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はじめましてのみなさん、Welcomeです! ご愛読・ご愛聴のみなさん、Thanksです! 朝から苺ミルクのタイトル英語イスト福光です! 近所の旭屋書店でも人気爆発中の、英語“楽”習本↓ 『英語で名セリフ!―ドラマ、アニメの決めセリフ、英語にするとなんて言う?』 本書の素材は、日本人にとって馴染みのあるドラマやアニメの数々の名セリフ。 中には心の奥に刻まれ、日本人としてのアイデンティティを形成するものも…。 「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい」 「カ・イ・カ・ン」「僕は死にましぇーん」「お前はもう死んでいる」 これらのセリフの背景を知らずして英訳はできません。続きは → https://amzn.to/38At2hq
(レビュアー:英語イスト) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* 日刊タイトル英語 2006/09/25-27 第633号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* ♪アンアンアン とっても大好き 赤毛~のア~ン ……………………………………………………………………… 【邦題】赤毛のアン 【英題】Anne of Green Gables 【発音】 ▼ ▼ ▼ ェアーのvぐRィーんゲいぼーず (▼を強く、小文字・平仮名は適当に読む) (「v」は、上の前歯を下唇の内側に当てて、震わせながら「ヴ」) (「Rィ」は、舌を上あごに付けずに、「ゥリ」) ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!└→ https://title-eigo.com/Database/AnneOfGreenGables#Hatsuon
★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら! └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/ 【意味】 [Anne] [of] [Green] [Gables] ↓ ↓ ↓ ↓ アン ~の 緑の 切妻屋根 (女性名) ⇒ 《グリーン・ゲーブルス(緑の切妻屋根)》に住む、アン(の物語) 【作品】 1908年/カナダ/本/小説、文学 著者:L・M・モンゴメリー(L. M. Montgomery) 「L. M.」は、「Lucy Maud(ルーシー・モード)」の略で、 ▼ 姓の「Montgomery」の発音とアクセントは、「まんガむrぃ」。 日本語版翻訳:村岡花子(1954年)/掛川恭子(1999年) ★ 無料で、原書が全文読めます!(作者の顔写真もあり!) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ http://www.online-literature.com/lucy_montgomery/anne_green_gables/ ★ 『赤毛のアン』クイズ25問~スタディガイド「SparkNotes.com」 http://www.sparknotes.com/lit/anneofgreengables/quiz.html 【コラム】 ⇒ 「gable」は「切妻屋根」で、下記のような形状の屋根です。 ___ /\ \  ̄ ̄ ̄ アンが住むことになる家が、緑の切妻屋根が印象的なことから、 ご近所さんから、通称「Green Gables」と呼ばれていましたが、 「ガ行(G-)」の音が続くので、定着しやすいネーミングです。 ⇒ 「Gables」が「-s」付きなので、屋根が複数あるんでしょうか? 小説の舞台である、カナダのプリンスエドワード州のサイトで、 アンの家、「Green Gables」の写真をご覧ください。 → http://www.gov.pe.ca/photos/original/green_gables.jpg 確かに、緑の屋根2セット分が、ドッキングしていますね。 さらに、建築用語としては、「窓の上の装飾用切妻」や、 「切妻壁」も指しますが、これらも上記写真中に見られます。 緑の切妻が3種類あるので、「-s」付きなのかもしれません。 ⇒ ここでは、印象的な場面のキーワード「slate(石板)」に注目! 昔の生徒がノート代わりに使っていた、ミニ黒板みたいなもので、 いわゆるスレート(粘板岩)を、筆記用具として、加工したもの。 それでは、「slate」の場面を、引用しながら、見てみましょう! 原文は著作権が消滅しているので、上記サイトから引用しますが、 翻訳書の文章は著作権保護期間中のため、福光が適当に訳します。 §引用 1/5 Gilbert reached across the aisle, picked up the end of Anne's long red braid, held it out at arm's length and said in a piercing whisper: "Carrots! Carrots!" 授業中に、ギルバート(Gilbert)少年が、アンの赤毛を引っ張り、 「にんじん! にんじん!」と、からかいます。 しかも、「1本で~も、にんじん♪」という昔の歌とは違い、 「-s」付きの「Carrots!」だから、「にんじん」がいっぱい! 「にんじん特売! つかみ取り!」などと、言っているのか? 会って間もないクラスメートに、こんな風にからかわれたら、 すぐに反撃しないと、先々、いじめられる運命が待っています。 §引用 2/5 Then Anne looked at him with a vengeance! アンは、「キッ!」と見返しました(反撃モードに入った)。 「vengeance(復讐、仕返し)」の意味も入っていそうですが、 「with a vengeance」は、「激しく」ぐらいの意味で使います。 §引用 3/5 She did more than look. She sprang to her feet, her bright fancies fallen into cureless ruin. She flashed one indignant glance at Gilbert from eyes whose angry sparkle was swiftly quenched in equally angry tears. 難しいので、翻訳を放棄(笑)。 この段落は、最後の「angry tears」だけ分かれば、よしとしよう! §引用 4/5 "You mean, hateful boy!" she exclaimed passionately. "How dare you!" 「なんて、意地悪なの! 嫌いっ!」 + 「よくも、からかってくれたわね!」 「You mean」は、「~っていう意味?」という意味じゃなくて、 「mean」は「卑劣な、意地悪な」という意味です。 「How dare you!」は、映画などでも、よく出てきます。 「How dare you speak to me like that!」のことです。 (私に向かって、よくもそんな口の利き方をしてくれるわね!) §引用 5/5 And then--thwack! Anne had brought her slate down on Gilbert's head and cracked it--slate not head--clear across. バキッ! アンは、ギルバートの頭に、石板を振り下ろして、 バキッ! と、真っ二つに、かち割ってしまった! かち割ったと言っても、頭の方でなく、石板の方。 └→ 「--slate not head--」の部分 ⇒ 「slate」と言えばアン! というほど、この場面が好きですが、 ミーガン・フォローズ(Megan Follows)主演の映画にも、 日本アニメの『世界名作劇場』にも、最初の方に登場するはず。 レンタルで、復讐、いや復習してみてください。 ⇒ それにしても、昔の邦題のセンスは素晴らしいです。 邦題を『赤毛のアン』に決めたのは、村岡花子さんでしょうか? とにかく、言いやすい! 分かりやすい! 覚えやすい! の3拍子そろった、邦題ですね。 あと、おもしろいのは、原題が緑(Green)で、邦題が赤。 補色の関係で、コントラストがたまらないタイトル英語。 つい、タバスコの赤と緑を連想してしまって、 ヨダレたらたら…(笑)。 【ひとこと】 赤毛のアンの原題が、商標(トレードマーク)として、 登録されていたようですが、無効となりました。 http://news.braina.com/2006/0924/judge_20060924_001____.html めでたしめでたし! それにしても、「ハムレット」を商標登録した人は、どういう魂胆? 「ハムレット」というハム入りのオムレツでも売るつもりなのか?!本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪
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