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日刊タイトル英語 第841号 ブレイクスルー

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 こんにちは! タイトル英語イストの加藤です♪

 『メリー・ポピンズ』特集が終わったからというのでは

 ないですが(でも実はそうだったりして)、

 ガラッと雰囲気を変えてくれる曲をタイトル英語に選びました。

 意味もポジティブです。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2016/06/05(日)第841号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
     モチベーションを上げていきましょう!
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【邦題】ブレイクスルー



【英題】Breakthru



【発音】
      ▼    ▽
    ぶRェいくθRゥー

    (▼を1番強く、▽を2番目に強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「Rェ」は、舌を上あごに付けずに、「ゥレ」)
    (「θ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「す」と「ふ」の間)
    (「Rゥ」は、舌を上あごに付けずに、「ぅル」)

  ★ 発音+例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/Breakthru#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [Break-]  [-thru]
     ↓     ↓
     壊す    ~を通り抜けて(「through」の略式表記)
     └──┬──┘
        ↓

  ⇒ 突破口、難関突破

    (※本来は「breakthrough」とつづる)



【作品】

    1989年/イギリス/音楽/ロック
    作詞・作曲・演奏:クイーン(Queen)
    13thアルバム『ザ・ミラクル(The Miracle)』からの2ndシングル曲
    全英チャート最高第7位!

  ★ PV動画を見る?
     └→ https://title-eigo.com/Database/Breakthru#WatchIt
        ※40秒目等で英題が発音されます。



【コラム】

  ⇒ 作曲者の名前をきちんとクレジットすることが多いのが

    クイーンの特徴ですが、この曲では作曲者が個人ではなく

    バンドとしてクレジットされています。

    メンバー4人それぞれが強烈な個性の曲を持ち寄るバンドだけに、

    バンドクレジットから作曲者を推測するのも楽しい♪



  ⇒ さて、前置きはここまで。

    以下、タイトル英語「breakthru」を、

    本来のスペリング「breakthrough」として解説していきます。


    「breakthrough」は軍隊用語で「敵陣突破」ですが、

    軍隊関係ではない文脈でも日常的に使われています。

    たいていは「突破口」、「難関突破」など訳され、

    「困難を切りひらき、飛躍するためのきっかけ」

    という意味合いを持ちます。


    例えば、

     ┌───────────────────────────┐
     │The international community is seeking        │
     │                           │
     │         for a breakthrough for the crisis. │
     │                           │
     │国際社会はその危機を解決するための突破口を探している。│
     └───────────────────────────┘

    など。


    一方のクイーンは「breakthrough」をより日常的な、

    愛についての突破口として使っています。


    ♪歌詞引用

     ┌───────────────────────────┐
     │If I could only reach you               │
     │If I could make you smile               │
     │If I could only reach you               │
     │That would really be a breakthru           │
     │                           │
     │もしも僕の手を君に届かせることができるなら      │
     │もしも僕が君を微笑ませられるのなら          │
     │僕の手を君に届かせることができるなら         │
     │それは僕にとっての躍進だろう    (加藤による試訳)│
     └───────────────────────────┘



  ⇒ ところで、「breakthrough」を分解して

    「break through」として用いることもできます。


    このときも「打ち勝つ」、「突破する」という動作

    を表わす言葉として使えます。


    例えば、

     ┌──────────────────────┐
     │Kato is trying to break through her limits. │
     │                      │
     │加藤は己の限界を乗り越えようとしている。  │
     └──────────────────────┘

    といった文を作れます

    (「加藤の限界」ってそもそも何?と聞きたいところですが)。


    「Breakthrough」をもじって「Breakthru」とした同曲、

    メロディーがとっても爽やかで

    まさに「突破口」といった感じですよね。

    難関突破したいときに大音量で聞きたい一曲です。



【ひとこと】

    『Breakthru』の作曲者クレジットはクイーンですが、

    実際に書いたのは

    ボーカルのフレディ・マーキュリー(前半アカペラ部分)、

    ドラムのロジャー・テイラー(アップテンポ部分)

    だそうです。

    それにしてもぶーさん(ギタリストのブライアン・メイ)細い。

    細長い。 ⇒ https://youtu.be/CEjU9KVABao?t=3m19s

                               (加藤)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



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語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
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