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さて、問題です!

「この文はウソである」

という文の内容は、ウソ? ホント?

衝撃の解答は、↓の本の「あとがき」に書いておきました♪

  『翻訳者はウソをつく!』
       └→ http://eigo.in/Hon

               (タイトル英語イスト福光潤)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2008/07/03(木)第704号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
    《おもろい“オキシモロン”特集~その5》
………………………………………………………………………


【邦題】トゥルーライズ



【英題】True Lies



【発音】
       ▼  ▼
    とぅRゥーラいず

    (▼を強く、平仮名は適当に読む)
    (「Rゥ」は、舌を上あごに付けずに、「ぅル」)

  ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/TrueLies#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/



【意味】

    [True]  [Lies]
     ↓    ↓
     本当の  嘘(1つじゃない)

  ⇒ ホントのウソ

  ⇒ ウソじゃないウソ



【作品】

    1994年/アメリカ/映画/アクション
    製作・監督・脚本:ジェームズ・キャメロン(James Cameron)
    出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)
       ジェイミー・リー・カーティス(Jamie Lee Curtis)
       トム・アーノルド(Tom Arnold)
       チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)
    アカデミー賞1部門ノミネート!
    ゴールデン・グローブ女優賞受賞!



【コラム】

  ⇒ いま手がけている翻訳で、

    「要因は~にある」→「The cause lies in~」

    というのが頻出していたので、

    ふとオキシモロンの映画タイトルを思い出しました。


    といっても、上記英文の「lies」は「横たわる」の「lie」。

    『True Lies』の方は、「ウソ」の「lie」で語源も違います。


    「a white lie」=「白いウソ」⇒「罪のないウソ」

    「a black lie」=「黒いウソ」⇒「悪意のあるウソ」


    などと、道徳の観点から語られることの多い「ウソ」ですけど、

    「true(本当の)」なんて言葉をつけられた日には、茫然自失!


    「本当についたウソ」と、“行動”が本当とも解釈できますが、

    「true」は“内容”がウソじゃなく真実の、という意味が基本。


    本日のツッコミ: ウソじゃないウソって、ホント? ウソ?



  ⇒ このヒネリ&ツッコミが、「オキシモロン」効果!


    英語で考えても、日本語で考えても、矛盾している表現。
                     ^^^^^^^^^^^^^^^^
    そして、むちゃくちゃツッコミ甲斐のある表現。
              ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    実は、それを狙って、

    わざと互いに矛盾する言葉を組み合わせている表現。
    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    日常それと気づかずに使ってしまっている矛盾表現。
    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

    などなど、このような表現を、

    「oxymoron(オキシモロン or オクシモロン)」
     ^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^
    と言います。


    『翻訳者はウソをつく!』の原爆投下ページに登場する、

    「No comment.」=「ノーコメント」というコメントも、

    実は、オキシモロン!

    「ノーコメント」と言うことで、

    すでにコメントをしたことになります(=コメントあり)。

    “行動”と“内容”の矛盾ですね。


    あと、修学旅行での消灯直後の会話:


    A:「もう寝た?」

    B:「うん」


    これなんかも、同様のオキシモロン(笑)



  ⇒ 最後に、『True Lies』の続編タイトルを考えてみました。


    『False Truths』(=正しくない真実)


    単に反対コトバにしてみただけですケド。。。



【ひとこと】

    これからガラガラ声で発音&例文の音声を録音します。

    お気に入りの三ツ矢サイダーキャンディをなめながら。

    なめすぎで、今度は、上アゴがヒリヒリしてますケド。


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪



          (え? 実はカゼかも、って?)



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語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
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