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日刊タイトル英語 第620号 ジーニアス・ラヴ~永遠の愛

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日刊タイトル英語        2006/08/16(水)第620号
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       え? 天才は、会社が好きなの?
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【邦題】ジーニアス・ラヴ~永遠の愛


【英題】Genius Loves Company


【発音】
    ▼    ▼  ▼
    ジーにあすラvずカんぱにー

    (▼を強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「v」は、上の前歯を下唇の内側に当てて、震わせながら「ヴ」)

  ★ 福光の発音+ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ https://title-eigo.com/Database/GeniusLovesCompany#Hatsuon

  ★ ポッドキャスト版(音声ブログ)は、こちら!
     └→ http://www.voiceblog.jp/title-eigo/


【意味】

    [Genius] [Loves]   [Company]
     ↓    ↓      ↓
     天才   ~を愛する  仲間

  ⇒ 天才は、仲間を愛する

  ⇒ 天才は、仲間を大切にする

  ⇒ 天才は、大切な仲間をもっている


【作品】

    2004年/アメリカ/音楽/ソウル、ボーカル、デュエット
    By レイ・チャールズ(Ray Charles;1930年9月23日~2004年6月10日)
    2005年のグラミー賞で、8部門を受賞したアルバムのタイトル

  ★ 試聴:Ray Charles 『Genius Loves Company』(US盤)
    https://amzn.to/30SNvez


【コラム】

  ⇒ 過去に『天才バカボン(The Genius Bakabon)』をやりました。

    バカボンとレイ・チャールズとでは、天才の種類が違いますが、

    辞書的な意味においては同じなので、福光オリジナル辞書では、

    「genius」の項目に、仲良く並んでいます(笑)。

    レイは、特に「The Genius of Soul」と呼ばれます。

    「ソウル(ソウル音楽、魂)の天才」です。


  ⇒ 邦題の、ジーニアス・ラヴは、ちょっと意味不明。

    「天才・愛の歌」にしては、ラヴソングは少なめ。

    デュエット集であることを示す原題から離れすぎ。


    でも、「~永遠の愛」というサブタイトルの方は、

    一見ありふれていますが、弔意が表れていますね。


    ここから戻って考えてみると、邦題の「ラヴ」は、

    「ソウルの天才が、音楽に捧げた愛」となるのか。

    いずれにしても、かなり意訳された邦題ですので、

    英題と「compnay」の意味を、しっかりおさえておきましょう!


  ⇒ 「company」は、ふつう、「会社」という訳語で満足しますが、

    「人のグループ」→「仲間」が基本です。

    俳優やダンサーの「一座」から、「消防隊」や「会社」まで。


    アルバムジャケットを拡大して、じっくり見れば、
     └→ https://amzn.to/30SNvez

    「company」=「仲間」だということが、よく分かります。

    レイ・チャールズの顔の上に並んだ文字を、写してみますね。


      ray charles  duets with
      natalie cole  elton john  norah jones  b. b. king
      gladys knight  diana krall  johnny mathis
      michael mcdonald  van morrison  willie nelson
      bonnie raitt  james taylor  genius loves company


    1行目の意味は、

    「レイ・チャールズは、下記アーティストらとデュエットしています」

    デュエットしているミュージシャン名が、ズラリと並んで、

    最終行のおしりに、アルバム名がくっついています。

    上記【意味】欄に挙げた、3種類の訳を確認しておいてくださいね。


  ⇒ 会社名につける「Company」の略記は、「Co.」。

    ピリオドは省略記号なので、ここでは「mpany」→「.」です。


    あと、社名が「& Co.」で終わる場合の「Co.」は、

    他の共同経営者、出資者、雇用者などを指します。


    たとえば、ティファニー。

    1837年に、「Tiffany & Young」として、

    学友のヤング氏との共同経営でスタート。

    1853年、ティファニー氏が経営を任され、

    社名を、「Tiffany & Co.」に変更。


  ⇒ 要するに、英語の発想では、会社は仲間が集まるところ。

    もちろん、いちいちこの由来を気にせず使っていますが。

    日本語だって、「会」と「社」を辞書で引けば、

    同じような発想だと、気づくでしょう。


【ひとこと】

    お盆明けで、出勤がしんどいな~と感じている方、

    ご縁あって集まった仲間に会いに戻るんだ!

    I LOVE COMPANY!!!

    と叫びながら出社しましょう!(笑)


    本日のタイトル英語は、専用ページで詳しく復習できます♪

    ご自由に書き込んでね ☆ 投票コーナーもヨロシク!



【次号予告】(クイズ:「*」を埋めてみて!)

    カポーティの小説(1950年)、そして、

    オードリー・ヘプバーン主演の映画(1961年)、

    『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany'*)』

    のタイトル英語をお送りしますので、お楽しみに!



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