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日刊タイトル英語 第178号 七人の侍

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日刊タイトル英語        2005/03/16(水)第178号
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こんにちは、福光です!

本日は、世界でいちばん有名な邦画です!


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日刊タイトル英語        2005/03/16(水)第178号
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【邦題】七人の侍


【英題】Seven Samurai

    V   V  v  (←V強く、v弱く)
【発音】セvんセァむRァい

  ★ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0503.html#178


【意味】[Seven]   [Samurai]
     ↓      ↓
     7人の    武士、サムライ

  ⇒ 7人のサムライ


【作品】1954年/日本映画/監督:黒澤明(Akira Kurosawa)

  ★ 今日のタイトル作品に関する情報は…
     └→ http://eigo.jf-world.com/links_0503.html#178


【知識】

  ⇒ 本日は、「samurai」に「-s」が付かないことに注目!


  ⇒ 次のような外来語のルールがありますが、半分ウソです(笑)。

    (1)完全な外来語には、「-s」が付かない
    (2)英語に浸透した外来語には、「-s」が付く

    「外来語」とは、「kimono」や「sushi」など。


  ⇒ 「-s」のルールは、数えられるモノが1つじゃないときに付ける。

    外来語が指すモノを理解していなければ、数えられないし(1)、
    日本ツウになれば、思いっきり数えられます(2)。

    実際、「two kimono」と「two kimonos」の両方が使われます。
    「着物」のどこからどこまでが1着なのか、帯も入れるのか、
    などと迷っている間は、「-s」を付ける勇気が出ないのでは?

    「sushi」は、「two pieces of sushi」という数え方が定着。
    巻き寿司の丸カブリという文化は、海外進出していないようで、
    「two rolls of sushi」という表現は、まだまだ少ないようです。
    いずれにしても、「sushis」という表現は、認められません。


  ⇒ ところが、いくら英語に浸透したからといっても、
    まだ「-s」を付けるかどうか、迷っている単語もあります。

    「two samurai」と「two samurais」です。

    集合をあらわす単語の場合、数が前にきても「-s」を付けません。
    『Two People』(映画『ナッツ(Nuts)』の主題歌)のように、
    「people」は「人の集まり」なので、「-s」を含んだ意味です。

    この点で、「two samurai」が正解なんでしょうが、
    「野武士」と「浪人」を区別して考えられる方や、
    憧れの「侍アイドル」がいるサムライ・ファンの方は、
    どうしても、「samurais」と数えたくなるのでしょう。


【ひとこと】

    日本語出身の英単語は、扱いが難しいですが、
    日本人が使うのなら、堂々と英文法を無視して、OKだと思います。
    英語は心のひろい言語なので。



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★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
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