to break free
     I want to break free from your lies
     You're so self-satisfied I don't need you
     I've got to break free
     God knows, god knows I want to break free

     僕は自由になりたい
     僕は自由になりたいんだ
     君のひどい嘘からすっぱりとね
     とんでもない独りよがりな君なんてもういらないんだ
     逃げ出さなきゃ
     やってられないよ、もうおさらばしたいんだ (加藤による試訳)


    いつも穏やかで笑顔を絶やさない作者のディーコン氏が

    「break free」を連呼するのは少々意外です^^;

    どうした、ディーコンさん。



  ⇒ さて、歌詞では「痴話喧嘩の嘘から自由になりたい」ですが、

    「break free」はこのようなプライベートな障害物だけでなく、

    「政治的・社会的なプレッシャーからの脱出」

    という文脈で使われることも。


    たとえば、「I Want to Break Free」リリース当時、

    圧政が行われていた南アメリカ地域や

    アパルトヘイト下の南アフリカにおいて、

    恋愛ソングというよりは社会派ソングとして受け止められたようです。

    「独裁政治や人種差別から自由になりたい」

    という意味で歌われていました。

    「ゲイの賛歌」ととらえられることもあったとか。

    (作者は当時4人の子持ちだったというのに・・・)


    内面的・政治社会的な葛藤どちらからの脱出も表せる「break free」、

    日常生活でも

     ┌─────────────────────────┐
     │I can't handle this anymore. I want to break free!│
     │                         │
     │こんなのもうやってられない。自由になりたい!   │
     └─────────────────────────┘

    と使ってみてはいかがでしょうか。



【ひとこと】

    PVでは英国メロドラマ『コロネーション・ストリート』模してメンバー

    全員で女装をしたり、フレディがバレエを披露したりとやりたい放題。

    中でもロジャー・テイラー34歳の女装(女子高生役・・・)は大好評

    だったそうです。個人的にはもっと薄メイクにしてほしかったな。

                               (加藤)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



スポンサーリンク


無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録

日刊タイトル英語まぐまぐ殿堂入り!

語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
 |    

『日刊タイトル英語』紹介に戻る




  



↑ ページトップへ