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日刊タイトル英語 第521号 霧笛

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日刊タイトル英語        2006/02/22(水)第521号
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       《ブラッドベリ特集~第3回》
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【邦題】霧笛


【英題】The Fog Horn


【発音】
       ▼     ▽
    £ぁFァっ(ぐ)ホーrん

    (▼を1番強く、▽を2番目に強く、小文字・平仮名は適当に読む)
    (「£ぁ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ざ」と「だ」の間)
    (「Fァ」は、上の前歯を下唇の内側に当てて、「ファ」)
    (「r」は舌を巻く)

  ★ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0602.html#521


【意味】

    [The]  [Fog] [Horn]
     ↓    ↓   ↓
     特定の  霧   警笛

  ⇒ 濃霧警笛

  ⇒ 霧笛


【作品】

    1953年/アメリカ/本/SF短編小説、叙情、恐竜
    著者:レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)
    『太陽の黄金の林檎(The Golden Apples of the Sun)』
    に、第1話目として収録

    映画化作品:『原子怪獣現わる(The Beast from 20,000 Fathoms)』
    1953年/アメリカ/映画/SF、怪獣
    監督・脚本:ユージン・ローリー(Eugene Lourie)
    特撮:レイ・ハリーハウゼン(Ray Harryhausen)
        └→ ブラッドベリの幼なじみ!

  ★ 今日のタイトル作品に関する情報は…
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0602.html#521

  ★ 試読:Ray Bradbury 『The Golden Apples of the Sun...』
    http://jf-world.com/item/0380730391/jfworld-22
     └→ 「なか見!検索」という表示のある画像をクリック!
         1話目なので、冒頭から6ページまでの試読は、
         すべてこの『The Fog Horn』です。


【知識】

  ⇒ まず、「fog」は「霧」。

    自動車の「フォグランプ」は、英語でも「fog lamp」です。


    ノルウェー語の「fogg」は、「湿地帯の長い草」だそうです。

    英国に渡ってくる途中で、「g」を1個落っことしたようです。(^^)


  ⇒ 「horn」は、牛やカタツムリや悪魔の頭にあるアレです。

    そう、「角(ツノ)」です。


    自動車の例でいえば、「クラクション(警笛)」が「horn」。


    「r」で舌を巻いたら→「ホルン」♪


  ⇒ 「fog horn」は、「foghorn」とも綴られ、「霧笛」のこと。

    この「霧笛」は、「むてき」または「きりぶえ」と読みます。

    霧が濃くなると、船に警告するために、灯台から鳴らします。


  ⇒ 上記URLにて、本作が6ページ分も立ち読みできますが、

    全体で9ページしかないんです、この短編!

    残りは、洋書店などでリアル立ち読み(笑)してください。

    この本は、『太陽の黄金の林檎』という短編集にプラスして、

    月曜紹介の『ウは宇宙船のウ』などから、他の短編も多く収録。

    英文法を超越して、ネイティブも不思議がる英語文体なので、

    ブラッドベリの短編は、心のインテリアにオススメです。


    §引用

      The Fog Horn blew.
      The Monster answered.


    「blew」は、「blow した」=「鳴った」。

    ちなみに、この2行は、英文法どおりです。


  ⇒ さて、この詩的な短編から、一変!

    『原子怪獣現わる』で、怪獣映画になっちゃいました!

    原作者ブラッドベリと、幼なじみのハリーハウゼンが、

    昔から合作したかった映画と言われますが、真偽は「?」。


    原作は、「原始」の「恐竜」で、幻想的な雰囲気を醸し、

    映画は、「原子」の「怪獣」で、商業的な可能性を提示。

    この映画がゴジラの元ネタと言われますが、真偽は「?」。


    ハリウッドのゴジラは、日本のゴジラのリメークではなく、

    この「原子怪獣」が元ネタと言われますが、真偽は「?」。


  ⇒ 福光が、10代でこの短編を読んだときに思い出したのは、

    父に連れられて観に行った『ドラえもん のび太の恐竜』!


    そして、今日ピックアップするきっかけにもなったのは、

    春休み公開『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』!

    記念すべき映画第1作目が、26年ぶりに新声優陣で復活!

    映画公式サイト⇒ (公開終了にともないURL削除)

             └→ スキマスイッチの主題歌が◎


【ひとこと】

    声のかすれは、だいぶマシになりましたが、

    発音例文は、かなりハスキーボイスです。

    次のドラえもん声優に立候補します!

    新TOEICのリスニングテストの問題が、

    アニメ声優の声だったら面白いですね(笑)。


【次号予告】(クイズ:「*」を埋めてみて!)

    《ブラッドベリ特集~第4回》

    『スは宇宙(スペース)のス(S Is *** Space)』

    のタイトル英語をお送りしますので、お楽しみに!



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★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
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