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日刊タイトル英語 第374号 ラヴ・トゥ・ラヴ・ユー <再>

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日刊タイトル英語        2005/09/28(水)第374号
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    特集 《Quantum Leap★The Experience》
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※本特集については、第371号と第372号の【ひとこと】参照


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 05    さぁ、バックナンバーにリープしよう!   05
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日刊タイトル英語        2005/02/11(金)第145号
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 《バレンタイン特集》  Song Title including "LOVE"
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  ★ 本日は、ゆうさんからのリクエストです!


【邦題】ラヴ・トゥ・ラヴ・ユー


【英題】Love to Love You


       V
【発音】(注:ア→強 あ→弱 …等幅フォントでご覧くださいね)

    V  V
  ⇒ ラvたラVゅ

    (「v」は上の前歯を下唇の内側に当てて、ふるわせながら「ぶ」)
    (「Vゅ」は上の前歯を下唇の内側に当てて、「ヴゅ」!)


  ⇒ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
    
    → http://eigo.jf-world.com/links_0502.html#145



【意味】[Love]    [to Love]    [You]
     ↓      ↓        ↓
     が大好きだ  愛することが   あなたを


  ⇒ 心から喜んで、あなたを愛します



【作品】

  ⇒ 1995年/ザ・コアーズ(The Corrs)
    デビューアルバム『遙かなる想い』("Forgiven, Not Forgotten")
    プロデュース:デヴィッド・フォスター(David Foster)


  ⇒ 直リンク→ http://jf-world.com/item/B000005J7X/jfworld-22

    その他、作品関連情報は、下記ページをご覧ください!

    → http://eigo.jf-world.com/links_0502.html#145



【知識】

  ⇒ The Corrs は、アイルランドの美人3人姉妹+長男のグループです!
    当時のポップチャートで、こんなにバイオリンがからんでくる曲は、
    珍しかったので、このフレッシュな音楽に驚いた記憶があります!

    女子十二楽坊の登場で、中国の弦楽器が身近になったのと同じ感じ!
    って、ちょっとたとえが違うか!


  ⇒ では、タイトルを含むラインを見てみましょう!


    ♪歌詞引用

     I would love to love you like you do me
     I'd love to love you like you do me
     There's a pillar in my way you see
     I'd love to love you like you do me
     
     あなたが私を愛してくれているのと同じくらい
     私もあなたを愛してあげたいのは、やまやまだけど
     ほら、あの《柱》が、私の行く手を遮っているの
     ホントは、あなたを愛したいんだけど      (飛訳:福光)


    タイトル・ラインは、早口言葉のようです!
    タイトルの前後にくっついている表現を見てみましょう。


  ⇒ まず、前にくっついている「I would...」です。

    「I would love to」=「I'd love to」は、丁寧な場面で、
    「喜んで、ぜひ、~したいのですが」というときに使います。

    単に「I love to」よりも丁寧です。
    でも、なぜ「would」が入ると、丁寧な表現なんでしょうか?

    「もし自分がそうできるのであれば、とても喜んでします」
    という仮定の条件を、「would」に含ませているからなんです。

    ここでも「would」があるので、現に「love」できないが、
    願わくば「love」したいです、と、別の現実を切望しています。


  ⇒ 次に、後ろにくっついている「...like you do me」です。

    「like...」=「in the same manner as...」で、「~のように」。

    「do」は、ここでは「love」のことで、繰り返しを省く表現です。

    ここには「would」みたいな変化球はありませんので、
    「あなたが私を愛するように」と、現に「love」されています。


  ⇒ まとめます。

    今現在、あなたは私を「love」してくれています。

           ↓ ↓ ↓

    でも、私の「love」は、あなたの「love」ほどじゃありません。

           ↓ ↓ ↓

    もし、あなたと同じぐらいのレベルで、あなたを「love」できるなら、
    そうしたいんですが、ある理由のせいであなたを「love」できません。


  ⇒ その理由とは、私の行く手を阻む《柱(pillar)》です。
    聖書に「pillar of cloud(雲の柱)」という表現があるそうですが、
    よく分からないので、勝手な解釈をすると「偽りを嫌がる心」では?

    あなたほど真剣に、私はあなたを愛していないかも。
    と、気づいたときには、あちこちデートした想い出も重なっていて、
    情も移ってしまっているので、まぁいいや、このまま付き合おう!
    となるもんですが、でも、やっぱり気になるものです!

    「love」の度合いがアンバランスなことに、目をつぶりたくない、
    という自分の奥深い気持ちが、《柱(pillar)》ではないでしょうか?


  ⇒ また、今日も、自分の解釈で突っ走ってしまいましたが、
    この曲が好きな方は、どう思われるでしょうか?

    別れるしかないのか? という歌詞が、かたくなに展開されますが、
    この曲の最後で、歌い手の心の葛藤が、このように表現されます!


    ♪歌詞引用

     Break those pillars down
     Break those pillars down
     Take those pillars down, down, down
     Oh, take those pillars down
     Love to love you like you do me


    「would」が姿を消しています!
    希望へと、歩みを進めているようですね!
    めでたし、めでたし!



【ひとこと】

    《バレンタイン特集》5日目の本日のタイトルは、
    ゆうさんより、リクエストをいただきました!

    ゆうさんのコメント:

   > コアーズの曲はどれもメロディーがきれいなので大好きです。
   > この曲は、I would love to love you like you do me. という、
   > 複雑で一瞬??と思ってしまう歌詞も気に入っています。
   > 内容は「ラブラブです!」というものではありませんが、
   > 「これからそうなれたら」という複雑な女心を複雑な歌詞に
   > 込めているのかな。
   > バレンタインとはいえ、こんな1曲も良いですよね☆

    そうですね、女心は複雑です!
    英語学習の何百倍も複雑です!(笑)


    別の「love」入りタイトルについても、コメントいただきました:

   > コアーズを聴くきっかけになったのは
   > 同じくタイトルにlove入りの"I Never Loved You Anyway"です。
   > これは、他の女の子のところに行ってしまったカレに対し
   > 「どうせあなたのことなんて愛してなかったし!」という内容ですが、
   > メロディーは明るくて聴いてると元気になっちゃいます。
   > 私は普段ほとんど歌詞は気にしないので、
   > メロディーが気に入れば失恋の歌でも楽しく聴きます♪

    楽しい曲なのに、歌詞がマイナスなのって、たまにありますよね。
    本日の曲もそうですが、マイナス符号をプラスに置き換えるだけ。
    たったそれだけで、前向きな勇気を与えてくれる種類の音楽です。


    ゆうさん、どうもリクエストありがとうございました!


    リクエストの回は、いつもにも増して、長文になりがちです!
    読者のみなさん、ご了承ください!

    I would love to make it short.
    But your request makes me so glad I can't!


【リープ後のひとこと】

    ながっ!

    女子十二楽坊はさておき、聖書にまで言及するとは!


    その後、ゆうさんはキャリアアップ転職を果たされ、

    人生が素敵に進展しているとの報告を頂戴しました!


【次号予告】

    明日は、真夏の6月(?!)へ、リープ!



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★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

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