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日刊タイトル英語 第260号 エネミー・オブ・アメリカ

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日刊タイトル英語        2005/06/06(月)第260号
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こんにちは、福光です!

「クール・ビズ」の目的は、温暖化のストップなんですね。

なら、ガンガンに冷えた寝室で羽毛布団にくるまって寝る、

という夏のお楽しみも、是正の余地があると判断されねば!

今年の夏は、タオルケットとウチワで「クール・ベッド」!


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日刊タイトル英語        2005/06/06(月)第260号
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【邦題】エネミー・オブ・アメリカ


【英題】Enemy of the State

    V        V   (←V強く)
【発音】エぬみーあっ£ぁすテいとぅ

    (「£ぁ」は、舌が上の歯の裏1mm上空で、「ざ」と「だ」の間)

  ★ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0506.html#260


【意味】[Enemy] [of]  [the State]
     ↓    ↓   ↓
     敵    ~の  国家

  ⇒ 国家の敵


【作品】1998年/アメリカ映画
    監督:トニー・スコット(Tony Scott)
    出演:ジーン・ハックマン(Gene Hackman)
       ウィル・スミス(Will Smith)

  ★ 今日のタイトル作品に関する情報は…
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0506.html#260


【知識】

  ⇒ 「enemy」は、「敵」です。

      the last enemy 最後の敵

      the greatest enemy 最大の敵

    この2つの敵は、聖書で、何を意味するでしょうか?
                └→ 答は【ひとこと】にて


  ⇒ 「the enemy of」または「an enemy to」で、「~の敵」。


    例:"COOL BIZ" must be the enemy of tie makers!

      「クール・ビズ」は、ネクタイ製造業者の敵となるに違いない!


  ⇒ 「state」は、普通、「状態」という意味ですが、

    主権を持つ「国家」や「州」のことも意味します。

    アメリカ合衆国は、主権を持つ「州政府」の集まりなので、

    「the United States of America」、略して「the States」。
             ^                ^
    でも、タイトルは、「the State」と、「-s」がありません。


    「the State Department (米国務省)」の「State」は、

    「国家」のことであって、「州」ではありません。

    「the State Department」は、「the State」とも言います。

    が、主人公の敵、「NSA(National Security Agency)」は、

    国防省の諜報機関なので、「the State」は「国務省」でもない。


    ということで、不思議な邦題『エネミー・オブ・アメリカ』は、
                          ^^^^^^^^
    「the State」=「国家」=「アメリカ合衆国」というわけで、

    「the State」の部分を、「アメリカ」と言い換えたのでしょう。


  ⇒ 「state」の意味を迷う、他の例として、本誌第131号(1/28)の、

    『ニューヨークの想い(New York State of Mind)』があります。

    「ニューヨーク状態の心⇒ニューヨークへの想いがあふれている」

    という意味ですが、「心のニューヨーク州」と勘違いしそうです。

    ビリー・ジョエルが、それをネラって書いたのかもしれませんが。


【ひとこと】

    「the last enemy」と「the greatest enemy」は、

    両方とも、「death(死)」を意味していますよ。


    ところで、『エネミー・オブ・アメリカ』中のフレーズを、

    1週間かけて解説していたメルマガがあるので紹介します!


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    「Get outta town!」と言われても、

    町から出て行く必要はありません!

     ⇒ 2005/05/11号 Vol.142 参照。


【次号予告】(「*」を埋めてみて!)

    パーフェクトなロックンロールといえば、コレ!

    Bill Haley & His Comets の『Rock ****** the Clock』!

    50年たっても、これを超えるロック曲は登場していません!



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発行周期 毎週日曜夕方
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